山の農場だより

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今年は、雪が多いため、いつもよりちょっと遅めの種まきにしました。
山の方の田んぼでは、まだ1m以上雪が残っているところがあります。
雪を消すために田んぼに水を入れて来ましたが、5月半ばごろまで雪が残りそうです。

昨日、これまで冷たい沢水に浸けていた種もみを温泉浸けて、ちょっと芽を動かし、小屋に置いておいたのですが、早々、ネズミに食べられてしまいました。ネズミが出ないよう仕掛けしているにも関わらず、よっぽど種籾が美味しそうだったのでしょう。

明日は種蒔き。縁起を担いで、一粒万倍日に種蒔きをする事にしました。
雪が多くて春作業が遅れてしまいますが、何とか実り良い秋にしたいと思います。

今年は、残念ながら、古代米(黒米)の作付けを辞める事にしました。
黒米は、一般的なお米とは明らかに違い、色が真っ黒のため、他のお米に一粒混入しただけで目立ってしまいます。そのため、他のお米への混入を防ぐ対策に多くの労力が必要ですし、また、混入を心配しながら作業するのも気が散ります。もっと、あきたこまちや、ササニシキの栽培に労力と心配りを集中し、品質を高めたいと思っています。

その代わりでも無いのですが、あきたこまち、ササニシキに加えて、「さわのはな」を試作する事にしました。「さわのはな」は、お隣、山形県の品種です。一時期栽培面積が広がったのですが、作りにくいため栽培面積が激減し、農家の自家用米程度で作り続けられていた品種です。農家の方が自家用米として作り続けたのは、美味しかったからです。新しい品種が出てきても、農家に愛された続けた品種です。

より自然な栽培方法で栽培するには、品種選びが重要なポイントになります。ササニシキは、自然栽培に適した品種だと思います。あきたこまちは良い品種ですが、ササニシキと比べて、自然栽培に適した品種では無いように思います。

さわのはなの作り難さは、肥料を嫌う事です。肥料を嫌うという特性は、収穫量を高めにくい性質になるため、欠点になると考えられています。自然栽培では、この欠点が良い特性になると考えています。つまり、肥料分が少なくても、自分の力でそれなりに育ってくれるのです。

あきたこまちに代わる品種として、「さわのはな」に期待しているのですが、どうでしょうね~。

さっぱり系の「ササニシキ」、もっちり系の「さわのはな」の2品種体制にしたいのですが。








ようやく春らしい天気が続いてくれるようになりました。
豪雪地帯は春作業は、除雪作業からスタートします。

育苗ハウスの除雪前と、現在の写真です。

冬の育苗ハウス



現在の育苗ハウス



ハウスの中と、ハウス周りの除雪が完了し、ハウスに行くまでの道の除雪作業をしています。

雪の深さは、ピーク時の半分くらいとなりましたが、まだ1m以上雪が有ります。

ブルーベリー畑の様子



冬の間、ギュッと絞められていた冬囲いを外したので、ブルーベリーが気持ちよさそうに枝を広げています。豪雪にも関わらず、それほど枝折れは無さそうで安心しました。

まだ雪が有りますが、ブルーベリーの芽が大きく膨らんできています。



枝折れも少なく、大きな芽が膨らんでいるので、美味しいブルーベリーが期待出来ます。
雪が無くなったら、剪定作業を開始します。

タラノメの収穫が始まり、作業に追われる毎日です。
タラノメの収穫は、午前中と夕方の2回です。伸び始めると、どんどん伸びるので、丁度良い長さで収穫するには、1日2回収穫しなければ追いつきません。収穫後は、パック詰めの作業もあり、夜9時頃まで掛かります。身動き取れません~。

何とも珍しいラブラブたらの芽。夫婦このように有りたいものです。中々ね~。



ハウスの後ろの山の木々。絵のような景色です。



稲の育苗ハウス。埋まっています。ちょっと潰れる心配があるので、周りを掘り上げました。4月に入ると、この雪を全部掘り上げるところから稲づくりのスタートです。



ブルーベリー畑にお見舞い。完全に埋まって支柱しか見えません。積雪2mぐらいだな。雪の下で元気でいてくれるのを祈るばかり。枝が折れなければいいが、・・・。



素晴らしい青空と、雪に埋まったブルーベリー畑。



2月に入ってから、タラの芽の作業を開始しました。

秋に畑から収穫し、小屋に保存しておいたタラの木です。



トゲの無い系統のタラの木もありますが、私はとんでもなくトゲの凄いタラの木を栽培しています。このタラの木はサクッと簡単に刺さってくるので、指先などは穴だらけになってしまいます。作業性を優先すれば、トゲの少ないタラの木を栽培した方が断然楽です。

