山の農場だより

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田植えが終わり、早々、田んぼの除草作業をしています。



鉄のチェーンを引っ張ると、抜けてしまう苗もあるので、補植作業をしながら作業を進めています。

チェーンを引っ張った後の田んぼは、こんな感じです。



泥水で、稲があるのか分かりません。

毎日雨で大変ですが、田んぼの中を歩き回っています。

捕植作業が終われば、除草作業を進めながら、畔の草刈りを始めます。

これから7月末頃までは、雑草と格闘の日々です。

田植えをしています。

通常は、代掻きを全部終えてから田植えをします。

当農場では、作業の効率は落ちてしまいますが、雑草対策として、午前中に代掻き、午後から田植えのセットを繰り返します。



雑草は代掻きと同時に発生が始まるため、少しでも稲が優位になれるようにします。

代掻き仕立ての田んぼは泥水なので、目印が見えず、おおよその感で田植えをします。



元々、田んぼが不整形なこともありますが、余り上手とは言えない田植えになってしまいます。

5月末までには終わらせたいと思っています。

今日は、風がとても強く、代掻きが大変でした。

田んぼを出来るだけ均平にしたいのですが、風が吹くと水が風下に移動して高さが分からないのです。

自然条件下なので、色々ありますね。


田植えの準備でバタバタしていますが、タケノコを採ってきました。

当地のタケノコは山奥に生えているので、採ってくるのはとっても大変です。

でも、我が家では、奥地のタケノコを自宅近くの自分の山に植えているので、気軽に楽しむことが出来ます。

息子が左手に持っているのが通常のタケノコ、右手が巨大タケノコです。



ごめんなさい。

本当は、巨大タケノコではなく、息子がタケノコの皮を何重にも重ねて作った作品です。

タケノコは、沢山採って来たなと思っても、皮を剥くと、ちょっとしかなくてがっかりします。



私は、皮を付けたまま焼いて食べるか、麺つゆなどに漬けたものが好みです。





昨夜から雪が降り始め、今朝は雪が積もっていました。

それほど冷え込んでいなかったので、ここまで積もるとは思っていませんでした。



写真奥に見えるのはシダレザクラですが、兄ちゃんが弟に、あれはナダレザクラだよと教えていました。

確かに、今日はナダレザクラだなと大笑いしてしまいました。

先日、子供たちと、田んぼの水源地を散歩してきました。

新緑と桜と雪。冬から春に向かっているコントラストがお気に入りです。



水源地の貝沼をぐるっと一回り。



子供たちが、道に落ちた枝を片付け始めました。



二人で協力して頑張りましたが、この太い枝は、まだ無理でした。



この時期は、フナの産卵の時期で、岸辺から間近に沢山のフナを見ることが出来ます。

でも、ブラックバスの影響で昔より少なくなり、淋しく感じます。



今年は好天に恵まれ、早くも山桜が咲き始めました。



雪解けも早いのですが、我が家の山の方の田んぼには、まだ雪が残っています。



ここは、特に雪が多く、当地でも一番遅くまで雪が残る場所です。

今朝、田んぼを見に行ったら、カモシカが道を通せんぼして全く動いてくれませんでした。



5mぐらいまで近づき、ライトを点けても、クラクションを鳴らしても微動だにせず、しばらくしたら横向きから正面を向いたので、車をバックして距離を取りました。

車に乗っているので怖いということはないのですが、車に突進して車を壊されると困るので退避です。



結局、全く道を譲ってくれそうもないので、田んぼに行くのを諦めました。

山にいるカモシカは前足を踏み鳴らして威嚇してきますが、里にいるカモシカは、今回のような行動をとることは、これまでありませんでした。

里と山の境界が里側に近づいて来て、里のカモシカが山のカモシカ化して来ているのかも知れません。

近年、ますます獣が脅威になって来ています。

種蒔きの準備が整い次第、種蒔きをします。

かなり雪が消えてきましたが、我が家の周辺は、まだこんな感じです。



息子が、小学校で凧を作って来たので、凧を揚げました。

電線などあるので、凧揚げが出来る場所が限られますが、雪があると何処でも歩けるので、凧が揚げやすくなります。



苗箱に床土を詰める作業です。

小学2年生と、保育園の年長さんが手伝ってくれました。



機械を使った作業は人手が必要なので、大助かりでした。

すぐに飽きるだろうなと思っていたのに、思いのほか良く働いてくれたので、親ながら感心しました。


