山の農場だより

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今日は雨で稲刈が中断です。

昨日は曇りでしたが無風のため朝露が落ちず稲刈が出来ませんでした。

一昨日はコンバインの修理のため稲刈が出来ませんでした。

明日以降は良い天気が続く予報ですので、明日から稲刈が再開出来る予定です。

でも、今日は結構な雨量なので、田んぼに水が溜まるようだと、明日も稲刈が出来ないかな?



こちらは、来年使用する種籾です。



頑張って田んぼのヒエを取り切ったのに、新に生えてきたヒエがすぐに大きくなって、ヒエの種も混じってしまいました。

本当に、雑草は強いです。

稲の種は、脱芒機(だつぼうき)と言う機械で種に着いたトゲ(芒 のぎ)を取り除き、風選機と塩水選で選別します。

選別される過程で、ヒエの種などは取り除かれます。

充実した良い種が採れました。

なお、種も、販売しているお米と同じ栽培方法です。

稲が美味しい色に染まって来ました。





美味しいお米を収穫するには、収穫適期が有ります。

収穫時期を遅くすれば収量は増えますが、食味は落ちますし、お米の質も落ちます。

ちょっと不思議なのですが、来年の種用にする場合も、食味の刈取り適期に収穫したお米が適しているとされています。

美味しい時期に鳥や動物に食べられて遠くに種を運んでもらい、稲の近くに落ちた種は、競合を減らすため、発芽率が落ちる仕組みなのかも知れません。

もう少しで稲刈スタートです。



今シーズン最後となる田んぼの畔の草刈りが終わりました。

畔の草刈りは、シーズン中5~6回行います。

当農場では、草刈りに1ヶ月間の労力を取られてしまいます。



草刈りに1ヶ月、田んぼの中の草取りに2ヶ月、計3ヶ月は草対策です。

明日からは、稲刈に向けた準備と、稲刈後の仕事の準備作業を進めます。

スズメが見えないと思っていましたが、やって来ました大群が。

他にも田んぼがあるのに、当農場の田んぼから離れてくれません。

稲穂は、こんな感じで立ちっぱなしです。



参ったな~。

今日は、家から車で20分、山道を徒歩で30分の所にある大湯滝に行って来ました。



ここは川原毛地獄です。硫黄山で、雪山のように見えます。



川原毛地獄を通り抜けて大湯滝へ。



天候によってお湯加減は異なりますが、今日は40度程度かな。

滝も川も全部温泉、源泉かけ流しです。

当地湯沢市は、湯の沢が地名になっているように、ここだけでなく、各所に天然の湯の沢が有る温泉大国です。






今日は、天気予報大外れの集中豪雨です。

季節外れ、連日の30℃越えのため、セリの植え付けタイミングを待っていました。

今日明日、曇りで涼しい予報でしたので、田んぼのヒエ抜きを中断し、昨日から植付の準備を進め、早朝から植付を開始しました。

朝ごはんを食べに家に帰ってきたところ、雷雨の集中豪雨になりました。

あ~、やってしまった。

起きてからも天気予報を確認して植え付けを開始したのに、これまでの準備と植え付けが台無しになってしまいました。

セリは、植え付けのタイミングが大事です。

セリは、田んぼを代掻きして、水がひたひた状態の所に植え付けます。

根っこが付かないうちに大雨などが降って水が溜まると、植え付けたものが浮き上がって流されてしまいます。

少々の雨であれば降った分が順次排水されますが、一気に降られると排水が追い付かず浮き上がって流されてしまうのです。

それに、代掻きしたばかりの土は流されやすく、大事なトロトロ層が流されてしまいます。

雨が降り始めたら天気予報が変わって、今日一日雨予報になりました。

今日は何も出来ないので、明日から仕切り直しです。

あ~、やってしまった。一瞬で台無しです。

自然は容赦有りません。

稲の穂が日々垂れて来ています。



雨の天気が一転、雨が降らない高温の日々が続いています。

この時期、時々雨が降ってくれれば、特に水管理をする必要がありません。

今年は、天気予報を見ながら、小まめな水管理に努めています。

稲刈作業時の作業性の関係もあり、水管理は悩ましい所です。


この時期になると、ヒエが稲を追い越して存在感を強めます。

今年の為と言うより、来年以降に種を残さないため、ヒエ取り作業をしています。



ヒエの出来に寄りますが、ヒエ一粒の種から、1万粒の種が出来ます。

正に、一粒万倍です。