しかし、トゲの少ない系統のタラの木は、トゲのあるタラの木に比べて病気に弱い傾向にあります。私は、農薬などを使用したくないので、扱いは大変ですが、病気に強く野性味あふれるトゲ有りのタラの木を栽培しています。

鋭いトゲです。簡単に刺さってきます。



タラの木は、てっぺんの芽だけでなく、節々に芽を付けます。その節ごとに切ることによって、タラの芽を収穫することが出来ます。一芽ずつ切って並べる作業は、かなり手間の係る仕事です。



温泉の熱で暖めるハウスの中で、ちょっと早い春を迎えます。
ところが、温泉がストップしてしまったのです。急激な寒波の影響で、トラブルがあり、温泉がストップし、復旧作業の間に温泉を運ぶ管の中で温泉が凍結してしまって温泉がハウスまで来ないのです。現在、復旧作業中とのこと。早く回復してほしいものです。

タラの木は、早春、寒い時期に芽が出てくる山菜ですので、凍らない限りは大丈夫だと思いますが、低温が続くのは、あまり良い環境とは言えません。条件が悪いと、芽がいじけてしまうのです。は~るよ来い。は~やく温泉来い。

昨日から、湯沢市で「犬っこまつり」が開催されています。
湯沢市は、酒で有名なところ。今日は酒蔵が一般公開されているので、ちょっと見学に行ってくる予定です。これだけ近くにいながら、一回も見学したことがないのです。ちょっと味見も出来たらいいな~と期待しています。

「天地明察」 冲方丁著

「土(はに)とは、神道において宇宙を構成する万物の根源であり、その最終的な姿を意味している。神と霊と人の心とを結ぶもので、神も霊も心も、結局は同じものが別の形をとっているのだ、という道理をあらわす上で、なくてはならない言葉である。」

農薬や化学肥料に頼らず、土の力を引き出す農業では、目に見えるものだけではなく、目には見えないものを感じる力が必要になってくると思います。自然の理を知り、その理に基づく技術を見つけていかなくてはなりません。神道における土(はに)の考え方は、自然農業における土(つち)に通じるものがあります。もちろん、昔は農薬や化学肥料などがありませんでしたので、農業の始まりは自然農業でした。人々が生きるための食料を得るために行った古代の農業と、私が行っている自然農業は同じようなものですので、「土」のとらえ方は同じようなものになるはずです。

自然を見つめていると、目には見えないけれども、宇宙の力、地球の力、自然の力、生命力や魂などを無視して自然の理を理解することは出来ないかも知れないと思うのです。このようなことを知る手掛かりとして、古代からの宗教も一つに手掛かりになるのではないかと思っています。

隣の爺様が、昔は対岸に良くキツネ灯が見えたものだと話をしていました。キツネ灯が無くなったのか、それとも人間の感性が劣ってきたのか、どうなんでしょうね~。ちなみに、我が家には、三代前の爺様が白いキツネを鉄砲で撃ってしまったとの事で、それを祀るための祠があります。お稲荷さんは、実際はキツネではなく、キツネのような姿の神様とのこと。昔は、良くも悪くも、人間の世界と別の世界の交流が盛んだったのかも知れませんね。
まだ一月も始まったばかりと言うのに、雪に埋もれています。
小屋も、↓こんな感じ。
2階建てなのに、軒下の雪がもう少しで屋根に到達してしまいます。
ちなみに、屋根の雪降ろしは、既に4回しました。
このペースだと、あと少なくとも5回はしなければならない計算です。
次回の雪降ろしで屋根の高さまで雪が積み上がるので、
6回目以降は雪降ろしではなく、雪上げになってしまいます。
は~。勘弁して欲しいところです。


明けましておめでとうございます。

今年のお正月は、元旦から3日まで、奥さんの実家に行っておりました。
飲んで、食って、寝て。私の何ともお正月らしいお正月に奥さんも呆れ顔。
奥さんの実家は、大館市。同じ秋田県内ですが、夏場でも車で3時間ぐらい掛かります。
秋田県の南の端っこと、北の端っこ近くなので、結構な距離です。
冬場は雪道なので、天候によって掛かる時間が大きく違ってきます。

