山の農場だより

640

今シーズン、どか雪は余りないのですが、静かにずーと降り続けています。

2月も後半なので、もうそろそろ春の雪に変わってくるかなと思っています。



2階建ての車庫の軒先まで雪が積もってきました。

あと、もう一降りて、軒先につっかえそうです。

雪が多いと言っても、当地では平年並み位の積雪量なので、この程度であれば何とかなります。

今シーズンで屋根の雪下ろしを6回やっていますので、6~7回だと平年並みです。

さすがに9回やった年は、春になっても雪が無くならないのではと思うぐらい埋まりました。

これだけの雪の量でも何とかなっているのは、豊富な水のお陰です。

家のすぐ後ろを流れる沢から塩ビ管で水を持って来て、家の前と車庫の前に流しているので、ずいぶん助けられています。



この水が無かったら、毎日1時間ぐらい除雪作業をしなければならないでしょう。

田んぼも冬も、豊かな水に感謝であります。
連日の雪で、久々にお日様が顔を出してくれました。

今日は、今シーズン5回目の屋根の雪下ろしです。



1階の軒先まで雪が積もり、場所によっては軒先以上に高くなってしました。

これ以上雪が降ると、これから先は雪下ろしではなく雪上げになります。

煙突も埋まりそうなので、煙突周りの雪を掘らなければなりません。

あと雪は勘弁して欲しいところです。
ようやくセリの収穫作業が終わり、春まで農作業は休みです。

事務仕事と雑用をしながら、次のシーズンに向けた学びの時間にしています。

先日、我が家から車で10分ぐらいの所で「しがっこまつり」が行われました。

しがっことは、氷の「つらら」の事です。

小安峡谷から噴き出す温泉の湯気などで峡谷に巨大なつららが出来ます。

それにライトアップして催物が行われたり、花火の打ち上げが有ります。

しがっこのライトアップ



しがっこと花火



小安大橋



子供自作の山盛り誕生日ケーキ


子供たちのスキー教室は、好天に恵まれて楽しい一日となりました。

焼石岳が美しいです。



昨年は雪が少なくて予定より大幅に遅れてのオープンとなりましたが、今年は雪が多くて良いゲレンデ状態です。

各地でスキー場の料金も値上がりしていますが、地元の稲川スキー場は頑張っています。

小学生だとシーズン券で5千円、スキークラブに入っていると半額です。

当地のスキー場は、とっても気軽に楽しめる遊び場です。

それに、地元のちびっこスキークラブは保険料程度の入会金で週1~2回上手な人たちが教えてくれるので、大助かりです。

今日は小学校のスキー教室があり、私もお手伝いで参加します。

地元の人間にとっては学校でスキー教室をやるのが当たり前なのですが、スキー教室やらなくても良いんじゃないのと考える人も増えて来ていますし、先生方にとっても負担が大きいので、豪雪地帯の当地でもスキー教室が当たり前では無くなってきています。