雑草の種を出来るだけ残さないようにすることが、来年以降の稲作に繋がります。

暑くて大変ですが、コツコツやっています。





ササニシキの稲穂が出て来ました。



あきたこまちは稲穂が垂れ始め、ササニシキはもう少しで出揃いそうです。

あきたこまちは9月末頃の稲刈、ササニシキは10月10日前後の稲刈になりまそうです。


アロニアを収穫しています。

朝露の田んぼです。

田んぼに張り巡らされた蜘蛛の巣にも露が付き、蜘蛛が、田んぼを害虫から守ってくれているのが分かります。



あきたこまちは、もう少しで出穂が完了します。

ササニシキは、昨日の大雨と昨日の高温で一気に稲穂を出して来ました。

8月20日頃までには、稲穂が出揃ってくれそうです。

出穂が思ったより早く、暑い時期に稲穂が出てくれれましたので、まずまずの収穫量が期待出来ます。


朝から走って転んでひざを怪我し、保育園には行ったのですが、帰されてしまいました。

傷口に黒いものが有るので、念のため病院に連れて行ってとの事。

下の子は、擦り傷が日常茶飯事です。

とにかく元気。元気が一番です。



今日は雨。何とか田んぼが乾くだけの好天が続いてくれたので助かりました。

これから、再度、田んぼに水を出し入れして管理していきます。

あきたこまちは、稲穂が出て来ました。

ササニシキは、お盆頃から出始める感じです。

良い穂が出てくれればと願っています。

田んぼの溝切(みぞきり)とは、こんな感じで、田んぼに溝を切って水路を作って行く事です。



自然栽培の田んぼは、この前まで除草機を掛けたりしていましたので、田んぼの土が柔らかい状態です。

田んぼの水を抜いただけで田んぼを乾かすのが難しいため、溝を切って田んぼの水が抜けやすいようにします。

また、段々の棚田は、山側が乾きにくいため、溝切作業が欠かせません。

田んぼが乾いて土が固まったら、また水を入れて管理します。

当地の場合、この暑い時期でなければ土を乾かすことが出来ないため、一旦この時期に乾かして土を固めてから、再度、水を出し入れする管理をして行きます。

この時期に田んぼを乾かすのを中干し(なかぼし)と言います。

中干しは、土を固める事と、土の中に溜まった悪いガスを抜くことで稲の根を健全に保ちます。

ちなみに、現在の通常栽培の稲は、こんな感じです。自然栽培の稲と全く違った状態です。これだけ生育に差が出ます。



これだけ生育に差が有ると、通常の農家は精神的に参ってしまいます。

しかも、こちらの稲の数倍の労力をかけたにもかかわらず、これだけの差がついてしまいます。

今年は日照時間が短いため、より差が出た感じです。

お天道様頼みの自然栽培は、甘くありません。

我が家の稲とは違って、息子は人並みに育ち、元気に虫取りに励んでいます。

田植え後から続けてきた田んぼの草取り作業を明日で終了します。

ふー。

とりあえず、予定していた工程はやり切りました。



今年は雨続きで、今日もこんな感じで霧が掛かっています。



お天道様次第の稲づくりなので、今年のような天気では稲の生育が遅れてしまいます。

これから田んぼを一旦干す「中干し」の作業を行いますが、今後の天気予報も雨続き。

田んぼを乾かせそうも有りません。

田んぼに溝を切る作業を丁寧に行って、少しでも田んぼが乾きやすいようにしたいと思います。

草取りを終えても、田んぼも溝切、畔の草刈りと続き、7月末まで忙しい日々が続きます。



田んぼでは、トンボの羽化がピークを迎えています。

20日頃まで羽化が続きますので、20日過ぎから田んぼの水を抜いて中干しを行う予定です。

我が家の田んぼでは、こんな小さな赤とんぼも産まれています。

私も、数年に一度ぐらいしかお目に掛かれない珍しい小さな赤とんぼです。





今は、除草機押しを終え、手取り除草をしているところです。

除草作業最後の仕上げです。

これまでの除草作業も大変ですが、田んぼに四つん這いになっての手取り除草は、更に大変です。

足から首にかけて痛くなり、肩は痛すぎて眠れなくなります。

一日中は無理なので、合間に他の作業を挟んでコツコツ進みます。

とは言っても、田んぼの水を抜く中干しをすると除草作業が出来なくなります。

除草作業が終わらない田んぼの中干しを遅らせながら、何とか一定の作業を終わらせたいと思っていますが、稲の生育やその後の管理作業を考えると、22日頃がタイムリミットなので、微妙です。

