山の農場だより

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今日は天気が良かったので、乾燥させた薪を家に運びました。

薪は、自分で木を切り、山から運び、薪を作り、乾燥させるために積んで置いたものです。

軽トラ山盛り7台分の薪がありました。丁度、我が家で一冬焚く分です。

家の横の小屋に積むので、一家総出で1日掛かりでした。

薪を家に運び入れると、冬が来ても大丈夫と言う安心感があります。



薪にする木は、集落の山から無料で切り出す事が出来ますが、相応の機械が必要ですし、かなりの労力を必要とします。機械や道具を揃えたり、労力を考えると石油ストーブよりコストが掛かるかも知れませんが、薪の暖かさは格別です。

我が家と嫁さんのご両親で、息子の1歳の誕生日を祝いました。
一升餅を背負わせたら大泣き!
自力で立つ事は出来ませんでしたが、椅子につかまり立ちさせたら、泣きながらも立っていました。よし!一生食べ物に困らないぞ。

ずっと雨続き。ようやく晴れてくれました。
今は、田んぼの整備中です。

雨続きだったので、晴れても泥だらけ。
さっぱり作業が捗りませんが、少しずつコツコツ続けています。

整備を始めて2週間ぐらいになります。
あと2~3日で、予定していた程度の形に出来そうです。
細かいところは、春、田んぼが乾いた時にしたいと思っています。



今日は久々の好天でしたので、お昼に息子と日向ぼっこ。

3日ほど前、私が床屋さんをした「きかん坊ヘアー」です。
寒くなるので、前髪と耳の所をちょっと切っただけにしました。

じっとしていないので、髪切りは難しいですね。
今回は泣きませんでしたが、3分ぐらいがタイムリミットでした。

旧皆瀬村当時、皆瀬村唯一の病院が無くなったため、
村で皆瀬診療所を作り、地域外からお医者さんに来てもらいました。

確か、今のお医者さんが2代目だったと思うのですが、
今のお医者さんは、25年間も皆瀬で働いてくれました。
お医者さんの節目の度に慰留し、今回、退職の申出が有った際も遺留したようですが、
退職の意思が固く、延長雇用を断念したようです。

お医者さんは67歳、体力の限界が退職の理由だったようです。

問題は、次に来てくれるお医者さんが居るかどうかです。
お医者さんが見つからない場合は、休業せざるを得ません。

診療所は、自宅から車で5分ぐらいなので、
ちょっとした風邪や怪我などは、診療所にお世話になっていました。

診療所が無くなると、一番近い病院までは車で20分ぐらいです。
車を持っている方は、それほど大きな影響は有りませんが、
車を持っていない高齢者などは大変です。

我が家からは車で20分ぐらいですが、皆瀬の一番遠い方は、一番近い病院まで30kmぐらいあり、バスで40分ぐらい掛かります。バス運賃は片道700円ぐらい。

バスが通っていない路線も沢山あります。

診療所は訪問診療にも対応していたので、在宅医療をすることも可能でした。地域からお医者さんが居なくなると、皆瀬の山奥まで訪問診療に来てくれるお医者さんは居ないでしょう。居たとしても、お医者さんの交通費は高いでしょうね~。移動時間で往復2時間、診察10分。さて、幾ら掛かるやら。現在は、交通費数百円程度だったと思います。

診療所の近くに保育所、小学校、中学校、老人ホームが有りますが、これらも、近くの病院が無くなると拠り所を失うことになってしまいます。

さて、困ったものですね~。

地方創生も良いですが、安心して住める地域づくりの一つとして、地域医療を守る事にも目を向けて欲しいと思います。

皆瀬で働いてくれるお医者さん大募集中です。
詳しくは、湯沢市役所まで。

こちらは、紅葉真っ盛り。
ブルーベリー畑も、見事に真っ赤っかです。

枝の先の「つぼみ」は、来年の花芽です。
このつぼみが取れてしまうと来年花が咲かず、実も付きません。

これから、雪で枝が折れないよう一本一本冬囲いをします。



昨日で、ようやく稲刈り関係の仕事が終了しました。
あれこれ機械関係を片付け、冬支度に取りかかります。

その前に、好天が続いているので、田んぼの整備を開始しました。

小さな棚田は仕事の効率が良くないので、自力で整備出来るところは、少しずつ自力で整備しています。今年は、4枚の小さな田んぼを2枚に整備する計画です。小さなバックホーと運搬車を使っての作業です。雨が降ったら機械が田んぼに入られず強制終了となってしまうので、のんびり作業をしている余裕はありません。好天が続く事を祈るばかりです。10月末までに有る程度形にするのが目標です。

