2014年4月

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今日は素晴らしい天気で、気温がぐんぐん上がりました。
育苗ハウスの温度も急上昇。
あっと言う間に40℃を超え、すぐに換気をしたのですが、全く気温が下がってくれません。まだ種を蒔いたばかりなので、余り温度が高くなるのはまずい。
何とも出来ず祈るばかり。

夕方、育苗箱の土をほじくって種を確認したところ、ちょっと芽が出ていました。特に障害があるようにも見えなかったので、安心。

ほんのちょっとしたタイミングですが、この時期、あんまり天気が良すぎるのも困りものです。でも、好天のお陰で、ブルーベリーの剪定作業は捗りました。ブルーベリー畑に残っている雪も、ぐんぐん消えてくれています。あ~、まだ雪が残っているんですよ。雪の上での剪定作業です。

今年は、雪が多いため、いつもよりちょっと遅めの種まきにしました。
山の方の田んぼでは、まだ1m以上雪が残っているところがあります。
雪を消すために田んぼに水を入れて来ましたが、5月半ばごろまで雪が残りそうです。

昨日、これまで冷たい沢水に浸けていた種もみを温泉浸けて、ちょっと芽を動かし、小屋に置いておいたのですが、早々、ネズミに食べられてしまいました。ネズミが出ないよう仕掛けしているにも関わらず、よっぽど種籾が美味しそうだったのでしょう。

明日は種蒔き。縁起を担いで、一粒万倍日に種蒔きをする事にしました。
雪が多くて春作業が遅れてしまいますが、何とか実り良い秋にしたいと思います。

今年は、残念ながら、古代米(黒米)の作付けを辞める事にしました。
黒米は、一般的なお米とは明らかに違い、色が真っ黒のため、他のお米に一粒混入しただけで目立ってしまいます。そのため、他のお米への混入を防ぐ対策に多くの労力が必要ですし、また、混入を心配しながら作業するのも気が散ります。もっと、あきたこまちや、ササニシキの栽培に労力と心配りを集中し、品質を高めたいと思っています。

その代わりでも無いのですが、あきたこまち、ササニシキに加えて、「さわのはな」を試作する事にしました。「さわのはな」は、お隣、山形県の品種です。一時期栽培面積が広がったのですが、作りにくいため栽培面積が激減し、農家の自家用米程度で作り続けられていた品種です。農家の方が自家用米として作り続けたのは、美味しかったからです。新しい品種が出てきても、農家に愛された続けた品種です。

より自然な栽培方法で栽培するには、品種選びが重要なポイントになります。ササニシキは、自然栽培に適した品種だと思います。あきたこまちは良い品種ですが、ササニシキと比べて、自然栽培に適した品種では無いように思います。

さわのはなの作り難さは、肥料を嫌う事です。肥料を嫌うという特性は、収穫量を高めにくい性質になるため、欠点になると考えられています。自然栽培では、この欠点が良い特性になると考えています。つまり、肥料分が少なくても、自分の力でそれなりに育ってくれるのです。

あきたこまちに代わる品種として、「さわのはな」に期待しているのですが、どうでしょうね~。

さっぱり系の「ササニシキ」、もっちり系の「さわのはな」の2品種体制にしたいのですが。








ようやく春らしい天気が続いてくれるようになりました。
豪雪地帯は春作業は、除雪作業からスタートします。

育苗ハウスの除雪前と、現在の写真です。

冬の育苗ハウス



現在の育苗ハウス



ハウスの中と、ハウス周りの除雪が完了し、ハウスに行くまでの道の除雪作業をしています。

雪の深さは、ピーク時の半分くらいとなりましたが、まだ1m以上雪が有ります。

ブルーベリー畑の様子



冬の間、ギュッと絞められていた冬囲いを外したので、ブルーベリーが気持ちよさそうに枝を広げています。豪雪にも関わらず、それほど枝折れは無さそうで安心しました。

まだ雪が有りますが、ブルーベリーの芽が大きく膨らんできています。



枝折れも少なく、大きな芽が膨らんでいるので、美味しいブルーベリーが期待出来ます。
雪が無くなったら、剪定作業を開始します。