山の農場だより

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我が家の田んぼの隣の栗林に仕掛けて置いた罠にクマがかかりました。



檻にクマが入っていることを知らず、近くの田んぼで草刈りをしていたところ、巡回に来たハンターがクマが入っていると教えてくれました。

同じ場所で、昨年と一昨年も捕獲しているので、今年で3頭目の捕獲となります。

昨年、檻に入ったクマが檻を壊して逃げていたので、檻に入っているからと言って安心できません。

餌のハチミツが入った鉄の鍋を食いちぎったりして暴れているクマを見ると、クマの力強さを改めて思い知らされます。

この時期、朝夕の薄暗い時間帯は林の近くの田んぼを避けたりして、出来るだけクマとの遭遇を避けています。

今は草刈りをしているのですが、機械で草刈りをしていても背後から襲われる事例があります。

エンジン音があると、背後から近づかれても気付けませんので、どうにもなりませんね。

さて、昨日は息子と岩手山に登ってきました。

1年生の息子は鼻水多めだったので、3年生の息子と二人で登りました。



山頂でご飯を食べる時まで元気でしたが、下山は熱中症気味で元気が無くなり、ようやく下山したような感じです。

でも、本当に良く頑張りました。

岩手山は急な上り坂かずーっと続き、鳥海山以上に足がプルプルしました。

さて、稲刈りに向けて急ピッチで作業を進めて行きます。

今年も、田んぼにクマとイノシシがやって来ました。

参ったな~。





いつも来る時期に来なかったので、今年は来ないのかなと安心していたのですが、先にクマが来て、数日後にイノシシが来ました。

お米を食べるのですが、食べる量は大したことありません。

田んぼで運動会をして稲をなぎ倒したり、ミステリーサークルのように稲をなぎ倒して寝床を作ったりします。

丹精込めて管理した田んぼ。

収穫間近に荒らされるとガックリ来てしまいます。

ふーっと一息ついて、これぐらいで済んで良かった良かったと気持ちを切り替えます。

他にも田んぼがあるのに、我が家の田んぼを狙ってやってきます。

先日、農家の方が当農場を見学に来たのですが、田んぼが良い匂いがするとおっしゃっていました。

獣たちも、良い匂いに誘われてやってくるのかも知れませんね。



子供たちの夏休み最後の日、鳥海山に登るビックチャレンジをして来ました。

鳥海山は、東北で2番目に高い山です。

小学1年生と3年生。

体力的な事や、暑い時期であることもあり、山頂は難しいかなと思いつつスタートです。

目指すは、遠くに写っている高い山です。



広々とした美しい景色です。

ここまでも大変でしたが、これから山登り本番です。



鳥海山の外輪山です。



私もこのコースは初めてでしたが、かなりハードで、思った以上に危険個所もありました。

最後の一踏ん張り、山頂直下です。



何と、山頂まで来ました。



帰りは別ルートです。この猛暑が続く中、まだ雪が残っていました。



家を3時に出発、5時30分登山開始、11時山頂到着、17時登山口到着。

長い一日でした。良く頑張りました。スゴイ!

私も、子供たちの荷物や飲物7リットル分ぐらい担いだので大変でした。

飲物を多めに持ったつもりでしたが、最後ちょっと足りないぐらい飲み干しました。

下りはバテバテ、足も痛くなり、下山に時間が掛かりました。

ここを登れるくらいであれば、何処の山も登れます。

次は、岩手山に連れて行きたいな~。

好天に恵まれ、稲穂が出そろいました。

良い穂が出てくれました。



稲穂が出る時期の天候で病気の程度が違ってきます。

病気があったとしても広がりはしないのですが、今年は風も多くて病気の発生は少ないようです。



この時期、田んぼで人を見かけることは少ないのですが、私はいつもどおり田んぼを見回って水を動かしながら根を健全に保ち、稲が元気に育つよう管理しています。

写真の撮り方が違うので分かりにくいのですが、通常の田んぼは混みあっって田んぼの中が暗くなります。

私の田んぼは、株元まで光が届いて明るい田んぼです。

通常の田んぼは、労力軽減のため、畔にも除草剤を使用している田んぼが多いです。

通常栽培の田んぼ↓

稲穂が出て来ました。



気温が高くて生育が進むかと思いましたが、いつもと同じ時期での出穂となりました。

ブルーベリーは、ほぼ終了です。



こちらも、収穫開始が早かったものの、いつもと同じ時期での終了です。

早くて良いと言うものでもないので、いつもどおりが一番良いです。

息子の鉢植えの朝顔は、支柱を越えてクモの糸を頼りに育っていっています。



クモの糸は、何処まで耐えられるか!

