自然米ササニシキ

 「ササニシキ」は、西の「コシヒカリ」、東の「ササニシキ」と言われる程、生産量が多く、美味しいお米として有名でしたが、現在は生産量が激減しています。ササニシキは、病気や冷害に弱く、また、倒れやすいため、栽培が難しい品種です。また、コシヒカリのような粘りの強いお米が好まれるようになったため、粘りの少ないサッパリした食感のササニシキは、人気が落ちて行ったのです。しかし、さっぱりした食味の美味しいササニシキを好む根強いファンがおります。アトピーなどアレルギー体質の方々から、身体への負担が少ないお米として愛用されています。また、コシヒカリなど粘りのある品種に比べてアミロースを多く含むため、食後の血糖値の上昇が緩やかと言う特徴も注目され、近年は、少し生産量が増えて来ているようです。

 当農場のササニシキは、粘りの少ないさっぱりした食味のお米がお好みの方、アレルギー体質の方、糖尿病などを予防されたい方にお奨めです。また、ご妊婦さん、小さいお子様にも安心してご利用いただけます。

 粘りのあるお米をお好みの方は、「あきたこまち」がお奨めです。アレルギー体質の方でも「無農薬栽培あきたこまち」であれば大丈夫と言う方も多いので、重症の方で無ければ、ササニシキにこだわらなくても良いと思います。化学肥料に限らず、有機質肥料にも反応する方がいます。体調と相談してご検討下さい。

 農薬、化学肥料は一切使用しておりません。

 種を蒔き、苗を育てる土には、自家農園産の米ぬかと山土を混ぜて完熟発酵させた発酵土を使用しています。

 田んぼには、有機質肥料も使用せず、「無肥料」で栽培しています。

 「有機質肥料=安全」では有りません。有機質肥料の「質」は勿論のこと、過剰な肥料分は、人体に悪影響を及ぼします。老化や病気に関係の深い活性酸素を増やしたり、ガンやアルツハイマーなどの発症リスクが高まる事が指摘されています。これは、化学肥料でも有機質肥料でも同じです。より健康維持にお役立て頂ける農産物として、有機質肥料も使用しない自然栽培のお米をご提案したいと考えております。

 秋田県特別栽培農産物認証(無農薬・無化学肥料)の認証を得ております(登録番号20南100126)。認証基準に関わらず、上記のように、それ以上の安全性などが得られるよう取組んでおります。認証を得られればそれで良いと言った考えでは有りません。自然の力がギュッと詰まった安心してご利用いただけるお米をお届けしたいと考えております。

 放射能検査ですが、秋田県では、全県を対象にお米のサンプル検査をしています。当地域では、我が家の田んぼの近くの田んぼがサンプル対象になっています。原発事故当年を含め、現在まで放射性物質は検出されておりません。当地域のみならず、秋田県全域でお米からの検出例は有りません。

 お米に黒く着色したお米が混じっている場合があります。カメムシに食べられた跡です。食べても人体に影響は有りません。世界的にミツバチが減少していますが、その原因の一つとして、カメムシなどの防除に使われている殺虫剤に入っている成分が指摘されています。ヨーロッパでは使用が禁止されていますが、日本では使用されています。生産者が使いたく無くても、消費者は見た目を重視するので使わざるをえません。私は使いませんので、ご理解いただければ幸いです。なお、カメムシの生態に応じ、適期の草刈りなど、カメムシが発生し難い環境づくりに努めております。今年は被害がちょっと多目です。農薬を使用している田んぼでも、被害が多かったようです。
 
 お米に緑色のお米、白いお米が混じっています。緑色のお米は、お米に葉緑素が残った状態で収穫したため、緑色となっています。成熟が進むと葉緑素が抜けて、通常の玄米の色になります。お米は、工場製品のように全て均一では有りません。一つの穂の中でも成熟にばらつきがあります。田んぼ全体を見渡して、おおよそ平均的な熟度を考慮して稲刈りをする事になります。早く刈ると収穫量が少なく、緑色のお米が増えます。遅く刈ると収穫量が増えますが、精米をすると砕けるお米が増えます。緑色のお米が少し混じるくらいの時期が、最も品質の良いお米を収穫する事が出来ます。なお、緑色でも成熟したお米は、刈り遅れた玄米色の玄米より格段に美味しいお米です。

 自然栽培のササニシキは、緑色のお米が多く混じった状態となってしまいました。ササニシキという品種の特性もありますが、自然栽培という栽培方法、山間地という土地条件の影響もあります。自然栽培は、肥料を使用しませんので、生育が「土」の状態に大きく左右されます。田んぼごとに「土」が異なりますし、一枚の田んぼの中でも場所によって違います。また、山間地なので、夜明けの早い田んぼ、日暮れの早い田んぼなど、田んぼの場所で日の当たり方が違います。山水を使用しているので、冷たい山水が入る部分は成育が遅れます。丁寧に管理をしても、生育を均一にする事は至難の業です。生育のバラつきが大きくなる分、田んぼの平均的なところで稲刈りをしても、若い稲を刈り取る部分も多くなるので、緑色のお米が多くなります。

 緑色のお米には、大きく2種類あります。通常の玄米のように、お米の内部が透き通ったお米と、もち米のように乳白色のお米です。お米は、お米の細胞にでんぷんが蓄積される事で膨らんで行きますが、でんぷんが充満すると、白いお米が透明化します。内部が白いお米は、でんぷんが充分に蓄積されなかったお米です。このお米を精米すると白いお米になります。この緑米は柔らかいため、籾すり時に皮が剥ける事が有ります。玄米に混じっている白いお米は、皮がむけた緑米です。白いお米も、炊いていただけば透明なお米と同じ色になりますし、もちろん、食べても何ら害となるものでもありません。わざと早く刈り取って、「みどり玄米」として販売している方もいるくらいです。

 当農場では、お米の選別を網目1.9mmで行っています。通常、1.8〜1.85mmの網目を使用している方が多いです。網目が大きければ、それだけ大粒のお米が残る事になります。当農場では、作業速度を落とし、より丁寧に選別しています。

 乾燥は、太陽熱で乾燥する原理を応用した「遠赤外線乾燥機」を使用し、お米の生命力を損なわないよう低温でゆっくり乾燥しています。自然乾燥と優劣付けがたい乾燥方法です。ご自分で玄米を発芽させて発芽玄米でご利用されているお客さまからは、良く発芽してくれると好評です。

 お客様から、カメムシ、未熟米などの言葉が出て来て、当農場のお米を購入した事を後悔したとおっしゃったお客様がおりました。しかし、これまで農薬米などをご利用されてきているお客様とって、見た目もそれほど悪く無く、美味しいお米だった。また利用したいとのご連絡を頂きました。上記の事は、当農場に限った事ではなく、自然の中で栽培している以上、同じような事が課題になります。

 美味しい、子供に安心して食べさせられる、体質が改善したなどのご評価を頂き、年間を通じて定期的にご利用下さるお客様が多いです。

 生産現場の情報を発信し、ご理解を頂いてご利用頂けるようにしたいと考えております。

 ご不明な点などございましたら、お気軽にお問合せ下さい。

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