気持ちは前向き、身体が付いて行きません。



毎日雨で、今日は一日中強い雨が降り続いています。

雨でも、毎日田んぼで除草作業をしています。

でも、今日の午後は、田んぼに水が溜まり過ぎて除草作業出来る状態ではないので、草刈りをしようかと思っています。





田んぼと稲の様子です。オモダカが白い花を咲かせています。



オモダカは、ジャガイモと同じように芋が出来、芋から育つので、あっという間に生長してしまいます。

地下に除草作業は、田んぼの水を抜いて行いますが、雨で水が溜まって除草作業出来ません。

除草作業は、あと2日で除草機押しが終わる予定です。その後は手取り除草です。

ブルーベリーの収穫は嫁さんに任せていますが、もう数日で嫁さんだけでは手が回らなくなりますので、徐々に私も参戦します。

稲のカメムシ対策で、3回目の草刈りをしなければならない時期でもあります。

草刈り、草取り、ブルーベリーの収穫と、あっちこっち仕事の毎日になります。

ブルーベリーですが、昨年被害の大きかったスズメの対策をしたことで、スズメの被害は限定的になりました。

でも、今年は、カラスとハクビシンの被害が多いです。

カラスの対策は出来ましたが、ハクビシンの対策に苦慮しています。

家の前のブルーベリーはカラスにやられてこんな状態です。



黒い実だけでなく、まだ未熟な実も落として散らかして行きます。

ハクビシンは、太い枝も折ってバクバク食べて行きます。

ブルーベリー畑に残された糞は、大量のブルーベリーだけの糞でした。

自然災害だけでなく、虫や鳥、獣と、次から次への難敵が現れます。

まずは、ハクビシンを何とかしなければ。


隣のお父さんから、山ウサギの赤ちゃんを2羽貰いました。



山の草刈りに行ったところ、ウサギの赤ちゃんを見つけたそうです。

通常、母ウサギが迎えに来て隠れるのだそうですが、山仕事が終わってから再度確認したところ、母ウサギが来た様子も無く、放っておけばカラスや獣に食べられるだけなので、連れて帰って来たそうです。

