2020年8月

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稲の穂が日々垂れて来ています。



雨の天気が一転、雨が降らない高温の日々が続いています。

この時期、時々雨が降ってくれれば、特に水管理をする必要がありません。

今年は、天気予報を見ながら、小まめな水管理に努めています。

稲刈作業時の作業性の関係もあり、水管理は悩ましい所です。


この時期になると、ヒエが稲を追い越して存在感を強めます。

今年の為と言うより、来年以降に種を残さないため、ヒエ取り作業をしています。



ヒエの出来に寄りますが、ヒエ一粒の種から、1万粒の種が出来ます。

正に、一粒万倍です。

雑草の種を出来るだけ残さないようにすることが、来年以降の稲作に繋がります。

暑くて大変ですが、コツコツやっています。





ササニシキの稲穂が出て来ました。



あきたこまちは稲穂が垂れ始め、ササニシキはもう少しで出揃いそうです。

あきたこまちは9月末頃の稲刈、ササニシキは10月10日前後の稲刈になりまそうです。


アロニアを収穫しています。

朝露の田んぼです。

田んぼに張り巡らされた蜘蛛の巣にも露が付き、蜘蛛が、田んぼを害虫から守ってくれているのが分かります。



あきたこまちは、もう少しで出穂が完了します。

ササニシキは、昨日の大雨と昨日の高温で一気に稲穂を出して来ました。

8月20日頃までには、稲穂が出揃ってくれそうです。

出穂が思ったより早く、暑い時期に稲穂が出てくれれましたので、まずまずの収穫量が期待出来ます。


朝から走って転んでひざを怪我し、保育園には行ったのですが、帰されてしまいました。

傷口に黒いものが有るので、念のため病院に連れて行ってとの事。

下の子は、擦り傷が日常茶飯事です。

とにかく元気。元気が一番です。



今日は雨。何とか田んぼが乾くだけの好天が続いてくれたので助かりました。

これから、再度、田んぼに水を出し入れして管理していきます。

あきたこまちは、稲穂が出て来ました。

ササニシキは、お盆頃から出始める感じです。

良い穂が出てくれればと願っています。

田んぼの溝切(みぞきり)とは、こんな感じで、田んぼに溝を切って水路を作って行く事です。



自然栽培の田んぼは、この前まで除草機を掛けたりしていましたので、田んぼの土が柔らかい状態です。

田んぼの水を抜いただけで田んぼを乾かすのが難しいため、溝を切って田んぼの水が抜けやすいようにします。

また、段々の棚田は、山側が乾きにくいため、溝切作業が欠かせません。

田んぼが乾いて土が固まったら、また水を入れて管理します。

当地の場合、この暑い時期でなければ土を乾かすことが出来ないため、一旦この時期に乾かして土を固めてから、再度、水を出し入れする管理をして行きます。

この時期に田んぼを乾かすのを中干し(なかぼし)と言います。

中干しは、土を固める事と、土の中に溜まった悪いガスを抜くことで稲の根を健全に保ちます。

ちなみに、現在の通常栽培の稲は、こんな感じです。自然栽培の稲と全く違った状態です。これだけ生育に差が出ます。



これだけ生育に差が有ると、通常の農家は精神的に参ってしまいます。

しかも、こちらの稲の数倍の労力をかけたにもかかわらず、これだけの差がついてしまいます。

今年は日照時間が短いため、より差が出た感じです。

お天道様頼みの自然栽培は、甘くありません。

我が家の稲とは違って、息子は人並みに育ち、元気に虫取りに励んでいます。