もう少しで稲刈り終了ですが、今日は雨で中休みです。
稲刈り後半、かなり疲れが溜まって来ます。
一気に片付けてしまいたいところですが、ちょっと一息です。

稲刈りに息子も参戦。
真剣な表情で稲刈りに挑んでいました。

もうすぐ一歳。成長は早いものですね~。

新米出来ました。
ご賞味いただければ幸いです。

発送開始予定は次の通りです。

自然栽培ササニシキ  発送開始しました。

無農薬栽培あきたこまち 9月30日から発送開始します。

発芽玄米 10月5日頃から発送を開始します。



好天に恵まれ良い稲刈りとなりました。
息子も稲刈りのお手伝いです。

今年のお米も美味しそうだろ~。

稲が稔って来ました。
9月末から稲刈りスタートです。

写真は、自然栽培のササニシキです。
肥料を使用しないので、土の状態が稲にストレートに出ます。
場所によって良し悪しが有りますが、全体的には良く稔ってくれています。
田んぼと稲に感謝、感謝で有ります。



今は、田んぼのヒエ取りをしています。
ヒエ取りをしている事をご年配の方に話をしたら、「優雅な仕事だな。」と言われました。

ヒエ取りは、出来れば遣りたくない仕事です。
意外な返答に戸惑いました。

後日、ヒエ取りをしながら、なるほど、考え方によっては優雅な仕事です。

気温的に身体に負担の少ない時期の仕事ですし、
金色に染まった田んぼの中で稲を見ながら仕事が出来ます。

でも、ヒエが少ない場合は優雅ですが、多いとうんざりするだけです。
沢山のヒエを抱えて腰をかがめて草を取り、それを田んぼの外に運びます。
優雅なヒエ取りが出来るように、夏場の除草を頑張らねば。

大変な仕事をしても、息子の笑顔を見るとリセットされます。
子供の笑顔は凄いですね~。

稲は、元気に育ってくれています。
稲穂が垂れて来ました。



今年の夏は、ブルーベリーが不作でしたので、時間に余裕が有りました。
この余裕時間で、長年の課題だった我が家の杉林に林道を作りました。
夏休みの工作です。



息子も元気に育ってくれています。
食欲旺盛で、びっくりするぐらいバクバク食べてくれます。



稲穂が出ました。
写真は、あきたこまちです。
ササニシキは、あきたこまちより晩生なので、少し出てきたぐらいです。



どちらの品種も種を蒔いたのは同じ日ですが、品種の特性で稲穂が出る時期、収穫時期が違って来ます。

きちんと受粉するには天気が良くなければなりません。
とても良い天気が続いているので、受粉についての心配は無さそうです。

余りにも暑く、雨が降らないため、湧水が涸れて水を入れる事が出来ない田んぼが有ります。稲穂が出る時期、稲は沢山の水を欲しがります。稲が枯れる事は無いと思いますが、秋の出来にどれだけ影響してくるか心配です。一雨欲しいな~。

今年は、ブルーベリーが収穫出来ないため、息子と山に行って来ました。



もう少しで乳頭山山頂です。
霧が濃くて視界不良が残念。
天気が良ければ、田沢湖、秋田駒ケ岳、岩手山が楽しめます。

以前登った時、もっと快適に登れたので、息子を連れて行っても大丈夫だろうと思って行きましたが、思いのほか登山道の管理がされていなくて、かなり大変でした。

息子にとっては、迷惑な話かも知れませんが、歩きやすい山に、また行きたいと思います。
猛暑日が続いています。
暑すぎて、日中は外での仕事は仕事になりません。

今日は無理して仕事をしましたが、さっぱり仕事にならず疲れるだけ。
ようやく涼しくなってきた4時頃には、気力体力無くなってしまいました。
結局、午後からは大した仕事もせず、ぶらぶら田んぼを観察して終わってしまいました。

こんな暑い日は、昼過ぎはゆっくり休み、涼しくなってくる3時過ぎから仕事をした方が捗りそうです。

まだまだ暑い日が続きそうです。
さっぱり雨が降らないので、一雨欲しいな~。
大地が、カラッカラに乾いています。
田んぼで、3日ぐらい前からトンボの羽化が始まりました。
今年も、沢山のトンボが田んぼから飛び立って行きます。

天候に恵まれ、稲の生育が良いです。有難いことです。
雑草の勢いも凄いです。困ったことです。

写真左手が、ヤゴからトンボが出て来ているところです。
頭から出て逆立ちしながら脱皮し、いずれは、写真右手のトンボのように成ります。

右手のトンボは早起きトンボ。左手のトンボが寝坊助トンボです。
朝6時頃の写真ですが、この時間帯だと左手のトンボ程度になっているのが多いです。



今年は、天気が良く乾燥しているためか、トンボが羽化する場所が水面に近い低い場所で行っています。水中から水上への生息場所を変えるのには、相当の負荷が掛かると思います。雨の日は、羽化に失敗するトンボが多いのですが、晴れた日より、雨の日の方が羽化するトンボが多いです。出来るだけ成功率高く、多くのトンボが元気に飛び立ってくれたらと思っています。

