山の農場だより

618

急に厳冬期に突入です。



最低気温がー10℃を下回るなど、寒い日が続いています。

我が家の凍み大根もカチンコチンです。



少々寒いくらいでは、給湯器の凍結など心配していないのですが、

連日寒さが続いているので、電源を入れっぱなしです。

さて、今日は、今シーズン4回目となる屋根の雪降ろしです。

12月の豪雪が一転、1月は穏やかな天候に恵まれました。



除雪作業の時間が少なかったので、いつもより早く、15日頃でセリの収穫作業が終わりました。

あー、終わった。

ちょっと休んでから後片付けをしようと思ったのが間違い。

気が緩んだら一気に疲れが出て寝込んでしまいました。

一年に一度のルーチンのようなもので、体の強制ストライキです。

昨日から、ようやく体を動かせられるようになって来ました。

ここまで、雪が降らなくて助かりました。

今日の夜から寒波が来て、真冬日が続きそうです。

徐々に体を動かしながら復活して行こうと思います。

皆さんも、お体大切に。



明けましておめでとうございます。

昨年も大変お世話になりました。

今年もよろしくお願い致します。

大晦日の午前中までセリの出荷作業に追われ、午後と元日の午前中は今シーズン2回目となる屋根の雪降ろしをしました。

お昼過ぎに年賀状を買って来たので、これから年賀状を書きます。

今年も雪が多いですね~。



屋根と屋根がくっつきそうです。



雪が多くなさそうに見えますが、屋根に上ると目線の高さぐらいまで積もっています。

2日から、セリの収穫作業再開です。

大晦日と元日は、毎年こんな感じです。

今年はセリの収穫作業が進み、1月20日頃には終われる予定なので、それからゆっくり休み、次のシーズンの事を考えて行きます。

年賀状を郵便局に買いに行ったら、12時半で販売を終了していました。

車で40分も掛けて買いに行ったのにガックリ。

コンビニに行ったら無地の年賀状が残っていて買うことが出来ました。

いつもは無いのに、今年は幸先が良いですね~。

皆様にとって、ご健康で良い一年になりますように。

ちなみに、年賀状は早くから買って手つかず。

家族が先に使って自分の分が足りなくなったので、不足分を買いに行ったのであります。

本格的な冬がやって来ました。

少し早すぎます。

子供たちは関係なく、雪と水遊びです。



私は、ギリギリセーフで露地のセリの収穫を終え、ハウスのセリの収穫をしています。

我が家から車で10分くらいの場所に、ビニールハウスがあります。

雪で車を止める場所が無いので、少し離れた広い場所に車を止めて歩いて行きます。



帰りは、車が雪に埋もれています。

この分だと、20日頃には一回目の屋根の雪降ろしになりそうです。



山が俺を呼んでいる。

山に呼ばれて、ちょっと山に行こうとしたら、息子も行きたいというので連れて行きました。

今回の場所は、這いつくばって登るような急斜面を登ります。



やっぱり、キノコたちが私を呼んでいました。大量のナメコが採りごろです。





高い場所に生えたキノコに手が届かず、家に引き返して脚立を担いで再度ナメコたちへ。



我が家の冬の食材ゲットです。天然のナメコは味が濃くて美味しいですよ。

あと、アカモダシとムキダケを収穫しました。

息子たちが休みで天気が良かったので、息子たちを当てにして、山から小屋に薪を運び入れました。





息子たちは、しっかり働いてくれるので大助かりです。

薪運びが楽しいようです。



今朝は初霜となりました。



稲刈りが終わってから、田んぼの排水性を改善するための暗渠工事をしています。

この田んぼは、我が家で最強の湿田です。



暗渠を入れても乾かず、今年も代掻き状態の稲刈りとなってしまいました。

そこで、暗渠を追加する工事をしています。



このバックホーは、私の相棒です。

山間地の田んぼは、整備しなければならない場所が沢山あるので、本当に重宝しています。

働かせ過ぎてアームが折れてしまい、鉄工所でくっつけてもらったこともあります。

あっちこっち不具合がありますが、だましだまし使っています。

機械には癖があるので、その癖を知って上手に使えば、結構使えるものです。
雨続きで稲刈りが出来ず、久々の稲刈りです。

朝、お天気が良く、強い風が吹いてくれたので、朝から稲刈りが出来ました。

いくらお天気が良くても、朝露が落ちないと稲刈りが出来ず、10時頃とか、お昼からでなければ稲刈りが出来ない日もあります。

絶好の稲刈り日和と思ったのも束の間、霧雨混じりの冷たい風が吹き、震えながらの稲刈りとなってしまいました。



遠くの空を見て、雨を警戒しながらの稲刈りは結構大変です。

