山の農場だより

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桜が咲き、ようやく春らしくなって来ました。
山桜と新緑の淡い緑、そして残雪の白と、淡い春らしい景色が、心地よく感じます。

今年は、天気が続かず、田んぼが乾いてくれません。
急激に暑くなって、ようやく田んぼが乾くかなと思えば、雨がザーッと降ってリセットされてしまいます。タイミングを見計らって、良い条件化で田んぼを耕したいと思っています。

濡れていようが、乾いていようが、耕すのは一緒なのですが、耕すときの土の条件によって、土の物理性が大きく変わり、稲の生育に影響してしまいます。稲が元気に育てる環境を整えるのが、私の仕事です。

今日は、良い天気。あと、3日ぐらい続いてくれればと思うのですが、明後日には、また、雨の予報です。

せっかくのゴールデンウイークなのに、雨が降り、寒い日が続いています。
こちらは、一番最初に咲く山桜が、良い天気待ちの状態で、中々咲けません。

今日は、特に寒いな~と思ったら、山に雪が降っていました。
稲の育苗ハウスの後ろの山が、薄っすら雪化粧をしています。



それでも、ハウスの中では、稲の苗が元気に育っています。
ようやく、一枚目の葉っぱが出てきたところです。
おおよそ、2cmぐらいになりました。

寒くて、いつもより生育が遅れ気味です。
元気に育って欲しいものです。


春作業をあれこれやりたいところですが、まだ雪が残っているところがあり、また、天候も悪く、作業が進みません。この分だと、春仕事の後半に、作業が集中してしまいそうです。

世間様は、ゴールデンウイークに突入ですね~。
私は、晴れ待ちで仕事をする事になるので、晴れた日は仕事をし、雨の日は、近場の温泉にでも行こうかな~と言った感じです。これは、凄く余裕な仕事の仕方で、田植後は、天気に関係なく外仕事をする事になります。今は、ちょっとのんびりペースで、晴れの日だけ、朝から晩までむたっと仕事をします。

秋田県は、寒かった事もあり桜の開花が遅れていて、これから桜の見ごろを迎えます。ゴールデンウイークは秋田へどうぞ!ここ皆瀬は、ゴールデンウイーク後半が見ごろかな。雪の上に咲く山桜が綺麗ですよ。

明日は、稲の種まきをします。
それに向けて、各種準備中です。

今年のタラノメの作業は、10日ほど前に終了しましたが、一本だけ残し、部屋に飾っているタラノメが有ります。

通常、一芽のところから一芽しか出ないのですが、寄り添うように二芽出ているとってもラブラブな縁起の良いタラノメです。

夫婦円満を祈りつつ、大事に飾っています。


ラブラブたらの芽


育苗ハウスの準備中


ブルーベリー畑の雪が消えました。剪定作業中。


今日は、素晴しい青空です。
ちょっと冷たい風が清々しいですね~。

タラノメの収穫が終わり、ブルーベリーの剪定と、稲の種まきの準備に勤しんでいます。

ブルーベリーは、昨年、一昨年の雪害から回復出来ていない樹があります。それでも、早く回復できた樹は、充分な花芽を付けてくれているので、豊作になる見込みです。被害に遭った痛々しい樹の剪定は、辛いものがありました。今年は、久々に剪定らしい剪定が出来て楽しいですね~。美味しいブルーベリーが実るよう、しっかり剪定したいと思います。

まだまだ雪が降ったり、風の強い日がありますので、そんな日は、小屋で種まきの準備です。今日は、素晴しい天気ですので、ブルーベリーの剪定に出かけます。今日のような天気だと、ピクニック気分です。さて行くか。

今期のタラノメが終了しました。
タラノキの収穫量が少なかったため、ほんの1ヶ月程度の収穫期間しか有りませんでした。
タラノキの収穫量が多かった頃は、12月~5月まで、やっていましたので、大幅に減収です。

タラノキの収穫量が少なくなってきたのは、タラノキが老化してきたからです。
順次植えかえして、タラノキの若返りを進めてきているのですが、根を抜き、根を処分し、苗を植えて木を育てるのは、かなり大変な作業なので、思い通りに進みません。
来年こそは!

