山の農場だより

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2月の半ばには、寒さの峠を越え、春に向かってくるのかと思いきや、一気に真冬に逆戻りです。ただでさえ雪の多い所なのに、更に積み増ししてしまいました。

軽トラから撮った写真ですが、道路の横の雪の壁の高さの具合が分るかな?対向車とも比べてみて下さい。青森県の酸ケ湯温泉付近では、550cmも積もっているそうなので、ここより多いのですが、これだけ積もったら、もう充分です。ブルーベリー園の2m50cmある支柱も、見えなくなってしまいました。屋根の雪降ろしも、9回か10回目ぐらいです。腹いっぱいです。



そんな中、ハウスの中では、ちょっと早い春を迎えています。
タラノメの芽が膨らんで来ました。3月上旬頃から収穫出来る予定です。
は~るよ来い。



春に向かっているかな~と思っていましたが、
またもや大寒波到来です。
今日は、日中でも-8℃の予報。
家の窓ガラスが、コッチコッチに凍みています。

タラノメを栽培しているハウスは、温泉の熱を利用してハウスを暖めているのですが、つい、この間までお湯がさっぱり来なく、寒い思いをしていました。原因は、温泉の湯の花がパイプに詰まり、温泉が来なかったのです。それを取り除いたら、わんさか温泉が来ました。使い放題のようなものですが、大切な資源ですので、ハウスを暖める最小限の温泉量に調整して大切に使用しています。

鉄管に温泉を流して暖めるので、ある一定量以上流しても暖房効率は上がらないのです。もっと温度が欲しい所ですが、これから春に向かうので、まー今年は良いか。と思っていたところ、この大寒波到来です。タラノメには、大寒波に負けず、元気に立派な芽を出して欲しいな~。

では、今日も、タラノメの作業に出発です。吹雪いて前が見えない~。
遅ればせながら、先日、犬っこ祭りに行ってきました。



犬っこまつりは、湯沢市の伝統行事です。
近くで行われる行事ながら、実際に会場に見に行ったのは初めてなのです。
何たる非湯沢市民!

雪の多いところから、わざわざ雪を見に行かなくても良いかと思いまして。

さて、初の犬っこまつりは、想像以上にお客さんが多く、賑わっていました。
今までメイン会場となっていた場所は、湯沢市の新庁舎建設地となってしまったため、今年は、湯沢駅横の広場が会場となっていました。

メイン会場と駅前の商店街に沢山の出店が出て、いかにも祭りと言った感じです。
今回は日中行ったので、来年は、夜に行って見たいと思います。


遅れ、遅れていたタラノキの伏せ込みを開始しました。

秋に収穫したタラノキを一芽ごとに切り、ハウスの棚に並べる作業です。
棚は、水を溜められるようにしているので、大きな花瓶と同じです。
大きな花瓶にタラノキを入れて置くと、春を感じて芽(タラノメ)が出てきます。

このハウスが問題なのです。
温泉をパイプに流してハウスを保温しているのですが、温泉のお湯が少ししか来ないので、ハウスの温度が思うように上がらないのです。

このハウスは、湯沢市から借りているハウスです。
湯沢市が、しっかり管理してくれれば良いのですが、
お金が無いために、充分な管理が出来ないようです。

豊富な温泉がありながら、それを充分に活用出来ないのは残念です。
もう少し、何とかならないものかと思いながら、ハウスの温度計を見つめています。

もう少しすれば、寒さも和らぎ、山間地の空も明るくなってくるでしょう。
自然の春の気配を感じながら、あまり暖かくないハウスのタラノキ達も、少し早い春を感じて、元気に大きな芽を出してくれると思います。

3月上旬頃から収穫出来る予定です。
春の香りと味をお楽しみいただければ幸いです。



 タラノメの栽培は、いつも、1月頃からスタートしていましたが、今年は、タラノキの収穫量が少なかったので、のんびりスタートです。これから、ハウスの中を準備し、タラノキをハウスの中に入れていく作業をして行きます。タラノメ栽培は、人の手作業が多いため、作業が始まると大忙しの毎日となります。
 徐々に身体を慣らしてスタートしたいと思います。
 


すんばらしい好天に恵まれたので、ブルーベリーの冬囲いの追加対策をしに行きました。

高く伸びたブルーベリーは、雪の影響が少ないだろうと高をくくり、
ちょっと手抜きの冬囲いをしたのですが、あっさりブルーベリーの背丈を越えそうになったので、
好天を利用して、追加の冬囲いに行きました。

空が、凄い青です。
昨日の夕方5時頃から8時頃まで停電となりました。
昨日大雪でしたので、雪の影響かな?