行きも帰りも、思ったほど雪が降らず、快適に走行出来ました。ずっと走って見て、やっぱり我が家周辺の雪の量が一番多いのです。雪の多少は、生活や農業に直接的な影響があります。雪の無い地域、雪の少ない地域と自分の地域を比べてしまうと、何ともやるせない気持ちになってしまいます。TPPや農政改革では、競争を煽っていますが、地理的条件、気象条件などで大きなハンデを抱えている地域では、スタートラインに立つ事すら出来ません。う~ん。さっぱり先が見えません。小さいながらも続けられる農業は、単なる産業ではなく、地域のセフティーネットでも有ります。それが続けられなくなったら、人が住むことが出来なくなります。上から目線の無責任な自由と言う名の暴力の行く末はどうなる事か。

ただ、自分の農業は明確です。自然と真摯に向き合い。より安心してご利用いただける農産物を育みます。物事は、お天道様のご機嫌を伺い、「土」と相談して決めます。今年もご愛顧いただければ幸いです。

今年も、皆様にとって笑顔一杯の一年でありますように。


フォレストファーム 佐藤 力







まだ、ハウスでの作業は開始しませんが、雪が降れば、ハウスに積もった雪を除雪しなければなりません。豪雪地帯では、ハウスの管理だけでも結構な仕事です。温泉の熱を利用して暖めるハウスなので、ハウスの中を暖めた温泉をハウスの周りに流して雪を消す事が出来ますが、温泉で消す事が出来る量を上回る雪降ってしまうと、ハウスが埋まってしまいます。1日に10cmぐらいまでだと手を掛けなくても大丈夫ですが、それ以上降られると消えることが出来ず、ハウスが埋まります。今シーズン初のどか雪の時は、2日で1m20cmぐらい積もり、ハウスは「かまくら」状態になってしまいました。少しずつ除雪して、ようやくハウスを掘り出しました。上手く調整して、徐々に降ってくれると助かるのですが、こればっかりは何ともなりません。今は忙しくないので大丈夫ですが、これからタラノメの作業を開始すると、タラノメ作業と除雪作業をやらなければならなくなり、一気にバタバタモードに入ってしまいます。穏やかに降って欲しいな~。

薄っすらと雪が掛かった山々が綺麗ですね~。


数十年ぶりに、エジプトのカイロに雪が降ったとか。カイロにも雪が降るんですね~。地球温暖化の影響だとか、いやいや、やはり氷河期に向かっているとか。私の地域としては、どちらかと言うと温暖化の方がありがたい。暑い地方は暑くなって欲しくないでしょうし、寒い地方は、これ以上寒くなって欲しくないと思うでしょう。

カイロは、数十年に一度の雪だったら、きっと楽しいでしょうね。
我が家は、毎年の大雪で笑うしかありません。

昨日から降り続いている雪はやむ気配が無く、まだまだ降り続きそうです。
小屋の屋根もこんな感じ、明日か明後日には雪降ろしです。

雪が降りました。まだ、ジャブ程度の雪で、冬景色を楽しめる程度です。本格的な冬到来かと身構えていたので、ちょうっと拍子抜けしましたが、こんな期待外れは大歓迎。

家の横の紅葉の木



タラノメハウスから見た山



万全の雪対策をしたブルーベリー畑



TPPや減反政策の見直しなど、大揺れの農業情勢ですが、自然には何にも関係の無い話。ゆっくりとした時間が流れています。農業、農村、地方はどうなって行くんでしょうね~。先の事はさっぱり分からないけれども、私は、自然と相談しながら作物を育て、それを理解して下さる方にご利用いただく農業を続けたいと思います。

明日は、近くの雄勝球場に、巨人の内海、長野、緒方が野球教室に来るとの事。見たいな~。

明後日から、ずーっと雪だるまマークが並んでしまいました。明日が、外仕事の最終日になるかも知れません。父親が山で、薪にするための木を切っているので、明日は、薪を山から降ろしてしまいたいと思っています。雪が降ってしまうと、今年の外仕事は強制終了です。山に残した薪は、来年の春に運ぶ事になってしまいます。何とか、明日で区切りを付けられたらと思っています。