タラノキの収穫が終わったので、稲の種まきの準備をしつつ、ブルーベリーの剪定作業を開始します。ブルーベリー畑は、まだ雪が50cmぐらいありますが、剪定作業には支障ないでしょう。でも、きっと寒いし、足が冷えるだろうな~。

タラノキは、思いっきり減収でしたが、今年のブルーベリーは大豊作の予定です。嬉しい事に、今シーズンの雪対策が上手く行きました。今年ぐらいの大雪でもブルーベリーが耐えてくれたので、今後は、安定的に収穫量を確保出来そうです。しっかり剪定作業をし、美味しいブルーベリーが生ってくれるようにしたいと思います。

とりあえず、タラノキの作業が終わって一息です。


タラノメの収穫が始まり、大忙しの毎日。余裕がなく、久々の更新となります。
朝から晩まで、ずっとタラノメを見ているため、目を瞑ってもタラノメが出てきます。
遅ればせながら、タラノメの販売も開始しましたので、ご利用いただければ幸いです。
春一番の木の芽には、これから育つぞーパワーが、ギュット詰まっています。
春の味と香りを楽しいでいただければ幸いです。

実は、凄い場面に出くわしてしまったのです。

それは、一瞬の出来事でした。
私の3mぐらい前に居たすずめを鳩が捕まえたのです。
えー、鳩がすずめを捕まえた?
と思って、良く見たら、隼でした。



隼は、飛んでいるのを見たことが有る程度で、こんなにじっくり見たことがありません。姿かたちは、鳩そのものです。
私から逃げたいはずですが、すずめを捕まえているため、飛び立つタイミングを計っているようでした。お陰で、じっくり観察。偶然持っていたカメラで撮影出来ました。

気持ちの良い写真では無いかと思いますが、自然の現実です。
高校生のとき、実習で、生きた鶏から肉にするまでの作業をしました。それから数年間、肉を食べるのが嫌になってしまいましたが、他の生き物の命を戴いて人間が生かされていることを実感出来た貴重な体験でした。

ようやく穏やかになってきたので、稲の育苗ハウスの雪掘りに行ってきました。
雪に潰されないよう、ハウスのビニールを外し、骨組みだけになっていますが、それでも雪に潰されてしまうのです。それは、余りにも雪が多いから。

特に今年は、いつもより余計降っているので心配です。
いずれは、ハウスの雪を全部寄せなくてはならないのですが、まずは、屋根の部分に掛かった雪だけでも寄せておけば、ハウスが潰れるのを防ぐ事ができます。

雪は、寒さが緩んでくると、全体的に沈みます。
ハウスに掛かった雪が沈む事で、ハウスが潰されてしまうのです。

雪を漕ぎ、ハウスに到着。こっ、これは!ハウスが埋まっています。
天井部分しか雪から出ていません。

写真は、ハウスの周辺をとりあえず1回彫り上げた写真です。



まだ、もう少し掘り下げないと、ハウスの肩に辿り着きません。
ハウスの肩は、スコップの先ぐらい。は~、先が長い。



一日、むたっとやって、ようやくハウスの屋根部分を掘り上げました。
何とか、無事、ハウスが使えそうです。

2月の半ばには、寒さの峠を越え、春に向かってくるのかと思いきや、一気に真冬に逆戻りです。ただでさえ雪の多い所なのに、更に積み増ししてしまいました。

軽トラから撮った写真ですが、道路の横の雪の壁の高さの具合が分るかな?対向車とも比べてみて下さい。青森県の酸ケ湯温泉付近では、550cmも積もっているそうなので、ここより多いのですが、これだけ積もったら、もう充分です。ブルーベリー園の2m50cmある支柱も、見えなくなってしまいました。屋根の雪降ろしも、9回か10回目ぐらいです。腹いっぱいです。



そんな中、ハウスの中では、ちょっと早い春を迎えています。
タラノメの芽が膨らんで来ました。3月上旬頃から収穫出来る予定です。
は~るよ来い。



春に向かっているかな~と思っていましたが、
またもや大寒波到来です。
今日は、日中でも-8℃の予報。
家の窓ガラスが、コッチコッチに凍みています。

タラノメを栽培しているハウスは、温泉の熱を利用してハウスを暖めているのですが、つい、この間までお湯がさっぱり来なく、寒い思いをしていました。原因は、温泉の湯の花がパイプに詰まり、温泉が来なかったのです。それを取り除いたら、わんさか温泉が来ました。使い放題のようなものですが、大切な資源ですので、ハウスを暖める最小限の温泉量に調整して大切に使用しています。

鉄管に温泉を流して暖めるので、ある一定量以上流しても暖房効率は上がらないのです。もっと温度が欲しい所ですが、これから春に向かうので、まー今年は良いか。と思っていたところ、この大寒波到来です。タラノメには、大寒波に負けず、元気に立派な芽を出して欲しいな~。

では、今日も、タラノメの作業に出発です。吹雪いて前が見えない~。
遅ればせながら、先日、犬っこ祭りに行ってきました。



犬っこまつりは、湯沢市の伝統行事です。
近くで行われる行事ながら、実際に会場に見に行ったのは初めてなのです。
何たる非湯沢市民!