子供たちと海に行って来ました。



当地は、東北中央の奥羽山脈にあるので、日本海も太平洋も遠いのです。

今年は、岩手県の三陸方面の高速道路(無料)が整備されたので、岩手県の海に行って来ました。

これまで、三陸は凄く遠い場所でしたが、高速道路が出来たことで一気に近くなりました。

写真は、山田町のオランダ島です。

この他、荒神海水浴場、仏ケ浦海水浴場も巡ってきました。

日本海側の海は、一日中入りっぱなしが出来るぐらいの水温ですが、岩手県側の海は水温が低くて長時間入りっぱなしは出来ません。

子供たちは震えながら綺麗な海を堪能していました。

私は、荒神海水浴場で見たイワシの群れと、仏ケ浦のホタテとナマコに感動しました。

私も子供たちも、泳ぐと言うより、海の生物を見るのが大好きです。

子供たちには、色んな自然を見せたいと思っています。





田植え後から続いていた草取りに一区切り付けました。

田んぼを一旦乾かす中干(なかぼし)作業をしています。

草取りに一区切りつけてからは、田んぼの畔の草を刈り、田んぼに溝を作る溝切(みぞきり)の作業をしました。

これで、ようやく田植えからのノンストップ農作業が終わりです。

暑い時期なので、ちょっとセーフモードで一息です。

田んぼは、沢山のクモバリアーで守られています。



稲は順調で、すくすく伸びてくれています。

先日、地元の湯沢市が開催した子供向けの遺跡発掘体験に行って来ました。



自宅から車で30分ぐらいの所にある遺跡調査現場で、遺跡発掘体験です。

まー暑くて暑くて。

顔を真っ赤にしながら作業をしていました。

ここでは、6千年前の住居跡やお墓が見つかっています。

秋田県では、縄文時代の遺跡が出るものの、弥生時代の遺跡が少ないそうです。

縄文時代後半は地球が寒冷化した時期なので、秋田県より暖かい地域に移動したようです。

この時期は、北海道から本州に縄文人が移動した痕跡もあるそうです。

我が家の周辺からも縄文時代の土器石器が出るのですが、弥生時代のものが無い理由が分かりました。

私は、この土地に住んでいた縄文人の末裔だと思っていたのですが、そうでは無いかも知れないと思うと、ちょっと残念です。







7月5日ごろから始まったトンボの羽化が最盛期となっています。



7月20日頃まで続くので、トンボの羽化を待って田んぼの水を抜く中干作業に入ります。

田んぼの草取りも、そこまでで一区切りつけます。

雨が続いて思うように除草作業出来ない時が多く、雑草優勢の田んぼも出てしまいました。

お天道様次第ですので、そんな時もあります。

小学校の総合学習で、当農場の見学がありました。



1時間ぐらいあったのですが、ブルーベリー、田んぼ、セリを案内したので、あっという間に終わってしまいました。

子供たちの沢山の質問に充分答えられず、残念でした。でも、とっても楽しかったです。


毎日田んぼを歩き回って、足が限界です。

田んぼによって深さが違うのですが、今日の田んぼは深くて歩くのが大変。

合羽のズボンを着ての作業なので、汗だくです。







今年は気温が高いので、いつもより稲が伸びている感じです。

今日は、不思議な雲が出ていました。七夕仕様かな。



まだまだ作業が続きます。ふ~。
田植えが終わってから、毎日除草作業をしています。

ふ~。

夜明けから、日暮れまでコツコツです。

朝焼けが綺麗なんですよ。



除草作業をしてあげると、稲がのびのびして嬉しそうです。



今は株間を除草していて、これが終われば機械除草機で条間を除草し、後は手取りで取ります。

まず、株間の除草さえ終われば先が見えてくるのですが、もう少し掛かりそうです。

7月に入ると、雑草は成長が見えるぐらい加速してくるので、何とか6月末まで終わりたいところです。

田植えが無事終わりました。ふ~。

と、一息付く間もなく除草作業の開始です。

雑草は、代掻きと同時に生育を開始します。

既に、田んぼでは、稲と雑草の勢力争いが始まっているのです。

出来るだけ雑草の発生を抑制するため、チェーンを引っ張って田んぼの表面を削って土を攪拌していきます。



鉄のチェーンなので、まー重いのです。

ぬかる田んぼを歩いて引っ張るので、馬か牛になった気分です。

田んぼの畔では、野花が花盛りです。



この花も田んぼにとっては邪魔な雑草ですが、これを許容する余裕があった方が楽しいですね。

農業は大規模化が進み、省力化のため畔に除草剤を使用することが多くなりました。





田植えを開始しました。



午前中に代掻き、午後から田植えなので、泥水に体内GPSを頼りに田植えをします。

除草機を掛けるので、真っ直ぐよりも条間が狭くなったりしないようにすることを優先しています。まー、曲がって真直ぐです。

今年は、良い苗に育ってくれました。



苗が良いと、田植えが楽です。

苗が良くないと、田植えも苦労します。

ササニシキは良く育ちましたが、亀ノ尾は余り良くなかったので、捕植作業が大変です。

ブルーベリーは、ブルーベリーの形になって来ました。



5月いっぱいは田植えシーズンです。

良い天気に恵まれると助かります。

寒かったり暑かったり大変です。

冬着姿になったり、シャツ一枚で汗だくの日もあります。

さっ、寝て早起きだ!