農作業関係の外仕事は、今日で終えることが出来ました。タラノキが老木となって生産力が落ちて来たので、来年植替えをします。そのためには、タラノキの株を抜き、処分しなければなりません。バックホーでタラノキの根っこを抜き、その根っこを山に捨てます。とんでもなく大変な作業です。何とか秋に作業を終えることが出来ましたので、来年は、植替えの作業がスムーズに進められます。春は忙しいので、計画をしていても根っこを抜く作業が出来なくなってしまう場合も有ります。実際、2年間予定をずらしています。やっと来年は、植替え出来ます。雪さえ降らなければ、計画通りに進むのですが、雪がね~。

もう少しの間、余り降らないで欲しいところです。

今朝は冷え込み、雪が降っていました。
そんな中、タラノキを植え替えるため、古いタラノキの根っこを引き抜く作業をやりに畑へ。
午前中余りに天気が悪かったので、午後から始めたのですが、3時にはノックダウン。余りの寒さに身体が凍え、逃げ帰ってきました。身体を温めてから、また畑に行くつもりでしたが、1時間薪ストーブで身体を温めても寒さが抜けず、本日の作業を断念しました。明日は、さらに防寒対策をしっかりして再チャレンジです。

せめて、この作業だけでも雪の降る前に出来ると、春の作業に余裕が出来ます。明日から3日間は天気が良さそうなので、何とか終わらせたいところです。1週間後には雪だるまマークが付いていますので、今年の外作業は、この作業が最後になりそうです。明日は、暖かくなって欲しいな~。
とうとう降ってきてしまいました。初雪です。
思いの他、わっさわっさと降ってきてしまいました。
ブルーベリー園の整備や、ブルーベリーの冬囲いをしてしましたが、余りにも降ってきたので、午後からは待機中です。2~3日間は雪が降りそうです。まだまだ、秋作業があるので、余り積もらないで欲しいな~。まだ、タラノキも収穫作業も始めていません。雪が積もってしまうと、山の畑に行けなくなってしまいます。う~ん。それにしても、良く降るな~。




とうとう初霜が降りました。これまで、雨が続いていたので、霜の降りるような状況には有りませんでした。前日、久々に良い天気でしたので、ようやく霜が降りる環境が整ったようです。

葉っぱに、薄っすらと霜が降りました。



山々が鮮やかに色付いています。
今年、ブナの実が豊作のようで、里に熊が出没しません。
山のきのこは不作だとか。



ブルーベリーは、真っ赤に色付きます。冬に備え、冬囲いをします。

突如、政府が、減反政策(生産調整)の見直しをする事になりました。
減反政策は、私が生まれた年、昭和46年から行われている政策です。

戦後の食糧難を克服するため、食糧を増産する政策が行われていましたが、慢性的に供給量が需要量を上回って来たため、稲を作付けする面積を制限し、生産量を調整する政策が取られるようになりました。近年まで、お米は、国の管理下にあり、国が全量買い上げていました。消費されないお米は、国が保管する事になるため、過剰なお米は、国にとって負担となったのです。

現在、国が買い入れるお米は、備蓄米とカドミウムなどに汚染されたお米だけですが、供給量が多くなるとお米の価格を維持出来なくなってしまうため、価格を維持するために減反政策が続けられています。

それが、突如、減反政策を見直す検討をする事になったのです。これは、TPPと無縁ではありません。TPPの交渉の中で、農産物の関税を守りきれないため、日本農業の競争力を高める政策の実行が急務となったためだと思います。

日本農業の体質を強化する方法の一つとして、経営規模の拡大があります。限られた日本の農地で規模を拡大するには、小規模な農家を潰し、大規模な農家に農地を集積しなければなりません。農地を集積する仕組みは、「農地中間管理機構」を中心に進めることが決まっています。しかし、仕組みがあっても、農業を辞める農家がいなければ、集積が進みません。そのため、これまで、経営規模の大小に関係なく一律に行われていた減反政策を見直し、小規模の農家が農業を辞めざるを得ない状況を作ろうとしているのです。

大規模農家や、一般の消費者にとっては大歓迎の政策だと思います。小規模農家の私にとっては、国から邪魔者扱いされているようで、憤りを感じます。

私たちのような農村部、特に山間地では、農業が地域社会を作っています。山間地では、農地の条件が良く無いので、平野部のような大規模な農家はいません。規模を拡大しようとしても、高が知れています。農業の政策は、地域社会にストレートに影響を及ぼすため、減反政策の見直しに際しては、このような地域に対する対策も検討していただきたいと思っています。