雪の多いところから、わざわざ雪を見に行かなくても良いかと思いまして。

さて、初の犬っこまつりは、想像以上にお客さんが多く、賑わっていました。
今までメイン会場となっていた場所は、湯沢市の新庁舎建設地となってしまったため、今年は、湯沢駅横の広場が会場となっていました。

メイン会場と駅前の商店街に沢山の出店が出て、いかにも祭りと言った感じです。
今回は日中行ったので、来年は、夜に行って見たいと思います。


遅れ、遅れていたタラノキの伏せ込みを開始しました。

秋に収穫したタラノキを一芽ごとに切り、ハウスの棚に並べる作業です。
棚は、水を溜められるようにしているので、大きな花瓶と同じです。
大きな花瓶にタラノキを入れて置くと、春を感じて芽(タラノメ)が出てきます。

このハウスが問題なのです。
温泉をパイプに流してハウスを保温しているのですが、温泉のお湯が少ししか来ないので、ハウスの温度が思うように上がらないのです。

このハウスは、湯沢市から借りているハウスです。
湯沢市が、しっかり管理してくれれば良いのですが、
お金が無いために、充分な管理が出来ないようです。

豊富な温泉がありながら、それを充分に活用出来ないのは残念です。
もう少し、何とかならないものかと思いながら、ハウスの温度計を見つめています。

もう少しすれば、寒さも和らぎ、山間地の空も明るくなってくるでしょう。
自然の春の気配を感じながら、あまり暖かくないハウスのタラノキ達も、少し早い春を感じて、元気に大きな芽を出してくれると思います。

3月上旬頃から収穫出来る予定です。
春の香りと味をお楽しみいただければ幸いです。



 タラノメの栽培は、いつも、1月頃からスタートしていましたが、今年は、タラノキの収穫量が少なかったので、のんびりスタートです。これから、ハウスの中を準備し、タラノキをハウスの中に入れていく作業をして行きます。タラノメ栽培は、人の手作業が多いため、作業が始まると大忙しの毎日となります。
 徐々に身体を慣らしてスタートしたいと思います。
 


すんばらしい好天に恵まれたので、ブルーベリーの冬囲いの追加対策をしに行きました。

高く伸びたブルーベリーは、雪の影響が少ないだろうと高をくくり、
ちょっと手抜きの冬囲いをしたのですが、あっさりブルーベリーの背丈を越えそうになったので、
好天を利用して、追加の冬囲いに行きました。

空が、凄い青です。
昨日の夕方5時頃から8時頃まで停電となりました。
昨日大雪でしたので、雪の影響かな?

山の向こうにあるスキー場のナイターの明かりが見えましたので、
停電は、この辺りだけだったようです。

冬の我が家では、5時頃が夕食の時間ですので、夕食の支度は殆ど終わり、
食べられる状態でした。

神棚、仏壇のろうそくを集め、ろうそくの灯りでの夕食。
たまには、いいものですね~。

薪ストーブを焚いていますので、寒さの心配も無く、のほほ~んと夕食を楽しんでおりました。
この様な状況になると、本当に火の有り難さが身にしみます。

電気がパッと点くと、電気の有り難さが身にしみます。

人間は贅沢だな~。火に、電気に感謝です。
今年も大雪傾向なので、ブルーベリーが気がかりです。
今日は、寒さがちょっと緩んだので、ブルーベリーのご機嫌伺いに行ってきました。

雪を漕いで一汗。



やはり、ブルーベリーは雪に埋もれていました。


支柱が2m50cm程度有りますので、
積雪量は、おおよそ1m50cmぐらいかな。

この時期でこの量だと、先が思いやられます。
背丈の低いブルーベリーは、雪に潰されないように、
紐で縛ってからビニール袋を被せました。

しかし、樹高の高いブルーベリーは、紐で縛っただけです。
樹高の高いブルーベリーにも、ビニール袋を被せてやれば良かったかな~。

大雪は、今年で3年連続です。
1年目は、来年は大丈夫だろうと高を括っていましたが、
さすがに2年連続となると、大雪が当たり前と考えた対策が必要と思いました。
今年は、支柱を立て直し、冬囲いの工夫をするなどしましたが、まだ甘かったかな。