当地の稲刈り時期は天候が不安定なので、ちょっとした好天を見ながら稲刈りを進めて行かなければなりません。

息子たちが休みなので、息子たちも稲刈りのお手伝いです。



と、思いきや、隣の休耕田で泥遊びです。とっても楽しそう。



このあと、下の子が尻もちをついて濡れて寒くなって家に帰りました。

さて、今日はまた雨です。明日も雨の予報です。

明後日からお天気が続きそうなので、15日頃までには終われるかなと期待しています。

これだけ雨が続いても稲刈りが出来るのは、田んぼの暗渠工時を進めて来たお陰です。

暗渠を入れる前は、稲刈りをしながら代掻きをしているような感じで、コンバインが身動き出来ませんでした。

コツコツ進めていて良かったな~。

今年で、予定していたところは終われる予定です。

未工事の田んぼは、代掻き稲刈りになってしまいそうです。



お米が、美味しそうになって来ました。



私は、ササニシキの食味だけではなく、稲の立ち姿が大好きです。

品種によって稲の姿も違ってきます。

ササニシキは、芯のあるしなやかさを持った女性のイメージです。

あきたこまちは、名前は女性的ですが、稲の姿は、男性的なイメージがあります。

色づいてきた田んぼを見ているだけで飽きません。

この季節になると、我が家の田んぼの写真を撮っていく方が多いです。



今年は、天候の影響で、稲が潰れてしまった田んぼが多いです。



このように潰れると、稲に光が当たらず、稔が良くありません。

余り美味しそうにも見えませんね。それに、稲刈りも大変です。

我が家の稲は、稲全体に太陽のエネルギーを浴びて、お米に蓄えて行きます。




先日、子供たちを連れて栗駒山に登って来ました。

栗駒山の登山口は、車で30分ぐらいです。

小さいころから連れて行っていて、登れるところまで登るを繰り返していました。

仕事の都合やコロナの影響もあって、2年ほど連れて行っていませんでした。

今年は、下の子が年長さんとなり体力が付いてきたので、頂上を目指しながらの挑戦です。

登っている途中から雲海を見られるようになり、子供たちは大はしゃぎで登って行きました。



絶好の天候に恵まれ、山頂に辿り着くことが出来ました。



コース標準タイムの2時間半で登り切りました。

栗駒山は登りやすい山ではありますが、標高差500mちょっとありますので、実際に登ると結構大変です。

山頂で雲海を眺めながらのおにぎりタイムです。



下りも標準タイムで下り切りました。

今回のような歩き方が出来るのであれば、他の山にもチャレンジしたいと思っています。

これから忙しくなるので、今年はちょっと難しいかな。

来年の目標は鳥海山です。

ササニシキの稲穂が出そろいました。



タイミング的には平年並みなので、10月上旬の稲刈りになりそうです。

亀の尾の稲穂も出そろいました。



こちらの田んぼには、もう赤とんぼが飛んでいました。

トンボたちは山で過ごし、この時期になると産卵のため、田んぼに帰ってきます。

稲穂は、せっかく良い稲穂が出ても、スズメに食べられます。



病気で、一粒もお米にならない稲穂もあります。



これは、大幅な減収要因となるいもち病という恐ろしい病気ですが、自然栽培だと、余り広がりはしません。

自然栽培でも、畑から田んぼに転換した1年目は、地力が強すぎて田んぼ一面真っ白になることもあります。

先日、男鹿の水族館に行ってきました。



次男は「なまはげ」が怖くて隠れています。
先走りの稲穂が出始めました。





お天道様が出てくれず、もう少し遅くなるかと思っていましたが、気温が高くて生育が進んだようです。

それにしても、本当にお天道様が出てくれません。

今日は、天気予報外れの大荒れです。

激しい雷雨に見舞われ、田んぼを見回って来ました。



当地は、1週間前ぐらいから秋の気候で、今後の天気予報を見ても雨の日が続く予報です。

稲の生育が遅れていて、いつもより1週間程度遅れそうな感じです。

当地の主力品種「あきたこまち」の生育は順調なようですが、「ササニシキ」は天候の影響を受けやすい品種です。

天候の影響を受けやすい特性が、ササニシキの栽培が難しいとされる要因の一つです。

出来れば、稲の花が咲く出穂期間だけでも好天であって欲しいと願うばかりです。


ようやく、田んぼの草取りが一段落付きました。

ふー。

今の稲の状況は、こんな感じです。

「一般的な栽培方法の稲」



「当農場の稲」



明らかに、当農場の稲は見劣りします。

でも、この時期にこの稲の状態だと、当農場の稲としては、まずまずの出来になると思います。

まずまずとは言っても、一般的な栽培方法の稲の半分くらいの収量ですけどね。

田んぼに綺麗なトンボがいました。



幸運を運ぶ青いトンボです?

