狐と私。

タラノキは、樹木ですが、6年ぐらいで生産力が落ちてしまいます。1年間の生長量は素晴らしいのですが、樹木では有っても、それほど長生きする樹では有りません。そのため、植え替えが必要です。植え替えに向けて、タラノキの抜根作業をしています。

タラノキ畑に、3年ぐらい前から何らかの獣が棲みついていました。直径15cmぐらいの穴が、かなり深くまで掘られていたのです。穴の周りに掘り出された土は、10畳ぐらいの広さに30cmぐらい積み上げられていました。

私が作業をしていると、10mぐらい先に立派な大きな狐がいて、じっとこちらを見ていました。私はビックリしましたが、気付かないふりをしながら狐を観察しました。私をしばらく見てから、穴の有った所に行って様子を探り、その近くの土手に横になって私を観察し、しばらくしてから山に帰って行きました。

穴の周りには、何の足跡も無かったので、もう使われていないと思っていたのですが、狐が利用していたようです。確か、狐は数か所に巣を持っていると思ったので、1つが壊されても大丈夫だと思います。でも、うなだれているように見えた狐を見ると、申し訳なかったなと思いました。

さて、4日後以降は、急激に気温が下がり、毎日雪だるまマークが並んでいます。今年の外作業は、残すところ3日しかないと思います。急ピッチで作業を進めます。