お医者さんがいなくなる!

旧皆瀬村当時、皆瀬村唯一の病院が無くなったため、
村で皆瀬診療所を作り、地域外からお医者さんに来てもらいました。

確か、今のお医者さんが2代目だったと思うのですが、
今のお医者さんは、25年間も皆瀬で働いてくれました。
お医者さんの節目の度に慰留し、今回、退職の申出が有った際も遺留したようですが、
退職の意思が固く、延長雇用を断念したようです。

お医者さんは67歳、体力の限界が退職の理由だったようです。

問題は、次に来てくれるお医者さんが居るかどうかです。
お医者さんが見つからない場合は、休業せざるを得ません。

診療所は、自宅から車で5分ぐらいなので、
ちょっとした風邪や怪我などは、診療所にお世話になっていました。

診療所が無くなると、一番近い病院までは車で20分ぐらいです。
車を持っている方は、それほど大きな影響は有りませんが、
車を持っていない高齢者などは大変です。

我が家からは車で20分ぐらいですが、皆瀬の一番遠い方は、一番近い病院まで30kmぐらいあり、バスで40分ぐらい掛かります。バス運賃は片道700円ぐらい。

バスが通っていない路線も沢山あります。

診療所は訪問診療にも対応していたので、在宅医療をすることも可能でした。地域からお医者さんが居なくなると、皆瀬の山奥まで訪問診療に来てくれるお医者さんは居ないでしょう。居たとしても、お医者さんの交通費は高いでしょうね~。移動時間で往復2時間、診察10分。さて、幾ら掛かるやら。現在は、交通費数百円程度だったと思います。

診療所の近くに保育所、小学校、中学校、老人ホームが有りますが、これらも、近くの病院が無くなると拠り所を失うことになってしまいます。

さて、困ったものですね~。

地方創生も良いですが、安心して住める地域づくりの一つとして、地域医療を守る事にも目を向けて欲しいと思います。

皆瀬で働いてくれるお医者さん大募集中です。
詳しくは、湯沢市役所まで。