山の農場だより

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今、久々に雨が降ってきました。
今年は暑くて、暑くて。ちょっと落ち着きます。
農作物たちにとっても、恵みの雨になります。
ブルーベリー畑で作業をしていましたが、雨が降ってきたので、
これ幸いと逃げ帰ってきました。
今、ブルーベリー畑に強力な毛虫が居ます。
気が付かずに触ってしまうと、とんでもなく痛い。
今日も刺されてしまい、仕事の気力が失せてしまったところに雨でした。
農薬を使用しないと、植物だけではなく、人間にとっても直接的な害を及ぼす虫が出てきてしまいます。結構、無農薬って大変なんですよ。
雨が止んでしまった。もっと降ってくれないかな~。


皆瀬の自然環境が気に入って皆瀬にお嫁さんに来た人が居ます。皆瀬が大好き、皆瀬のために何かしたいと考えている方で、今は、廃油を使った石鹸作りを切り口に環境保全の取組みをしたいと考えているようです。
この方とは、農産物の直売や自治組織の集まりで一緒になることがあり、どうやったら良いのか、いろいろ話をしています。

皆瀬で生まれ、皆瀬で育った人は、地域の良さを認識し難い所があります。地域外から来た人や、皆瀬から離れ、皆瀬に戻った人は、皆瀬の良さを実感する人が多いようです。皆瀬の自然環境の素晴しさを伝え、皆瀬の自然環境を保全するため、何か取組みをしたいと考える人と、上手く繋がって行けたらと思っています。

皆瀬の宝の一つは、「水」。私の家でも、山の湧き水が蛇口を捻ると出てきます。と言うより流しっぱなし。この水で冷やしたトマトが上手い。今年は、水ばっかり飲んでいるので、本当にお世話になっています。コンビニで買う水よりずっと美味しい水です。私は水飲み百姓ですが、最高の水を飲んでいます。

夜は、蛙の鳴き声から、秋の虫の音に変わりました。
何とも心地よいですね~。眠くなります。
稲は、徐々に頭を垂れてきています。
今年、試しに植えてみたササニシキと古代米は、ようやく頭を垂れ始めたところ。
特にササニシキは、これから。
好天に恵まれた今年で、この段階では遅い感じです。
今年はお米になりそうですが、お米に出来ない年も有りそうです。
う~ん。ここでササニシキは難しな。

今年試してえがった。
んねば、収穫でぎねがったがもな。

お盆が過ぎたら、すっかり秋の気配。
朝晩は涼しくなりました。
ブルーベリーは、8月末ごろまで収穫できますが、ピークは過ぎたので、それほどバタバタしなくても良くなりました。少々夏疲れを癒しながら、他の仕事にも手を付けて行こうと思っています。まずは、ゆっくり、ゆっくり。
今年は、天候に恵まれ、ブルーベリーが好調です。