農業は、農政次第です。それだけ、農業が厳しい状況にあるとも言えます。しかし、世界の先進国に比べて、決して依存度が高いものでは有りません。東京大学大学院の鈴木宣弘教授によると、農業所得に占める補助金の割合は、日本で20%未満。欧州各国は90%を超え、アメリカの稲作経営農家でも60%が補助金だとの事。ちなみに私の場合、補助の対象になる作物の割合が低いので、補助金の割合は1割弱程度です。

日本の農業は過保護といわれる事が多いのですが、本当に過保護なのでしょうか。国からの支援が他の先進国に比べて圧倒的に少ない中、狭い農地条件にも関らず、かなり健闘していると思います。農業の衰退は、農家の側だけの問題ではなく、国や消費者の食にたいする意識の低さもにも大きな責任があると思います。自分の国の食(農業)を軽視する事は、自分の命を軽視する事と同じ事だ思うのです。

さて、日本は何処に向かうのやら。
天気より安定しない農政は、とても厄介です。




知人から、「山さ行ぐべ。」のお誘いをいただき。
「行ぐ、行ぐ。」の即答。
目当ては、なめこ、ぶなかのが(ブナハリタケ)、ムキタケ。
里は、まだ紅葉していませんが、
奥の山の高いところは素晴しい紅葉になっていました。
沢山収穫出来ることを期待して、山々を見渡し、
倒れた木や、株を見回ります。
昨年は、同じところから沢山のなめこを収穫する事が出来ましたが、
今年は、さっぱり見当たりません。
少々、ぶなかのがを採りましたが、今回は空振りに終わってしまいました。

タイミングが悪いのか、天候の都合でキノコが生え難いのか。
ま~、こんな日もあります。

山から降りて、泥湯温泉へ。のんびり身体を温めて帰りました。

キノコは残念でしたが、地元の自然を満喫しました。

秋ですね~。寒いですね~。
急激に寒くなってきました。高い山では雪が降ったようです。
急激な気候の変化に対応出来ず、不覚ながら風邪を引いてしまいました。
稲刈り疲れもありましたが、気候の変化に対応した服装などへの切り替えに失敗したからです。
1日寝込んでしまい、今は、ちょっとずつ身体を動かしながら、回復を図っています。
とんでもなく、忙しい時期であれば、風邪薬を飲みますが、今回は、風邪薬無しで治そうと思っています。
私にとって風邪は、「休め」のサインなので、稲刈り疲れを取りながら、少々ペースダウンしてやって行こうと思っています。

季節の変わり目、皆さんもお身体大切に。

もうちょっとで稲刈りが終わるのですが、雨続きで足止め状態です。
稲刈り終盤で、ちょっとお疲れモードでしたので、中休みに丁度良いのですが、さっと片付けて一息付きたいところです。

今年は、気温が高いからか、稲刈り終盤でも緑色に着色したお米が多く混じります。
緑色の玄米に違和感がある方もいるかと思いますが、特に問題有りません。
お米は、緑色のお米(青米)が少々混じるくらいが丁度良い刈り頃とされています。
収穫時期が遅れると、胴割れ米と言って、お米の真ん中にひびが入ったお米が多くなります。
このお米は、精米すると割れて砕けてしまうお米です。

稲も、刈り取り適期があるんですよ。

ちなみに、来年の種用の籾は、遅く収穫したお米より、ちょっと早目に収穫したお米の方が良いとされています。

さて、今日は稲刈り出来るかな。



稲刈りも終盤戦。あと、1件の農家の田んぼの稲刈りで、今シーズン終了です。
お米を育てている農家が、農作業の機械を全て持っているものでは有りません。
農業機械はとても高価なので、小規模の農家は、機械作業を委託することが多いです。

私は、他の農家さんから稲刈りを委託されて、稲刈りをしています。
山間地の小さな田んぼの稲刈りは大変なのですが、
農家が大切に育てた稲なので、刈り残しの無いよう、丁寧に刈り取り作業をしています。

終盤戦はお疲れモード。あと一踏ん張りです。
稲刈りスタートです。

素晴しい秋晴れ。稲刈り日和ですね~。

昨日の夕方からの雨で、稲に露が残り、露が落ちるまで待機中です。
午後から稲刈り出来るかな。

安定しない天気に対応しながら、せっせと草取りをし、丹精込めて育てたお米です。
ご賞味いただければ幸いです。