他の農家さんは田んぼを干す中干しを始めました。私は、トンボの羽化終了を待って中干しを行います。それまでは、可能な限り田んぼの草取りをします。


我が家の坊主は、朝、昼、夕の3回、じいちゃんに散歩に連れてってもらうのが日課です。大体は、気持ち良さそうに寝て帰ってくるのですが、今回は笑って帰って来ました。

朝から晩まで、毎日草取りの日々です。
そして、時々ブルーベリー畑のマイマイガ駆除。
マイマイガは、取っても、取っても減らず、全く効果が有りません。
田んぼの草取りは、成果が見える分、少し気が楽です。

好天に恵まれ、稲は順調に育ってくれています。
春先の天候の影響か、いつもと草の生え方が違い、思いっきり草だらけにしてしまった田んぼが有ります。草が大きくなってしまうと除草が大変で、さっぱり仕事が進みません。その田んぼだけに手間を掛けているわけにもいかないので、草取りを断念しようかとも思いましたが、草の中で稲が元気に育っていたので、他の田んぼをやりながら、コツコツ少しずつやれるだけやってみる事にしました。

自然栽培ササニシキの朝の田んぼの様子。いつもより素晴らしい生育です。



息子がつかまり立ち出来るようになりました。そのあと、ハイハイが出来るようになりました。今は、つかまり立ちして、歩こうとしています。立たせようとしなくても、一生懸命立つ練習をしていました。立って歩こうとするのは人間の本能なんだな~と感心しました。

今年のブルーベリーは、絶望的です。

ブルーベリー狩り園は、今年お休みです。

ブルーベリーのご予約も、お受け出来ない状況です。

今朝の新聞にもマイマイガ大発生の記事が載っていましたが、マイマイガに花を食べられ、葉を食べられ、今は、小さな実を食べています。農薬を使用しませんので、必死に一匹、一匹捕獲していますが、どんどん外から入ってくるので追いつきません。

奇跡的に被害が少ないブルーベリーの樹は、こんな感じです。



マイマイガに全て食べつくされた樹は、こんな感じです。



現時点で、通常の収穫量の1割有るか無いか程度です。でも、被害は現在進行形のため、どの程度収穫出来るか分かりません。マイマイガが絶望的に多く、どこまで被害を止められるか見通せない状況です。



ブルーベリーは、無農薬栽培が可能な果樹だと思っていました。事実、これまで無農薬でも何とか栽培出来ましたが、無農薬では難しい果樹の部類なってしまったように思います。ん~、どうしたものか。
無事、田植えが終わりました。まずは、一息です。
でも、もう除草作業を開始しました。

私の田植えは、早朝から代かきをし、代かきをした田んぼに田植えをします。
今年は、計画どおり5日間で作業終了となりました。

植えられた稲の様子です。通常の稲は、青々としていますが、私の稲は色が薄く、何とも頼り無い感じです。これから、ますます通常の稲の生育と差が付いてきます。肥料を使用していない稲は、全く伸びません。我慢、我慢で、せっせと雑草対策をします。



じいちゃんが、孫のために「秋田ふき」を貰って来ました。
早速、息子と記念写真。
秋田ふきも、今年はマイマイガに食べられて穴だらけ。破れ傘です。
今日は、何と気温が30℃。暑い、暑い。日傘代わりです。

今年は、天気が良すぎて作物の生育が進み、仕事が追いつきませんでしたが、ようやく目途が立ちました。目途が立ったというか、目途を立てることにした感じです。遅れていたアロニアとカシスの剪定をするため畑に行きました。アロニア畑の様子。



カシスは、花が咲いていました。写真の真ん中あたりに毛虫が見えます。この毛虫が「マイマイガ」の幼虫です。


昨年大発生し、葉や花、果実が食べられ、カシス、アロニアは、殆ど収穫する事が出来ませんでした。殺虫剤など農薬を使用しませんので、ゴム手袋をはめて、一匹、一匹補殺します。ブルーベリーを救うのに精一杯で、カシス、アロニアにまで手が回りませんでした。ブルーベリー1株に100匹以上も付いていたのです。今は小さいのですが、いずれ、小指の太さぐらいにまで大きくなり、食べる量が一気に増えて葉も花も実も全て食べつくしてしまいます。

