2010年1月

5

この頃、とにかく会合が多い。タラノメの作業があるので、そんなに出席する余裕無いんですけど。タラノメは、とにかく手間が掛かって大変。しかも、日持ちしないので、放って置くことも出来ません。やむなく会合に参加すると、そのしわ寄せがキツイ。大体が、夜の会合なので、9時頃家に帰って、夜中の1時頃まで作業しなければならない時もあります。

何と、22日から30日まで連続で、会合、飲み会、イベントの予定があります。
どうするタラノメ。体力持ちません。本当は、全部キャンセルしたいところ。どうしようかな。

秋田県の大潟村は、国の干拓事業で出来た村です。日本各地から、稲作大規模経営を夢見た猛者が集まっています。広大な農地を購入するため、多くの人たちが多額の借金を背負っていましたが、減反政策が開始されたことにより、自由にお米を作ることが出来ませんでした。国が、先進的な大規模稲作経営の村として作ったにもかかわらず、お米を作るなと言うのです。ここから、農家と国、県との闘いが始まります。村の中では、減反政策に協力する農家と協力しない農家に二分されました。

減反面積の割り当ては、市町村単位となり、その市町村で割り当て面積を達成できなければ、翌年、より多くの割り当てがその市町村に行くことになります。大潟村では、減反に協力しない農家が多かったため、減反に協力する農家にも多くの割り当てが来てしまうのです。

それは、県全体でも同様で、県として達成できなければ、国からのペナルティーとして、秋田県への割り当てが多くなります。

結果、減反に協力しない農家がいたために、減反に協力する農家が多くの不利益を被っていました。

では、政権交代したことによってどうなったか。国は、これまで、減反に協力しなかった農家の側についたのです。減反に協力しなかった農家の中には、国との戦いに敗れ、自ら命を絶った者もいました。政権交代は、単なる方針転換ではなく、革命が起きたんだなと言うことを実感しました。

これまで、減反に協力してきた農家はどうなるのか。減反面積の割当が増えるのです。減反に協力してきた農家は馬鹿を見るのです。

私は、国に協力して減反し、馬鹿を見る農家の一人です。

やっぱり、国は信用出来ないので、国の政策に踊らされず、自分のやりたい事をコツコツやっているのが一番ですね。

それにしても、赤松農水大臣の秋田県に対する圧力は凄い。農業を良くするためと言うより、自民党知事に対する圧力だな。農業のことなんて、本当は、どうでも良いことなんだろうなと思う。
金曜日の夕食時、下の犬歯が折れてしまいました。しかも、焼きそばを食べているときです。ボロッと簡単に。えーーーーーっ。昔、治療したところからヒビが入っていたようです。月曜日が祝日で休みなので、3日間歯医者に行けません。歯が、こんな調子では、何を食べても美味しくありません。

今日、ようやく歯医者に行ってきました。はー、やっぱり麻酔。怖い、痛い。しかも、根っこが深いので麻酔が効きにくく、2回もブスリ。あの歯を削る音。神経をとるために、何度も針を入れてゴリゴリやられ、足の指先はピンと伸び、両手を合わせてぎっちり握り、肩と背中は硬くなり、意識が歯に集中し、ただただ、じっと耐えました。

やっぱり、歯医者は怖い。歯を磨きましょう。
ようやくタラノメの収穫が開始しました。
お正月明け頃から収穫できるように仕込んだつもりでしたが、1週間遅れの収穫となりました。外は、これからが冬本番となりますが、温泉ハウスの中は、春の息吹が感じられます。

タラノメにも、当たり前のように農薬が使用されています。
農薬を使用しないと、採算の合うタラノメ栽培は難しくなって来ています。

私の場合、タラノメ栽培でも農薬を一切使用しないため、結構大変。
一定の単価が確保できなければ、無農薬栽培は、やっぱり厳しい。
かと言って、農薬は使用したくないし、何とかしなきゃな~と考えるこの頃。

ただでさえ農業で食べていくのが難しいこの地域で、こんな事を言ってたら、何にも出来なくなってしまうな~。さあて、どうしてくれようか。美味いタラノメ食べでけれ~。
明けましておめでとうございます。
旧年中は、大変お世話になりました。
今年も、よろしくお願い致します。

元旦の今日は、大荒れ、大雪です。寒い、寒い。
私の家では、毎年、新年を迎えるとすぐに、近くの神社にお参りに行きます。
紅白が終わる頃にお風呂に入って、12時に出発。徒歩2分くらいで神社です。

この頃のお願い事は、家内安全と世界が平和でありますようにです。
何事も無く、健康で過ごせることが一番だなと思っています。

今年は、コツコツ、農産物と加工品の質を高める取組みをしたいと思っています。また、新たな加工品として、発芽玄米を発酵させた商品の開発が出来たらと思っています。

個人的には、今年こそ、槍ヶ岳に登りたい!

それでは、皆様にとって、笑顔一杯の一年になりますように。