自宅に犬がいるため、家族から飼うことを渋られ、我が家に来たと言う事です。

赤ちゃんウサギを育てられるか心配は有りますが、やれるだけやって見る事にしました。

最初は、食べ物を与えても食べないそうです。実際、食べません。

今は、注射器で、強引に牛乳を飲ませているところです。

ちなみに注射器は、犬に薬などを飲ませるためのもので、ウサギとセットで隣の家から頂きました。

子供たちも大喜び、とっても可愛いですよ。

さて、ブルーベリーが収穫期を迎えました。

まだまだ収穫量が少なく、徐々に増えて行きます。



昨年、スズメの被害が多く、収穫量が大幅に減ってしまったため、防鳥ネットを新調し、細かい目合いのネットにしました。



それでも、よっぽどブルーベリーが美味しいのか、隙間を見つけて入って来て食べて行きます。



今年は虫が少ないので、しばらく虫の確認をしていなかったら、巨大化していました。



一枝の葉っぱが、全部食べられていました。

まだまだ忙しい時期なので、ウサギ小屋作りは、まだまだ先、しばらくコンテナでの仮住まいです。

今朝は、水路でオニヤンマが羽化していました。



アキアカネより一足先に、オニヤンマの羽化が始まります。

7月5日頃から、徐々に田んぼでアキアカネなどの羽化が始まると思います。

今日のオニヤンマは、子供たちへのお土産です。



昔は、沢山のオニヤンマが飛び交っていました。

子供の頃、一日20匹ぐらい捕まえていたことも有ります。

今では、オニヤンマも貴重な存在となっています。

特に、今日のオニヤンマは雌のオニヤンマでしたので、観察したら解放させます。

今日は山沿いの田んぼの草取りです。

山側の左側が未処理、右側が除草処理したところです。



これで終わりではなく、この後、もう1~2回行わなければなりません。

山沿いの田んぼは、日中でも虫の来襲が有るのですが、風が強いため虫が寄って来ません。

風に感謝です。

さて、もう一息。

とは言っても、草が大きくなってしまっているので、あと半日掛かりそうです。



毎日、田んぼの除草作業と草刈りをしています。

今日は、朝飯前に草刈りをし、日中は除草作業です。

朝露のある時だと草が柔らかく刈りやすいので、草刈りが朝飯前の仕事になります。

今の除草作業は、狭い株間の除草作業です。





もっと効率的に出来る機械も有りますが、狭くて、必ずしも四角形ではない当農園の田んぼでは使えないので、手作業でコツコツやります。とにかく時間が掛かり、多くの面積は出来ません。私は一休さん方式と言っています。

お餅を搗く対決で、大男は臼と杵で餅を搗く時、一休さんは数粒ずつ棒で丁寧に餅を搗いたのです。一休さんお餅の方が良く搗けていて、一休さんが勝ちました。

一休さんの方式は現実的では有りませんし、私のやり方も現代の稲作技術からすれば現実的なやり方でもありません。

しかし、より自然なお米を育てようとすると、遠回りのように見えて、近道ではないかと思っています。

最後は、この狭い株間の雑草に稲が食われてしまうんです。

草刈り、株間の除草があと2週間ぐらい掛かる予定です。その後は条間を手押しか機械除草機で除草します。

その後は、雑草を見て対応します。

お父さん、おやつだよー。



今年は気温の高い日が続いているからか、田植え時からトンボが飛び交っています。



こちらは、ムカシヤンマです。

オニヤンマにそっくりで、オニヤンマより小柄です。



こちらは名前知らず。

田植え時から合体トンボを見掛けますが、どこで生まれているのか分かりません。

田んぼに居ますので、田んぼにも卵を産んでいると思うのですが。

アキアカネに限らず、色んな種類のトンボが田んぼに棲みついています。

今は、毎日田んぼの除草作業をしています。

まだ葉っぱ2~3枚の小さな雑草ですが、あっという間に大きくなってしまいます。

まだ早いと思うぐらいから手を掛けて行かないと、最後の方は手が付けられなくなります。

いつもは、条間から除草していますが、今年は株間からスタートです。

株間の除草は時間が掛かるので、どうしても後回しになります。

そして、雑草が大きくなると、手が付けられなくて断念する事が多いです。

今年は、手の掛かる株間をとりあえず1回処理して置こう作戦です。

1回処理して置けば、また生えても手が付けられない状態にならず、再度処理出来ます。

条間は、後回しです。条間は、少々雑草が大きくなっても動力除草機であれば何とかなります。

さて、結果は如何に。

私は、夜明け前の静かな時間が好きです。



これからの季節、昼から3時ごろまでは暑くて仕事になりません。

ゆっくり昼寝をして、3時ごろまでは軽作業をし、涼しくなってくる3時頃から本格的に仕事を始める感じです。

一日の中で最も仕事が捗るのは、夜明け前から朝食までの間です。

日中の暑い時間帯に仕事をするより、眠くても早く起きて仕事をする方が、身体への負担が少なく、仕事が捗ります。

さて、田んぼの土手の野の花が見ごろを迎えました。

2回目の草刈りを始める時期ですが、この部分はしばらく草刈りせず、花を楽しみます。



無事、田植えが終わりました。



好天に恵まれ、雨の中の田植えは1日のみ。

気温も高く、良い田植えとなりました。

田植え時に天気が良いと根つきが良く、その後の生育が良くなります。

とりあえず、とは、田植機の調子が思わしくなく、植え損じている箇所が多い事です。

これから、植え損じた箇所を埋める補植を行います。

田植機は、自分で修理出来そうもない状態なので、来年に向けて農機具屋さんに修理してもらわなければなりません。

代掻きしたばかりの田んぼに苗を植えるので、植えた後はしばらく泥水状態です。



田植えをすると、すぐに虫がついて苗を食べ始めます。

農薬を使用している田んぼは青々なのに、我が家の稲は虫に食べられて白くなり、悲惨な状態になります。

苗に付いている黒い点のようなのが虫です。

泥のような虫なので、イネドロオイムシと言います。

田植えが終わったので、早々雑草対策です。

苗の補植と雑草対策、水管理と、田植え後、一息つく間もなく作業が続きます。