そこで、生ブルーベリー(お徳用)を販売することにしました。

通常、冷凍での販売でしたが、ブルーベリーの出来が良いため、生でも販売します。

天候の状況によっては、収穫後の劣化が激しくなるため、生での販売を中止する場合もございます。お早目にご利用下さい。

こちら、簡単な選別で、収穫後、すぐに発送します。
ブルーベリーは、収穫時が一番美味しく、時間の経過に従って劣化します。
より新鮮なブルーベリーをご堪能下さい。

なお、晩生の品種になるに従い、完熟しても酸味の強い品種が多くなります。
ジャムには最適ですが、生食される方は、お早目のご利用がお奨めです。
今日は、皆瀬保育園の園児をブルーベリー園に招待しました。
ブルーベリーのトンネルを行ったり来たりしながら、約50名程の園児がブルーベリーを楽しみました。
年長さんは手馴れたもので、沢山のブルーベリーを収穫していました。
美味しく楽しんでくれたようで良かったです。
毎日雨降りです。晴耕雨読と行きたい所ですが、こう雨が続くと、そうも言っていられません。毎日、田んぼに入って草取りです。雨の日の田んぼは、雨粒が水面に当たる音が心地よいです。しかも、マイナスイオンたっぷり。でも、やっぱり腰が痛い。
雨が降ると、稲が勢いも増します。ついでに、雑草も勢いを増します。
今年は、比較的、雑草の発生を抑えられたほうですが、それでも、取りきるのは難しそうです。今は、ハスカップが収穫期に入っているので、両親に収穫を頼み、私は田んぼへ。
ブルーベリーの収穫が始まってしまうと、田んぼの雑草取りは終了です。
あと、10日程度、田んぼの草と格闘です。今日も雨か。
お待たせしました。ハスカップの収穫が始まりました。
ハスカップは、皮が薄く柔らかいため、生のままでは品質を維持することが難しい果実です。収穫後、すぐに選別し、急速冷凍しています。
ジャムなどに加工すると、独特の風味が癖になりますよ。
暑い、暑い。毎日暑いですね。作物にとっては、ありがたいことです。でも、畑の作物にとっては、ちょっと一雨欲しいところです。
今は、田んぼの除草作業に追われる毎日です。手押しの除草機を押して、田んぼの中を歩き回っています。一日に何キロ歩いているんだろうか。他の作業もあるので、一日一杯は出来ないけれども、1日7~8時間位は田んぼの中を歩いています。一般的な仕事だったら、この時間だけで一日分の仕事ですけどね。この時期は、結構アスリート的な感じです。
そんなわけで、サッカーのワールドカップも眠くて見られません。
眠いー。見たいー。日本頑張れ!
田植えが終わりました。
まだ、補植作業が有りますが、とりあえず、ほっと一息です。

通常、代掻きをしてから、3日以上置いて土を安定させてから田植えをしますが、
今年は、代掻きの翌日に田植えを試みました。

それを前提に代掻き法などを変えることで、何とか翌日でも田植えが出来ました。

なぜ、田植えを早くやりたいのかと言うと、雑草との競争に負けないためです。

雑草は、代掻きをした時からスタートします。
代掻き後、出来るだけ早く田植えをすれば、その分、雑草より優位に立つことが出来ます。

たかが2日間の優位ですが、これが侮れないんですよ。
雑草の生育スピードは凄い!
とりあえず、代掻き後1週間が勝負どころです。
雑草が目に見えた時点で負けです。手に負えなくなります。
とりあえず、1週間、次に2週間、次に3週間。ここまで抑制できれば、稲の勝ちです。
とりあえず、1週間です。

そろそろ、田植え期を向かえ、周辺の農家も忙しそうにしています。
私は、田んぼの仕事を小休止して、他の仕事に大忙し。
今年は、出来るだけ田んぼを乾燥させ、さっと代掻き、すぐに田植えを目論んでいます。この方法だったら、雑草との競争に勝てるのではないかと思っているのですが、どうなるかな。うーん楽しみです。
ゴールデンウイークに入り、普段、車があまり通らない当方でも、観光客や帰省客の車が引っ切り無しに走っています。この時期、丁度、桜の開花と重なるのですが、今年はちょっと遅め。ようやく山桜が開花し始めたぐらいです。山々の芽吹きも遅れ気味。今は、ブルーベリーの選定作業をしています。もう2日ぐらいは掛かりそうです。これが終わると、田んぼの畦塗り作業に入る予定です。田んぼは、水を溜めるので、畦の良し悪しがお米の出来を左右します。今年は、どうも天気が悪い。春作業は難儀しそうです。

今日は、素晴らしい青空です。
気温も高く、風も強いので、一気に雪が消えてくれそうです。

春の作業が、徐々に慌しくなってきました。
さて、やるかな。
「かんじき」や「スノーシュー」を履いて、地元の山を巡るツアーが開催されました。
私も実行委員の一人ですが、タラノメの作業があるため、貢献度の低い実行委員です。
若畑~貝沼~赤沼~皿小屋のコースを参加者10名で歩きました。
雪のお陰で、普段歩けないルートも歩けますし、木の葉が無いため、見晴らしも最高です。しかも、好天に恵まれ、青空の下で白銀の世界を楽しみました。

