2016年9月

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稲刈の準備中です。
お米が美味しそうになって来ました。
じっくり栄養を蓄えています。



秋の味覚、芋の子が収穫時期を迎えました。
秋と言えば、芋の子です。
この時期、我が家では、毎日芋の子汁を食べます。

毎日芋の子汁を食べるのに、わざわざ皆で集まって芋煮会をやったりもします。
芋煮会は山形が有名ですが、秋田県でも行われていて、小学校などでは鍋っこ遠足もあります。

私が小学生の頃は、鍋、薪、食材を一輪車に積んで芋煮会をする公園まで行きました。
芋の子以外の食材や味付けは自由だったので、他のグループの鍋との食べ比べが楽しかったです。

収穫前の芋の子



収穫した芋の子



これは、「とんぶり」です。
秋田県の県北の特産で、この実は、畑のキャビアと言われる珍味です。
我が家では実を取りませんが、これを乾燥して、掃除をする「ほうき」として使用します。
とてもしなやかで枝が細かいので、使い勝手の良いほうきになります。
こっちの地方?我が家では、「ほうき草」と呼んでいます。

種がこぼれて、コンクリートの隙間に育つとんぶりです。
根っこを張れるスペースなんて殆ど無いのに、強いですね~。




もう少しで稲刈シーズンの到来です。

当農場の稲は、少し遅れ気味ですので、9月末ごろからになりそうですが、

稲刈を頼まれている他の農家さんの田んぼは、9月25日頃から稲刈を始める予定です。

秋田県のお米の品種と言えば「あきたこまち」です。

当農場で栽培しているササニシキは、あきたこまちより遅く収穫出来る品種ですので、
あきたこまちの収穫が終わってから稲刈が始まる感じです。

あきたこまちは、あと10日ぐらいで収穫出来る感じですが、ササニシキはようやく黄金色に染まり始めた程度です。

写真は、ササニシキの稲穂です。



ササニシキは病気に弱い品種です。

今年、畑から田んぼにした田んぼの稲でいもち病が出てしまいました。
畑から田んぼに転換した年は、稲の出来が良くなり過ぎるので、病気が出ることを覚悟していましたが、
思いのほか少なく助かりました。

いもち病は、稲の病気としては一番恐れられている病気で、通常の栽培方法では、苗の段階から4~5回ぐらい農薬が使われています。いもち病は、収穫量を多く求めず、稲を健全に育てると大きな被害はありません。肥料を沢山やって収穫量を多く取ろうとすると、稲が混みあって田んぼの風通しが悪くなり、稲も軟弱に育って病気にかかります。満員電車と、皆が座って乗れる電車の違いのような感じです。

右側の稲穂がいもち病になってしまって稲穂が枯れて白くなっています。
左側が正常な稲穂です。
畑家から転換して一年目は、肥料を入れなくても養分が多いのでやむを得ません。

秋田県でも稲刈が始まった地域がありますが、当農場の稲は、ようやく稲穂が垂れてきたところです。

当地は山間地ですし、ササニシキは晩生の品種なので、収穫期が遅くなります。

今年は生育が遅れ気味ですので、収穫は10月5日頃からになりそうです。

あきたこまちは、ササニシキより少し早いのですが、それでも9月末か10月に入ってからになりそうです。



田んぼでは、ヒエも穂を出しています。

ヒエの種をこぼさないように、ヒエ取りをします。

ヒエ一穂の種がこぼれるだけで、100粒以上の種が蒔かれることになります。



稲穂が出ると、スズメにも狙われます。
こんな感じに食べられます。収穫量に影響が出るぐらい食べられる田んぼもあります。



家族で山形の山寺に行って来ました。
山寺の一番上のお寺まで950段ほどの階段を上ります。
息子も200段ぐらいは歩いて登り、一番上のお寺まで行きました。
11kg以上になった息子は重かった。