2016年12月

5

今年も大変お世話になりました。

今年は、殆ど休む間もない忙しい一年でした。

通常の仕事の合間に田んぼの整備をむたっとしましたし、ブルーベリーの収穫も、とんでもなく忙しかった。セリの試験栽培もしました。

何とか乗り切った感じです。

来年も、通常の仕事の合間にセリの栽培を始めるための準備仕事があるので、とても忙しい一年になりそうです。

通常の仕事以外の特別の仕事がある年は、やはり大変です。

お正月期間はゆっくり休みたいと思ったら、12月30日までセリの修行(アルバイト)。31日は年越しの準備をしなければなりません。
年が明けてから嫁さんの実家で少しゆっくりしようと思ったら、3日に農産物直売所の当番に当たったので、
嫁さんの実家からとんぼ返りです。

年の終わりも始まりもこんな感じです。

来年も、健康第一で乗り切りたいと思います。

それでは、皆様、お元気で良いお年をお迎えくださいませ。

今年もありがとうございました。





雪投げのお手伝いをしてくれました。

楽しくて仕方ないらしく、笑いながら一生懸命やっていました。

手袋を嫌がって付けないので、何とか手袋を履かせて、本格的な冬に備えないと思います。

雪が積もっていますが、セリの収穫をしています。

セリは、稲のように水を溜めた状態で栽培されています。そのため、セリを栽培する場所をセリ田と呼んでいます

田んぼに入り冷たい水の中からセリを収穫します。



この写真は数日前の写真ですが、現在は水の部分も雪に覆われてしまいました。

雪を寄せながら収穫しています。

収穫したセリを水洗いし、枯れ葉などを取ってからもう一度水洗いして出荷します。

沢水で入念に水洗いします。



セリは根っこまで食べられるので、捨てるところがありません。

株元が一番美味しいのですが、土が溜まりやすい部分なので丁寧に洗わなければなりません。

セリは、食べるまでとても手間のかかる食材ですが、手間を掛けるだけの価値があるぐらい美味しいですよ。

私のお奨めはお浸しです。

セリは生でも食べられます。熱を加えすぎると香りが少なくなり美味しくありません。

煮るのではなく、熱湯をかけてすぐに冷まし、めんつゆなどに浸して食べるのが最高です。

シャキシャキした歯触りと、セリの香りがたまりませんよ。

実は、私、セリが苦手でした。食べ物として認めていませんでした。

こんな私がセリを栽培して良いものかと悩みました。

しかし、セリ農家さんでご馳走になったセリのお浸しを食べてから、セリの評価が一気に上がりました。

セリってこんなに美味しかったのか。食べ方を知らなかっただけだったのです。

ある番組で、セリを食べた私と同年代ぐらいの芸人さんが、「こんなに美味しい食材を今まで知らなかったなんて勿体ない。」のような感じのコメントをしていました。私も同感でした。

こんなに身近に、こんな美味しい食材があったなんて。

今年の収穫は明日で終わります。

来年はネット販売もしたいと思いますので、ご賞味いただければ幸いです。

なお、セリにも品種があり、品種によって味は全く違います。

私が食べられないセリもあります。

私が栽培しているセリは、旨いですよ~。

息子が40℃近い熱を出し、本格的な風邪っぴきになりました。

お陰様で、我が家全員風邪っぴきです。



農業をやっていると、他人との接触が極端に少ないので、自分の体調管理が悪くない限り、風邪を引くことは少ないです。

息子が保育園に行き出したら、風邪を引くことが多くなってしまいました。

私は何とか悪化しないよう体調管理に気を使っていますが、今は雪の降る中セリの収穫中なので、手足が冷え冷えです。

腰を屈めての作業で腰も痛い!腰や背中が痛いのは、作業が原因?風邪が原因?

あと10日程度休めないので、体調が悪化しないよう気を付けながら乗り切りたいと思います。

なお、体調最悪の息子が食べたのは、お米です。

煮たリンゴや大好物のヨーグルトなど食べさせようとしましたがそれほど食べませんでした。

食べるとは思っていないけれども取り合えず置いたお米を食べ出し、なぜかお米だけバクバク食べました。

普段は納豆やふりかけなどを要求しますが、ただの白米を美味しいと言って食べ尽くしました。

他の食べ物を受け付けない時こそ、我が家のお米が本領を発揮したようで嬉しかったです。







今日は、久々の晴天日でした。

外仕事の撤収を始めると、こんな天気がやって来ます。

明後日頃まで天気が持ちそうなので、撤収作業を中断し、外仕事を続行することにしました。

まずは、生産力が落ちたカシス畑の片付けです。
畑までの農道が悪路のため足が向きにくく、管理不良で生産力が落ちてしまったので、廃園にすることにしました。

他の農家さんから借りていた畑ですが、お返しすることにしました。

カシス畑から見た景色です。
田んぼがありましたが、耕作放棄されてしまいました。



カシス畑の周りは農地の条件が良くないので、年々耕作放棄が進んでいます。
耕作放棄が進むと農道が管理されなくなり、元々悪路の農道が、さらに通行し難くなりました。

他の農家さんが辞めると、自分の農地を管理するのも難しくなります。

この頃は、条件の良い農地も耕作放棄されるようになりました。
これは、かなりまずい状況です。
小さな落書きを放っておくと落書きが増えていくようなもので、条件の良い農地でも耕作放棄が増え易くなって行きます。

話は変わって、我が家のいたずら坊主。

自家産の落花生をザルに入れて干していたら、そのザルに入って遊んでいました。
ザル猫ならぬ、風邪気味のはな垂れザル坊主です。