カモシカやウサギの足跡を観察したり、普段眺めている景色を逆の方向から眺めたりなど、楽しい一時を過ごしました。ウサギは、自分の居場所を分かりにくくするため、進んだ道をそのまま逆戻りすることがあります。そのため、ウサギの足跡を追っても、急に足跡が途絶えてしまうのです。

子供たちにも体験させたかったな~。

楽しい後には、・・・。
集落の面倒な役を押し付けられてしまいました。

田舎は、ちょっと油断すると、すぐに色んな役が舞い込んできます。
まさか自分に矛先が向けられると思っていなかったので、無防備過ぎました。

集落、農協、自治組織、社協など、今現在で、7つの役です。
ただただ、静かに農業をしたいと思う今日この頃です。




今年のお米づくりをどうしようか考え、ようやく決めました。
あくまで、これまでどおり「あきたこまち」が主ですが、
ササニシキと古代米を試験的に作付けして見ることにしました。

ササニシキは、ここの気候に合うか微妙なところ。
山間部なので、温度が足りないかも。
どうしようか考えましたが、まー、やってみるかってな感じです。

古代米は、地元の温泉旅館「元湯クラブ」さんから種を頂いたので、やってみることにしました。

同じお米ですが、その品種にはその品種の個性があります。
どんなお米たちなのか楽しみです。

今日、秋田テレビの夕方のニュースで、タラノメの収穫作業の様子が放映されました。
今日のお昼前に取材に来ていただき、その夕方のニュースでの放映でした。
予め告知出来なかったのが残念。
こんなに早く放映されるとは思いませんでした。
流石ニュース。早いな~。
この頃、作業的にちょっと余裕があるので、温泉三昧です。
と言っても、どこかに出かけているのではなく、自分のハウスの中です。

大きな樽に温泉を溜めて、作業の合間に湯治です。
「は~、ええな~。」

昼も、温泉に入って弁当食べて昼寝。
何とも暢気な仕事ぶりです。
農業政策は、以前の公平が不公平に、不公平が公平になりました。
安全な農産物の生産でも、公平と考えられていたものが不公平になりました。

無農薬栽培のお米の生産量は、慣行栽培のお米の生産量に比べ、収穫量が2~3割程度少なくなります。そのため、減収分を加味した減反面積が割り当てられていました。しかし、この減収分が加味されず、慣行栽培と同様の減反面積が割り当てられることになりました。なぜか?これまで減反を守らなかった農家に多く配分していた減反面積の代替として廃止されたのです。

つまり、これまで減反に協力した農家も、協力しなかった農家も、安全な農産物を生産するために頑張ってきた農家も、一律同じ減反面積が割り当てられることになりました。

どの農家にも同じ減反面積が割当てられるので、一見公平ですが、農薬を使用せず、安全なお米を育てている農家にとっては、大きな逆風です。単なる数字上の公平が、本質的な公平とイコールではありません。数字ばっかり見るのではなく、社会にとって良い公平を考えて欲しいと思います。

何だか、学校の運動会のような幼稚な公平だな~。



今日は春のような天気で、ハウスの中は40℃を越えました。半袖でいても、汗が噴出し、クラクラしてくるような暑さでした。いやー参った、参った。寒さ対策だけではなく、暑さ対策も必要な季節になって来たようです。
祖母が体調を崩してしまい、何かとバタバタ。仕事以外の会合等は全部すっぽかし、何とか乗り切りました。無事、体調を回復してくれたので一安心です。
今度は、大寒波到来で大忙し。さらに、「2010年世界農林業センサス」の調査員になってしまっていますが、全く手をつけていません。何ともハードな毎日です。

明日は、参加している直売所の雪降ろし、夜は会合。勘弁してくれ~。

はー、ゆっくり仕事がしたい。

と、愚痴を言っても始まらない。コツコツやるか。