雨の日が多くて田んぼが乾かず作業が遅れていましたが、ようやく田んぼに水を入れ始めました。



小さい田んぼが40枚ほどあるのですが、蛇口をひねれば水が出てくるものでは無いので、田んぼによって水を入れるために様々な細工が必要になります。

軽トラの荷台に必要な材料を積んで、田んぼを回ります。



材料が一つ足りないだけで、家に戻ったり、遠いホームセンターに買いに行ったりしなければなりません。

塩ビパイプやジョイントなどは雪で壊れたりするので、お持った以上に使うことがあります。

田んぼに水を入れながら、田植えの準備を進めて行きます。

ようやく田んぼが乾いて耕起作業を開始したと思ったら、毎日雨です。



雨が止んでも、3日ぐらいは田んぼに入られないので、田植え開始ギリギリまで耕起作業が掛かりそうです。

田植え前に草刈りもしなければならないので、スケジュール的に厳しくなって来てしまいます。

これまでのお天気と、雨の降り方を見ると、今年の春の気候は2週間前倒しになっているような感じです。

雨よ止んでくれ~。
無事、元気な芽が出てくれました。



稲は、芽が出る時が一番弱いので、芽が出てくれると一安心です。

ビニールハウス内で管理していると、ハウス内の場所によって温度やお日様の当たり方が違うので、思うように均一には出てくれません。

一番温度が高くなる場所では温度が高くなりすぎて芽が出てこないこともあります。

育苗箱の中で、種籾が煮えてしまうんです。当地では、これを焼けると言います。

今年は、思いのほか均一に芽が出てくれて、順調な滑り出しとなりました。

一番最後まで雪が残る田んぼでは、まだ雪があります。




雪が消えて田んぼが乾くまで田んぼの仕事は出来ません。

いつもは5月10日頃まで雪が残るのですが、今年は、もう少ししかありません。

以前、雪が消えずにバックホーで雪割した時もありますよ。

この田んぼは、本当に仕事が進みません。





冷たい沢水に浸けていた種もみを温泉に入れて芽を出させています。



芽出し作業は、芽が出るタイミングを揃えるために行います。

稲の生育に応じた管理をしなければならないので、芽が出るタイミングを揃える必要があります。

芽出しとは言っても、芽が出るギリギリぐらいまでで終了です。

芽を長く伸ばしてしまうと、種蒔きの時に芽が折れてしまったりするからです。

温泉に浸かって気持ちよさそうです。胚芽が大きく膨らんで来ました。

明日、種蒔きの予定です。

今年は、もう桜が満開です。



いつもより2週間以上早い開花となりました。

それでも気温が低く雨も多いので、田んぼの作業が早まることは無さそうです。
近くの桜が咲き始めました。

でも、我が家の山の田んぼは1mぐらいの雪が残っています。



これでも、今年は少ない方です。

雪が少ないのは良いことですが、今年の天気はどうなるのかな~。

種まきに向けた準備をしています。20日頃種まきの予定です。

今年は雪解けが早く、もうブルーベリーの剪定作業をしています。

いつもだと、まだ1mぐらいの雪が残っている頃です。



ブルーベリーの花芽も大きく膨らんで来ました。



今年は生育も進んでいるようです。

生育が早いと霜の影響を受けやすくなるので、早ければ良いというものでもありません。