今年も相変わらず豪雪で、ブルーベリー畑は、まだこんな感じです。



それでも、ようやく雪消えが早まって来ました。

4月下旬には、剪定作業が出来そうです。

昨年より枝の痛みは少ないようなので、まずは一安心です。





稲の育苗ハウスの雪堀をしています。

種まきはまだまだ先ですが、雪を消すため、育苗ハウスと、育苗ハウスまでの道を除雪しています。







雪の量が半端ではないので、全て除雪することは出来ません。

出来るだけ除雪して、あとは、雪が消えやすいように雪割をして置きます。

雪割をして雪の表面積を増やしておくことで、雪が消えやすくなります。

雪が消えるまで数回雪割をしたり、もみ殻を炭にした燻炭を撒いたりして雪解けを早めます。

豪雪地帯は、本来の農作業を始める前の作業が一苦労です。

雪堀は、春が遅く、秋が早い地域特有の農作業です。
春の農作業は、除雪作業から始まります。

雪が消えるまで稲の種まきを待てませんので、育苗ハウスと育苗ハウスに行くまでの道を除雪します。

写真の軽トラックが止まっている道路から、写真奥に見える林の所までの道を除雪します。



林の手前に育苗ハウスがありますので、その育苗ハウスの雪も除雪します。

もっと道路に近い場所に育苗ハウスを建てられれば良いのですが、他に適地が無いので、止むをえません。

さて、やりますか。
秋に収穫した大根は、春までの貴重な食材になります。

長期間保存すると品質が低下してくるので、凍み大根や乾燥大根に加工して保存性を高めたりもします。

凍み大根は、大根を茹でて吊るしておくだけです。

凍みたり、溶けたりして水分が抜け、スポンジ状の干し大根になります。



凍み大根は、出汁が良く染み込み、ザクザクとした食感で、生の大根とは違う美味しさを楽しめます。

この頃、春の兆しが出てきました。

2月の冬眠期から、徐々に活動モードに切り替えて行こうと思います。

今日は天気が良かったので、息子たちと水源地の貝沼に散歩です。

貝沼は山の上にあって車では行けないので、ちょっとした山登りです。



去年まで行くのに難儀していた下の息子も、どんどん登って行けるようになりました。

沼は、凍るというより、大量の雪が積もって溶けず、積み重なります。



水の上に、どれだけ雪が積もっているか掘ってみました。



丁度、下の息子の身長ぐらいの雪が積もっていました。

雪ウサギの後ろ姿。






山々の雪が貝沼を潤し、田んぼのお米を育みます。

今年も、水の心配は無さそうです。



昨日は、穏やかな天気が一転、大雪となりました。

息子も雪寄せのお手伝いです。



ちょっと前まで、雪寄せごっこ見たいな感じでしたが、段々と戦力になって来ています。

雪寄せの後は、雪遊びです。

今日は雪が多すぎて探検ごっこが出来ないので、除雪車が押し上げて出来た雪山で忍者ごっこです。



この頃の日課は、探検です。

今年は穏やかで雪の降らない日もあるため、「かんじき」など付けなくても、雪の上を歩くことが出来ます。

そのため、子供たちが学校と保育園から帰ってくると、家の近くの田んぼや山を探検します。



雪の上には、獣たちの足跡がいっぱい残っているので、足跡を追っていきます。



一旦遊びだすと、暗くなっても家に入らないのが困りものです。

家の後ろにある天然のタラノメは、まだ芽が動いていません。



このタラノメは、家からサンダル履きで来ても取れるタラノメで、我が家の春の食材です。

そろそろ、秋に収穫したタラノ木を家の中にいれて、芽を出させようかな。
ようやく農作業シーズンが終了しました。

私にとっては、お正月より、一年の区切りを感じる時期です。

ゆっくり体を休め、次のシーズンの計画を考えたり、勉強したりします。

今シーズンの冬は、比較的穏やかで雪が少なく、除雪に追われるような感じではありません。

この時期では珍しく、まだ、軒先に雪が届いていません。

昨年に比べると、雪の量が半分しか無いような感じです。



豪雪地帯では、雪が少ないだけで儲けもんです。

農作業は無くなっても、後回しにしている仕事以外の事務作業も沢山あるので、とりあえず片付けます。

昨日は、久々の晴天日で、気持ちの良い一日でした。

日本海側の山間部の冬は、晴れる日が少なく、雪が降り続くか曇天日が殆どです。

ここから車で10分ぐらい山を下りるだけでも天候が違います。

太平洋側に抜けると、別世界です。

貴重な晴天日は、雪消しです。

気温が高くなると、水路に雪を入れるとどんどん消えてくれるので、