何とか耐えて欲しいところです。


明けましておめでとうございます。

年末年始は、親戚などに行ったり来たり、
食って、飲んで、寝て。
たまには良いのですが、続くのは、ちょっと大変です。

さて、今年は、特に新しい事は考えていません。
これまで考えてきた事を一つ一つ確実に実行して、
きちんと成果を上げられる年にしたいと思っています。

これまでは、色んな栽培方法を試すなど、試験的な部分が多かったのですが、
今年は、これまでの成果を最大限に活かす事を課題にしたいと思うのです。

この場所は、私が生まれ育って来た場所なので、私自身が、この地域の風土の一部であり、全体でもあるのですが、自分の感覚は、この地域の風土から離れてしまっている部分も有りました。それが、ようやく、自分の感覚も、この風土に馴染んで来たので、ちょっとは、自然が見えるようになったのかなと思っています。

簡単に言うと、自然を都市的感覚、現代的感覚で捉えるのではなく、野生動物としての感覚で自然と付き合うイメージです。

自然の中で農薬などを使用しない農業を行うという事は、自然の理から外れて出来るものでは有りません。成果を求めるのは、どれだけ、その理に沿っているかどうかを確認する事だと思っています。さて、どうなる事か。

今年も、皆様方の心と身体が求める農産物をお届け出来るよう取組んで参りたいと思いますので、宜しくお願い致します。

フォレストファーム 佐藤 力


昨日、今日と、とんでもなく寒くなっています。
窓ガラスは凍り付き、真っ白。
明日には、ちょっと落ち着きそうなので、明日は屋根の雪降ろしの予定です。

今日は、我家の女性人が大掃除をしています。
手伝ってと言われていますが、何かと用事があるふりをして、逃げ回っているところです。
昼からは手伝うかな。

今は農作業が無いので、忙しい時期には出来ないことをするには絶好のチャンス。
じっくり調べ物をしたり、本を読んだり、考えたりなどなど。
忙しい時期は、考えるより身体を動かさなければなりません。
自然は常に動いているので、そのタイミングで動かなければなりません。
ゆっくり調べ物をしたり、考えている暇が無いのです。

ゆっくり考える時間は大事なので、冬はのんびりモードで考え中です。

でも今日は、考えるより掃除を手伝うほうが優先ですね。

しっかり掃除して、新しい年を迎える準備をしたいと思います。


ブルーベリーの冬囲いが終わる前に雪が降ってきてしまい、仕事が伸び伸びになっていましたが、ようやく囲いが終わりました。
雪の上をスノーシューで歩きながらの作業は、結構楽しいものです。
雪が積もった分、脚立などを使わなくても高い部分に楽々手が届き、思った以上に仕事が効率的かも知れません。
今年は、何とか雪に耐え、美味しいブルーベリーが沢山実って欲しいものです。

これで、今年の外仕事は終了です。
早く年賀状を書かねば。


今日は選挙。

私の所には、選挙期間中に1回か2回、名前を連呼する選挙カーが来る程度。
選挙期間中でも静かなものです。

今回は、一点突破。
原発を廃止する政治家、政党に一票を投じたいと思います。

原発の安全神話が崩壊しましたし、核廃棄物の処理方法も確立されていません。また、現在ある原発についても、経済性が最優先され、過小評価した津波対策や、活断層上への建設など、これまで隠されていた事実が次々と出て来ています。

現在の流れを変え、進もうと思う方向を示さなければ、現在の流れを変えることは出来ません。
原発廃止を明言している方を支援したいと思います。

福島の原発の事故処理は、まだ終わっていません。
作業員は、生命の危険に脅かされながら作業を続けています。
簡単では無いと思いますが、自然エネルギーなどで、エネルギー自給率を上げる方法を模索していかなければならないと思います。

地方は、地域資源を生かした地域づくりをするべきだなんて言われます。眠っている資源を活かして、地域を活性化していくべきだと。
世界の中の日本も、一つの地域です。日本の地域資源を活かし、日本を活性化していく道を考えてはどうかと思うのです。

秋田県内では、電気の買取制度が導入されてから、風力発電、太陽光発電、地熱発電など、自然エネルギー開発への参入が活発化しています。原発を廃止し、新たなエネルギーに転換していく事は、地方の活性化にもつながります。

さて、では、投票に。