用具を準備するのに相応のお金が掛かりますし、成長に合わせて買い替えも必要になります。

小学校から高校までスキー教室がありますので、学校のスキー教室でしかスキーをしない子の親にとっては、決して少ない負担では有りません。

スキーは冬を楽しむ一つの方法ですし、運動不足解消になります。特にバランス能力を育み、他のスポーツにも良い効果があります。

子供たちは楽しんでいますけど、親は大変ですね。

子供たちが作った氷ランタンです。冬もまた楽し。



セリの収穫作業がもう少しで終わります。何とか1月中に終われそうです。

明けましておめでとうございます。

旧年中は大変お世話になりました。

セリの出荷作業が31日まであり、午前中までで終わらせて午後から子供たちとスキーに。

雨でびしょ濡れとなり、早々に退却。

家に帰ってから作業小屋の2回目となる雪下ろし。

集落の神社の当番となっていたので、参拝客を受け入れるための除雪作業や準備をし、神社で待機。

深夜1時頃に帰宅し、早朝6時からまた神社へ。

朝食後、自宅の2回目となる雪下ろしをし、ようやくゆっくりしたところです。

明日2日から、またセリの収穫作業がスタートします。

年末年始はセリの稼ぎ時のため、ゆっくり休んでもいられません。

1月20日過ぎ頃には終われそうですので、その後ゆっくり休みます。

今年の目標は、子供たちと沢山遊ぶこと。簡単なようで出来ていませんね~。

今年の農業は、セリが終わってからゆっくり考えます。

今年もよろしくお願い致します。

今シーズンは、早くも1回目の雪下ろしです。



静かに、ずーっと降りっぱなしです。

重い雨雪で雪下ろしが大変です。

今日は、とりあえず小屋だけ、明後日に家の雪下ろしをする予定です。

家の前のトドマツ?が伸び過ぎたので上の方を切って家の前にクリスマスツリーとして雪に刺しました。

ついでに大きなつららを立てて見ました。見た目が寒いですね。

雪のため露地のセリが強制終了となりました。

引き続きハウスのセリの収穫をしたかったのですが、予定より早く露地セリが終わりとなった分、ハウスセリが短いため、数日収穫作業を休むことにしました。

そこで、晴れ間を見ながら雪山の散策を楽しみます。

目指すは、キノコです。





家の近くの山を散策しながらナメコ、ムキダケ、アカモダシを探します。

キノコは凍っても大丈夫なので、凍ったキノコも収穫出来ます。

自然の中の宝探しが楽しいですよ。

明日からセリの収穫作業を再開しますので、今シーズンのキノコ採りは終了です。

今日はお天気が良かったので、息子と山に行きました。



目当てはナメコです。



天気予報を見ると、明後日から雪が続き、まとまった雪が降りそうな感じです。

今日が、今シーズン最後のキノコ狩りになりそうです。

午後から山に行ったのですが、午前中に他の人が歩いた足跡がありました。

この山に私しか入らなかったのに、ライバル出現のようです。

落ち葉と薄く積もった雪に足を取られ、10mぐらい滑り落ちてしまいました。

幸いケガなどしませんでしたが、改めて気を付けなければと思いました。

でも、山は楽しいな~。
今日は久々に晴れたので冬支度です。

冬に食べる野菜類の収穫第一弾と柿の収穫です。





ついでに貝沼を散策しながらキノコ狩りです。



こちらは、我が家から徒歩3分の滝です。写真左手の木にムキダケが生えています。



我が家から徒歩3分ぐらいで天然のナメコ、ムキダケ、サワモダシが収穫出来るって豊かだな~と思います。

子供たちは、わざわざ遠くに遊びに連れて行くより、家の周辺の山に連れて行った方が楽しそうにしています。
初霜が降りました。



ブルーベリーは真っ赤に色付いて来ています。



晩秋になって来ました。

田んぼは、何も無いように見えて、目に見えない微生物が活動しています。

秋にこのような感じにしておければ、来年は良い稲が期待できます。



今は、セリの収穫と冬支度で大忙しです。

1月末ごろまでセリの収穫が続きます。

無事、稲刈りが終わりました。ふ~。





今年は天候の影響で稲刈り適期が早まり、いつもより早く稲刈りを開始し、早く終わりました。

春の天候の影響で茎数が増えず、自然栽培米は昨年より1割程度収穫量が減りました。

減農薬栽培米は昨年並みの収穫量を頂く事が出来ましたので、自然栽培米は雑草の成長スピードに除草作業が追いつけなかった影響もあったのだろうと思います。

春先の天気が良くても、そうでなくても、簡単には行きません。

無事、お米を頂くことが出来て感謝感謝であります。



新米を美味しく食べていただければ幸いです。

ヒエ取りです。来年のために、少しでも雑草の種を減らしておきます。

生えないように管理出来れば良いのですが、ヒエの全く生えない田んぼ、ヒエの生えやすい田んぼがあります。

ここはヒエ田。
自分で圃場整備した田んぼで、圃場整備をした田んぼはヒエが生えやすいです。



息子もお手伝い。



