田んぼを一旦乾かす中干(なかぼし)を始めました。
肥料を使用していないため稲の生育が緩慢なので、通常の栽培方法より20日ぐらい遅くスタートです。
中干は、田んぼの土を固めて稲刈り作業をしやすくするために行います。
このまま水を入れ続けて秋に乾かそうと思っても、土は乾きません。
昔、試しに中干をしなかったところ、どんなに天気が良くても乾かず、稲刈り作業が散々な状況になってしまいました。
もちろん、地域や田んぼの状況によって違ってきますが、当地の気候では中干が欠かせない作業になります。
また、中干は、稲の根を健全に保つために必要な作業でもあります。
稲わらなど、田んぼの土の中の有機物が分解される過程でガスが発生します。
このガスは稲の根にとって良く無いガスで、根っこを腐らせたりします。
土を乾かすことで、土中のガスが抜け、根っこが伸び易くなります。
中干後は、水を出し入れしながら根っこを健全に保つような水管理をして行きます。
まだ草取り中のため中干開始していない田んぼも、今日で草取りを終わらせて中干を開始する予定です。
来週からは、田んぼの畔の草刈りです。
連日30℃以上の好天日が続き、日中の作業は暑さとの闘いでもあります。
それでも夜は涼しく、寝苦しくて扇風機を使用したのは2日間だけなので、思ったり疲れが溜まりません。
何とか夏を乗り切ります。