次の豪雪に向けて家の周りの雪の量を少なくしておきます。

写真は、我が家の洗面所からの景色です。

いつも、家の後の段々田んぼや山を見ながら歯を磨いています。



あと、次の屋根の雪下ろしで1階の軒先まで雪が積もるので、窓から見える景色は雪の山だけになります。

明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願い致します。

元日の今日は、大荒れの天候で、前が見えなくなるほど吹雪く時もあります。



年末の2日間で1回目の屋根の雪下ろしをし、今日は、空き家になっている親戚の家の雪下ろしをする予定でしたが、

余りに吹雪いているので、様子を見ているところです。

年末年始休ゆっくり休みたいところですが、いつも、仕事の合間の雪下ろし期間になってしまいます。

当地では、これから2月末ごろまで、1週間に1回のペースで屋根の雪下ろしをして行かなければなりません。

下した雪の処理もありますし、3回目以降は、屋根より雪の方が高くなって、雪下ろしではなく、雪上げになる場所もあります。

年明けは、まず、目の前の雪を何とかすることで精いっぱいな感じです。

慌ててもどうにもなりませんので、今年もコツコツやって行きます。

では、皆様にとって、良い一年でありますように。
寒暖を繰り返して冬に向かってきていましたが、とうとう、本格的な冬に突入です。

日中でもマイナス気温となり、雪が降り続きます。

早朝からの除雪作業が日課になり、1日に数回の除雪作業をします。



早朝、除雪車が来てくれます。

家の入口に、雪を置かないよう除雪してくれますが、雪の多い時は雪のやり場が無くなるので、相当量の雪が置かれます。

それを除雪しなければなりませんが、時間を置くと雪が凍って除雪作業が大変になるので、除雪車が来てから早めに除雪作業をした方が楽です。

町中では、除雪車が通過すると、一斉に人が出てきて除雪作業をしています。

日中人気の無い町中で、まだ暗い中、こんなに人がいたのかと思うほどの人が出てきて賑わっています。

大人は大変ですが、子供たちは、雪遊びです。

小さな「かまくら」を作って遊んでいました。



年内の大仕事、年賀状がまだです。

年内余裕ないので、元日に持ち越しです。
露地栽培のセリの収穫が終わり、ハウスのセリを収穫しています。

このハウスは、農協から借りているハウスで、温泉の熱で温めることが出来ます。



ここで使用している温泉は、飲むことも出来る温泉なので、冷めた温泉をセリ栽培の水として利用しています。

温泉で育てている温泉セリです。

外は雪でも、暖かい場所で仕事が出来るので助かります。

1月中旬頃まで収穫が続きます。

雪の予報が出るようになりましたので、雪が降る前に田んぼの見回りをしました。

水路に落ち葉が詰まって溢れたり、イノシシに畔を壊され、水路が埋められてしまうことがあるため、
雪が降る前には見回りをしています。

案の定、イノシシに畔が壊されていました。



イノシシの足跡です。



イノシシは、畔に隠れているミミズを食べるため、強力な鼻で土を掘り起こします。

畔の土が水路に入ると水路の水がせき止められ、田んぼに水が溜まって土手が崩れる心配があります。

数年前まで、当地にイノシシは居ませんでした。

豪雪地帯でイノシシは越冬出来ないと思っていたのに、年々イノシシの被害が増えてきています。

畔は崩され、イネは食べられるのと、踏みつぶして歩かれるので、本当に困りものです。

今年は、とうとう家の前をイノシシが歩いていました。

年々、イノシシが人に近づいてきています。

困ったな~。
当地では、薪を運ぶことを薪引きと言います。

昔、山から薪を運び出す時、「そり」を引いて運んだ名残です。

今は、運搬車や軽トラで運んでいますが、未だに薪引きです。

薪を積んで乾燥させていた場所から、家の横の小屋に薪を引きました。

他の仕事の都合上、中々出来ず、ようやく決行です。

小学校から帰ってきた息子も参戦、その後、保育園から帰ってきた息子も参戦し、家族総力戦です。

子供たちは、何故か薪の仕事が大好きです。

保育園の息子は、「僕のやる分も残しておいて。」と言って保育園に行きました。



薪は、結構な量で、天井近くまで積み上げて行きます。

昔は、風呂も薪でしたので、もっと多くの薪を準備していました。

薪は、集落の山の木を無償で切ることが出来るので助かります。

でも、一冬分の薪を準備するのに2~3週間ぐらいの労力が必要なので、時間を確保するのが大変です。

まずは、薪を準備出来てホット一安心です。