今日は大雨、明日はもっと大雨。しばらく雨の予報で、稲刈りが出来そうもありません。

あと、3~5日ぐらいで稲刈りと思っていましたが、スタートが遅れそうです。

大雨でぐにゃっと曲がった亀の尾。



潰れるというより、茎が長い品種なので、潰れなくても稲穂の重みでたわみます。

亀の尾の立派な稲穂。とっても美味しそうです。



稔るほど、地べたに稲穂が付くぐらい頭を垂れます。

稲に学ぶことが多いです。

昨日、秋田県の特別栽培農産物の認証を得るための現地検査がありました。

認証には、栽培方法を記した書類審査と現地検査があります。

各地の田んぼを見て回っている検査員の方が、田んぼと稲をを見て、「佐藤さんのお米は絶対美味しいと思う。見るからに美味しそうだ。」と言ってくださいました。

写真では伝わりにくいと思いますが、美味しそうな稲になって来ましたよ。

ちなみに、食味は検査項目にありません。



今日から赤とんぼが見られるようになりました。

秋ですね~。



田んぼも美味しそうになって来ました。



今は、畔の草刈りとヒエ取りをしているところです。

セリの植え付け作業もあるので、稲刈りに向けて忙しくなって来ました。

近所のお父さんが体調不良となり、農地の管理を任されました。

今日は、稲を作付けしていない田んぼの草刈りです。

草ぼうぼうで、かなりハードな仕事です。



この一帯は農地の条件が良くないのと、所有者が高齢の方が多く、稲を作付けしていない田んぼが多いです。



お米が足りないと騒いていますが、お米を作っても収益を得ることが難しいため、どんどん農業を辞めて行っています。

当集落でも20年ぐらい前は30戸ぐらいのお米農家がいましたが、来年は私を含めて4~5戸になる見込みです。

何とも寂しい限りです。

農業を辞める方がいても、ここの農地条件では規模拡大が難しいので、引き受け手がいません。

次の写真の奥に私の田んぼが見えます。



減反田の草刈りは、あと2日ぐらい掛かりそうです。

これが終われば、今シーズン5回目、最後の田んぼの草刈りに入ります。

家の前に小さな虹が掛かりました。



見えにくいのですが、写真の右端から左端までの小さな虹が掛かっています。

虹の足元が見えることは稀ですが、両端が見える小さな虹は初めて見ました。

写真では分かりにくいのですが、実際は、すぐ目の前なので、くっきり見えました。

無数のトンボが飛び交う景色なども、写真に写らないので伝えきれません。

稲は穂を出し、花が咲いています。早い穂は頭を垂れ始めています。



こちらはササニシキの田んぼです。



こちらは、亀の尾の田んぼです。

亀の尾は草丈が高いです。中央にあるスコップと比べてみてください。



見た目、稲はすごく良く育っているのですが、見た目の割に収穫量が少ないのが難点です。

伸びてくれるのはありがたいのですが、草丈が高い分倒れやすく、栽培が難しい品種です。

今は、田んぼを一旦乾かしている時期です。

この暑い時期に田んぼを乾かして固めておかないと、秋に猛暑となったとしても土は固まりません。

夏の暑さと、秋の暑さは別物だと実感します。

田んぼを乾かすことで土の中に酸素が供給され、稲の根を発達させる効果もあります。

朝露で生き生きしている稲です。




田んぼは、雑草の花盛りです。かわいらしい花ですが、田んぼの難敵なので、余り見たくない花です。





子供たちは夏休み。

今年は、何回海に連れて行ってあげられるかな。


4回目の除草作業は、条間の機械除草です。



この機械除草が終わりましたので、田んぼを一旦乾かす中干に入ります。

田んぼが乾くまでの間、取れるだけ手取り除草をしていきます。

ある程度乾いたら田んぼに水路のような溝を切る作業をし、畔の草刈りをして行きます。

まだまだハードな作業が続きます。

田んぼではトンボの羽化が終わり近づいて来ています。

早朝、羽化したてのトンボの密集地帯です。



私もバテバテですが、機械もバテバテ。

軸が疲労骨折したので、軸の周りにギブスをはめるような感じて修理して何とか終わりました。



田植えから続いたハードな仕事も、ようやく先が見え始めました。
まだまだ株間の除草作業中です。
あと5日ぐらい掛かりそうです。

除草前と、除草後でこんな感じです。





狭い隙間を1本1本手作業で除草するので、とにかく時間が掛かります。

綺麗に除草されているように見えて、数日もすればすぐに草だらけになります。

株間の除草作業が終われば、直ぐに条間の機械除草をして仕上げです。

今年は草の伸びが早く、除草作業が遅れ気味です。

遅れるほど草が伸びで手間が掛かり、更に遅れていきます。

最近、このトンボが増えて来ました。


毎日田んぼを歩き回って除草作業をしています。

連日30℃以上の気温にバテバテです。



今年は雨が少なく、田んぼの水源地の貝沼も水が少なめです。



アロニアの花が咲き、早いものは身が大きくなってきました。