2009年2月

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今日は、秋田県の中央部にある千畑町の方が、タラノメ栽培を視察に来ました。3年くらい前、たまたま地元の小安温泉に遊びに来たときに、興味本位で私のタラノメハウスを覘いてしまったのをきっかけに、タラノメの栽培を始めた方です。タラノキも大きくなり、いよいよ収穫だと思ったのは良いのですが、ハウスで上手く育たなかったそうです。そこで、また、ハウスを見学に来たのです。私も、これでもかと言うくらい沢山の失敗をしているので、失敗の原因はすぐに分かります。失敗のリスクを最小限に抑える技術は高いほうだと思いますが、上手く栽培する技術は、未だに良く分かりません。ただ、突き詰めて考えれば、やっぱり「土」次第です。
地元の温泉地で、温泉を活用した新たな試みを検討しているようです。
私が借りている温泉熱を利用したハウスは、昔、秋田県が、温泉熱を利用した農業の可能性を探るための研究施設でした。研究が終わってから、旧皆瀬村が引き受け、それを農家に貸し出しています。これまで、数人の農家が借りて農業を実践してきましたが、長く続けられた農家は居ませんでした。現在は、私と知的障害者の施設で借りています。まだ空いているハウスがあるので、そこを利用して何か出来ないかと、温泉宿やお土産店を営む人達が検討しています。農業に取組むのは、ちょっと難しいだろうなとは思いますが、自分達が使う食材を生産するとか、お客さんに楽しんでいただけるような体験型のメニューを提供するなど、自分達の優位性を生かした取り組みが面白そうだなと思います。さて、どうなるかな。
今日は、なんちゃら委員会の懇親会があり、古代米のどぶろくを飲みすぎてしまった。美味かったなー。なんちゃらとは失礼だが、地元の楽しい人たちの集まりだ。話は突然変わるが、それは酔っ払っているからで、酔っ払っていなくても話は突然変わるのだが。企業が求める人材は、主体性、実行力、柔軟性を持つ人だそうだ。なるほど、農業にも必要なことだとうなずいてしまった。さらに話は変るが、何と、麻生内閣の支持率が、森内閣の支持率より未だ高いことに驚いた。森さんは、そんなに支持率が低かったなのに、何で、今も、あんなに威張っているんだろうか。企業や、農業に主体性、実行力、柔軟性が必要なのに、政治には、全く当てはまらないようだ。政治家にも同じ能力が必要だと思うのだが。あんな人たちを選んでいる国民が悪いんだろうね。