それにしても好天が続きます。

昼間のお月さまも綺麗です。



今日は剪定作業を中断して、稲の種籾の塩水選です。

タイミングにもよりますが、出来るだけ縁起の良い日を選んで塩水選をしています。

今日は、一粒万倍日、稔良い秋を迎えられますように。

子供たちが春休みなので、一日中お手伝いをしてくれました。



自分の出来ることが増えたり、人の役に立てるのが楽しいようです。

私も仕事というより、塩水選で子供たちと遊んでいる感覚で楽しみました。

塩水で生卵を浮かせるマジックが好評でしたよ。

桜の季節となりましたが、当地は、まだまだ雪に覆われています。

春らしい気候となると、早朝は雪の表面が凍り、硬雪となります。

そのため、サンダルでも雪の上を歩けるような感じになります。

硬雪になると、家の近くの棚田が、絶好のゲレンデになります。



アイスバーンを滑り降りるので、スピードが速く、棚田の段差がジャンプ台になります。

子供たちは楽しんでいますが、大人はジャンプで着地するときにお尻を思いっきり打ち付けられるので、お尻と腰が痛くなります。



雪解けの早い土手には、ばっけ(ふきのとう)が顔を出していました。



今年は、雪解けが早そうです。

ちなみに、この田んぼはゴールデンウイーク頃まで雪が残ります。

先日、岩手高原スノーパークに行って来ました。

岩手県盛岡市に近いスキー場で、ゴンドラがある大きなスキー場です。

昨年からスキーを始めた子供たちが上達し、中級者コースでも転ばずに滑られるようになったので、大きなスキー場に連れて行って見ました。

朝は雪が降っていましたが、滑り始めるころには青空が広がり、最高のスキー日和でした。

岩手山も綺麗です。



写真にギリギリ写っていませんが、写真のすぐ左にスキー場があります。



年長さんの弟は、曲がりたくないと言って、ボーゲン(スキーをハの字)で急斜面を猛スピードで滑り降ります。

小学校2年生の兄ちゃんは、ほぼ、パラレルターン(スキーを平行)になって来ました。

子供たちは、あっという間に上手になって行きますね~。

この日は、ゴンドラを8回、リフトも10回近く乗りました。

子供たちは疲れ知らず、お父さんは、付いていくのが精一杯です。

子供たちは、家でも、暗くなるまで雪遊びです。

今年は雪が少ないとは言え、スキー場より我が家の方が雪が多いです。



冬は空気が澄んで、お月さまも綺麗です。



月明りと雪明りで、子供たちの遊びは終わりません。

晩御飯だよ。お父さんお腹すいたよ~。と、お父さんがギブアップです。

好天が続き、今年の冬は楽をさせて頂いています。

今後、荒れる天気が続く予報なので、稲の育苗ハウスを確認しに行きました。



今の時点で、いつもの半分くらいしか雪が積もっていない感じです。

パイプハウスを骨組みだけにし、支柱を立てていても雪の重みで潰されてしまうことがあります。

いつもこれぐらいだと、パイプが痛まずに済むんですけどね~。

特に管理する必要もなかったので、ブルーベリー畑と田んぼを見に行き、ついでに一山越えて水源地の貝沼を見に行きました。

出かけるとき、息子が小学校から帰ってきたので、一緒にトレッキングです。



貝沼の湖上で寝っ転がって景色を眺めて、静かな時間を楽しんで来ました。