近年、トンボの種類が増えて来ているように感じます。

田んぼの草取りは、ようやく折り返し地点と言った感じです。

雑草が大きくなり、作業効率が落ちてきました。

気温が30℃以上の日が多くなり、干からびてしまいそうです。

何とか、やり切りたいと思います。

稲は、少し伸び始めて来た感じです。無肥料の稲は、成長が緩慢です。



子供たちはプール遊びです。



「お父さん海に連れて行って~。」と催促。

お父さんも行きたいけど、7月中は無理だろうな~。

チェーン引きを終え、次の工程、除草機掛けをしています。





ところが、機械が壊れてしまいました。

多分、ギアがボロボロになってしまったのだと思います。

メンテナンスが悪かったのか、経年劣化なのか。

ギアオイルを数回交換するものの、鉄粉が沢山出て来たので、もう限界寸前だったのでしょう。

とりあえず修理に出して、株間の除草に入ります。

株間は、除草器具を使って、コツコツです。
田植えが終わり、早々、田んぼの除草作業をしています。



鉄のチェーンを引っ張ると、抜けてしまう苗もあるので、補植作業をしながら作業を進めています。

チェーンを引っ張った後の田んぼは、こんな感じです。



泥水で、稲があるのか分かりません。

毎日雨で大変ですが、田んぼの中を歩き回っています。

捕植作業が終われば、除草作業を進めながら、畔の草刈りを始めます。

これから7月末頃までは、雑草と格闘の日々です。

田植えをしています。

通常は、代掻きを全部終えてから田植えをします。

当農場では、作業の効率は落ちてしまいますが、雑草対策として、午前中に代掻き、午後から田植えのセットを繰り返します。



雑草は代掻きと同時に発生が始まるため、少しでも稲が優位になれるようにします。

代掻き仕立ての田んぼは泥水なので、目印が見えず、おおよその感で田植えをします。



元々、田んぼが不整形なこともありますが、余り上手とは言えない田植えになってしまいます。

5月末までには終わらせたいと思っています。

今日は、風がとても強く、代掻きが大変でした。

田んぼを出来るだけ均平にしたいのですが、風が吹くと水が風下に移動して高さが分からないのです。

自然条件下なので、色々ありますね。


田植えの準備でバタバタしていますが、タケノコを採ってきました。

当地のタケノコは山奥に生えているので、採ってくるのはとっても大変です。

でも、我が家では、奥地のタケノコを自宅近くの自分の山に植えているので、気軽に楽しむことが出来ます。

息子が左手に持っているのが通常のタケノコ、右手が巨大タケノコです。



ごめんなさい。

本当は、巨大タケノコではなく、息子がタケノコの皮を何重にも重ねて作った作品です。

タケノコは、沢山採って来たなと思っても、皮を剥くと、ちょっとしかなくてがっかりします。



私は、皮を付けたまま焼いて食べるか、麺つゆなどに漬けたものが好みです。





昨夜から雪が降り始め、今朝は雪が積もっていました。

それほど冷え込んでいなかったので、ここまで積もるとは思っていませんでした。



写真奥に見えるのはシダレザクラですが、兄ちゃんが弟に、あれはナダレザクラだよと教えていました。

確かに、今日はナダレザクラだなと大笑いしてしまいました。

先日、子供たちと、田んぼの水源地を散歩してきました。

新緑と桜と雪。冬から春に向かっているコントラストがお気に入りです。



水源地の貝沼をぐるっと一回り。



子供たちが、道に落ちた枝を片付け始めました。



二人で協力して頑張りましたが、この太い枝は、まだ無理でした。



この時期は、フナの産卵の時期で、岸辺から間近に沢山のフナを見ることが出来ます。

でも、ブラックバスの影響で昔より少なくなり、淋しく感じます。



今年は好天に恵まれ、早くも山桜が咲き始めました。



雪解けも早いのですが、我が家の山の方の田んぼには、まだ雪が残っています。



ここは、特に雪が多く、当地でも一番遅くまで雪が残る場所です。

今朝、田んぼを見に行ったら、カモシカが道を通せんぼして全く動いてくれませんでした。



5mぐらいまで近づき、ライトを点けても、クラクションを鳴らしても微動だにせず、しばらくしたら横向きから正面を向いたので、車をバックして距離を取りました。

車に乗っているので怖いということはないのですが、車に突進して車を壊されると困るので退避です。



結局、全く道を譲ってくれそうもないので、田んぼに行くのを諦めました。

山にいるカモシカは前足を踏み鳴らして威嚇してきますが、里にいるカモシカは、今回のような行動をとることは、これまでありませんでした。

里と山の境界が里側に近づいて来て、里のカモシカが山のカモシカ化して来ているのかも知れません。

近年、ますます獣が脅威になって来ています。