毛虫が今年も沢山付いていたので、あえて剪定をせず、様子を見る事にしました。今年も、ブルーベリー対策で精一杯で、カシス、アロニアに手が回らないと思うので、葉や果実を多く残して置く事にしたのです。さて、どうなる事か。

自然栽培をすると、害虫がいなくなると誤解している消費者の方がいます。昨年は、自然の山でさえ、丸坊主にされるぐらい「マイマイガ」の被害が有りました。自然の大きな流れの中で、畑の環境を整えるだけでは対応出来ない状況も多々あります。そこを人が調整しなければ、何も収穫物を得られなくなります。

結局、畑の仕事をせず、下の沢に行って「わさび」と「わらび」を採り、「いたどり」を食べ、帰りました。この時期、ちょっと山に入るだけで食べ物が沢山あります。山は豊かだな~と思える時期です。

息子が、ばあちゃんのゼンマイ揉みを手伝って?いました。
ゼンマイは、良く揉みながら乾燥させることで美味しくなります。
上手に揉めたかな?

連日の好天、しかも暑い。
今日は、30℃くらいまで気温が上がりました。

この好天で、稲やブルーベリーなどの生育がどんどん進んでいます。生育が早すぎて、作業が追いつきません。ブルーベリーの剪定は終わりましたが、それ以外の果実の剪定が終わっていません。タラノメも芽が出て来てしまったので、タラノメの剪定も追加されてしまいました。

この先、まだまだ暑い日が続きそうですが、とりあえず、天気が良いうちに田んぼの準備を終わらせてしまいたいので、田んぼの準備を優先してやる事にしました。昨日から畦塗を開始し、明日の午後からは1回目の耕起作業を行う予定です。天気の都合にもよりますが、2~3回、田んぼを耕す予定です。数回耕す目的は、稲わらや、土の中の有機物の分解を促進するためです。また、土の乾燥を促すことで、「乾土効果」(かんどこうか)が期待出来ます。乾燥土効果とは、簡単に言うと、土を乾燥させることで土に含まれる肥料分が使える形になると言う事です。

肥料を使用しない稲づくりをするため、稲が育ちやすい土の条件を整えるのが、私の仕事です。

春の作業が集中してしまって、バタバタと走り回っている今日この頃です。



息子が6カ月となり、離乳食を始めています。
妻にまかせっきりなので良く分かりませんが、おかゆを少しずつ食べさせているようです。

最初から抵抗なく食べ始め、もっともっととせがむ姿がかわいいです。
食欲旺盛なのは嬉しい事ですね。

写真を撮ろうとしても、常に動くので上手に撮ってあげる事が出来ません。
近距離は難しいな~。



今は、ブルーベリーの剪定中です。
ハスカップ、カシス、アロニアの剪定と続きます。
4月中には終わりたいところ。
21日に稲の種の蒔くので、その準備も進めています。

稲の育苗ハウスの除雪作業をしています。

バックホーで除雪したり、水を流したりして、ハウスの除雪はほぼ完了しました。
昨年は、今年の倍以上の雪が有って大変な思いをしただけに、今年は、気持ち的にも余裕です。雪の量が半分になると、1/3ぐらいの労力で済みます。

雪が少ないとは言っても豪雪地帯。
雪に押されて、ハウスが曲がってしまいました。何とか修復したいと思います。
昨年も曲がったので、曲がり癖が付いてしまったようです。




ハウスの次は、ハウスに行くまでの道を除雪します。
この道を軽トラが走られるようになるには、あと2週間ぐらい掛かると思います。
雪国は、農作業を始めるまでの準備が大変です。



昨日は、種モミの準備をしました。籾の先端には、毛が付いています。これは芒(のぎ)と呼ばれています。毛などが付いていると、良い種もみを選ぶ選別や、種蒔き作業の邪魔になります。まずは、籾の毛を取り除く作業を行います。これを脱芒(だつぼう)と言います。近日中に、塩水につけて良い種もみを選ぶ塩水選(えんすいせん)をします。
息子がじいちゃんと散歩していました。
じいちゃんは、孫がかわいくて離しません。



もう5カ月。
寄りかかりながらだったら、一人で立っている事が出来るようになっていました。
一人立ちだ~と感動してしまいました。
風邪をひかず、元気に育ってくれて感謝、感謝です。





タラノメの収穫が始まりました。

タラノメの生産は、1年がかりです。
タラノキを育てる所から始まります。
タラノメを出させるのは、それほど難しいものではありません。

問題は、良いタラノキを育てる事。
良いタラノキからは、自然に良い芽が出てくれます。

しかし、生育不良や高齢化したタラノキからは、どう頑張っても良い芽は出ません。

若いタラノキからは、元気な芽が出てくれます。

ちょっと早い春の味覚も味わっていただけたら幸いです。