2010年11月

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とうとう、雪が降ってきました。それでも、まだ根雪にはならなさそう。外の農仕事は終わらせたので、雪が降っても大丈夫ですが、車を入れるパイプ車庫を建てられないでしまいました。もう、今年は無理かな。来年の春にしようかと思っています。今は、温泉ハウスでタラノキを伏せ込むための準備をしています。明後日には、一回目の伏せ込みをしたいと思っています。今年は、ハウスの中の作業する場所にコンクリートを打ったので、凄く作業しやすくなりました。もっと早くやっておけば良かったな~。仕事後に入るプライベート桶温泉にも入りやすくなったので最高です。余り大きな声では言えませんが、・・・。
この時期には珍しく、好天が続いています。日中は、仕事をしていると暑いくらい。タラノキの収穫をしたり、田んぼや畑の排水を良くする整備をしたり、タラノキを改植するために抜根したり、田んぼを平らにするために土を運んだり、何だかんだと沢山あった仕事が片付いてしまいそうです。この時期に、これだけの仕事が出来るなんて信じられないくらいです。春作業に、ちょっと余裕が持てそうです。でも、この好天は明日までの様子。何とか、明日で重要な作業の目処を付けたいと思っています。そして、今年最後の外仕事、車を入れる車庫を建てる予定です。と言っても、単管パイプで作るので、そんな大それたものでは有りません。でも、タラの芽の伏せこみ作業が控えているので、その準備もしなければなりません。雪が降る前に完成出来るかな?
いきなり出てきたTPP(環太平洋経済協定)。
唖然としてしまいました。
そのような議論が出てくるのは止むを得ませんが、
議論も無く、唐突に参加しようとしたことに無力感を覚えました。

TPPに参加すると、加盟国間で取引される全品目について関税を撤廃するのが原則とされています。自動車等の輸出産業にとっては大きなメリットとなりますが、これまで輸入を制限してきた農産物等はとんでもなく安く入ってくることになりますので、農業は大打撃を受けます。大打撃と言うより、ほぼ壊滅状態になります。

これまで、農業は「保護」されてきたと言われています。
わたしは、この「保護」と言う言葉を聞くと、
国民の食を支えていると言う自尊心が打ち砕かれます。

国民の食糧を確保することは、防衛と同じく、国民の安全保障の一つです。そのため、どの先進国においても、食糧自給率を上げるための政策があります。日本は、自然豊かな国にも関らず、他の先進国より格段に食糧自給率が低い国です。
防衛は公務員が給料を貰ってやっていますが、食糧の生産は農家が担っています。食糧の自給率を向上させるために、農家に対して何らかの施策を行うことが保護だと言うのは、間違っていると思っています。

TPP参加と、食糧自給率の向上は、相反するものですが、食糧の安全保障と相反するものではありません。外国から、安定的に食糧を確保できれば、安全保障は成立します。食糧は、国内で生産せず、海外から買う。それが、TPP参加です。つまり、TPPに参加するという事は、日本に農業はいらないと宣言されたようなものです。会社で言えば、リストラです。

まー異常気象で自国の食糧が不足したときに輸出してくれる国は無いでしょうし、日本の農業をリストラしてから、食べ物が無いから生産してくれと言われても無理な話なので、いずれ、食べ物に困る日が必ず来るでしょうね。私は、自家菜園があるし、豊かな山があるので、知ったこっちゃ無いですが。

TPP参加は、国の形を変えることです。
リストラされる農家の立場からは反対ですが、
単に経済的な問題だけでなく、対中国やロシアなどとの関係から、
良くても悪くても、踏み出す時期に来てしまっているのでは無いかとも思っています。
いろんな意味で、尖閣諸島の問題が引金を引いてしまったのかな~。
一人の酔っ払いが世界を変える!

本当にTPPに参加したら、農業と言う業種が無くなるぐらい少なくなります。
さて、どうするかな。





今日の夜、友人と一緒にスズメバチの巣を取りに行きました。
目的は、スズメバチ。
スズメバチを焼酎漬けして飲むと、滋養強壮の効果があるとか。
日中は、スズメバチが飛び回っているので、とても捕獲出来ませんが、夜になるとスズメバチが巣の中に入り、活動が鈍るので、そこを狙って捕獲します。

方法は、スズメバチの巣の入り口にガムテープを貼り、捕獲します。
やり方は簡単ですが、入り口にガムテープを貼るのは、結構怖い。
今回は、もう寒くなっている時期なので、蜂の動きが鈍く、あっさり終了しました。

時期が遅かったため、巣の中にいたスズメバチは24匹しか居ませんでした。残念。
蜂の子がちょっと居たので、油で揚げて試食しました。味は、揚げ過ぎたのかあまり味が無く、ちょっと微妙。今度は、別の方法で食べてみたいと思います。