山の向こうにあるスキー場のナイターの明かりが見えましたので、
停電は、この辺りだけだったようです。

冬の我が家では、5時頃が夕食の時間ですので、夕食の支度は殆ど終わり、
食べられる状態でした。

神棚、仏壇のろうそくを集め、ろうそくの灯りでの夕食。
たまには、いいものですね~。

薪ストーブを焚いていますので、寒さの心配も無く、のほほ~んと夕食を楽しんでおりました。
この様な状況になると、本当に火の有り難さが身にしみます。

電気がパッと点くと、電気の有り難さが身にしみます。

人間は贅沢だな~。火に、電気に感謝です。
今年も大雪傾向なので、ブルーベリーが気がかりです。
今日は、寒さがちょっと緩んだので、ブルーベリーのご機嫌伺いに行ってきました。

雪を漕いで一汗。



やはり、ブルーベリーは雪に埋もれていました。


支柱が2m50cm程度有りますので、
積雪量は、おおよそ1m50cmぐらいかな。

この時期でこの量だと、先が思いやられます。
背丈の低いブルーベリーは、雪に潰されないように、
紐で縛ってからビニール袋を被せました。

しかし、樹高の高いブルーベリーは、紐で縛っただけです。
樹高の高いブルーベリーにも、ビニール袋を被せてやれば良かったかな~。

大雪は、今年で3年連続です。
1年目は、来年は大丈夫だろうと高を括っていましたが、
さすがに2年連続となると、大雪が当たり前と考えた対策が必要と思いました。
今年は、支柱を立て直し、冬囲いの工夫をするなどしましたが、まだ甘かったかな。

何とか耐えて欲しいところです。


明けましておめでとうございます。

年末年始は、親戚などに行ったり来たり、
食って、飲んで、寝て。
たまには良いのですが、続くのは、ちょっと大変です。

さて、今年は、特に新しい事は考えていません。
これまで考えてきた事を一つ一つ確実に実行して、
きちんと成果を上げられる年にしたいと思っています。

これまでは、色んな栽培方法を試すなど、試験的な部分が多かったのですが、
今年は、これまでの成果を最大限に活かす事を課題にしたいと思うのです。

この場所は、私が生まれ育って来た場所なので、私自身が、この地域の風土の一部であり、全体でもあるのですが、自分の感覚は、この地域の風土から離れてしまっている部分も有りました。それが、ようやく、自分の感覚も、この風土に馴染んで来たので、ちょっとは、自然が見えるようになったのかなと思っています。

簡単に言うと、自然を都市的感覚、現代的感覚で捉えるのではなく、野生動物としての感覚で自然と付き合うイメージです。

自然の中で農薬などを使用しない農業を行うという事は、自然の理から外れて出来るものでは有りません。成果を求めるのは、どれだけ、その理に沿っているかどうかを確認する事だと思っています。さて、どうなる事か。

今年も、皆様方の心と身体が求める農産物をお届け出来るよう取組んで参りたいと思いますので、宜しくお願い致します。

フォレストファーム 佐藤 力


昨日、今日と、とんでもなく寒くなっています。
窓ガラスは凍り付き、真っ白。
明日には、ちょっと落ち着きそうなので、明日は屋根の雪降ろしの予定です。

今日は、我家の女性人が大掃除をしています。
手伝ってと言われていますが、何かと用事があるふりをして、逃げ回っているところです。
昼からは手伝うかな。

今は農作業が無いので、忙しい時期には出来ないことをするには絶好のチャンス。
じっくり調べ物をしたり、本を読んだり、考えたりなどなど。
忙しい時期は、考えるより身体を動かさなければなりません。
自然は常に動いているので、そのタイミングで動かなければなりません。
ゆっくり調べ物をしたり、考えている暇が無いのです。

ゆっくり考える時間は大事なので、冬はのんびりモードで考え中です。

でも今日は、考えるより掃除を手伝うほうが優先ですね。

しっかり掃除して、新しい年を迎える準備をしたいと思います。


ブルーベリーの冬囲いが終わる前に雪が降ってきてしまい、仕事が伸び伸びになっていましたが、ようやく囲いが終わりました。
雪の上をスノーシューで歩きながらの作業は、結構楽しいものです。
雪が積もった分、脚立などを使わなくても高い部分に楽々手が届き、思った以上に仕事が効率的かも知れません。
今年は、何とか雪に耐え、美味しいブルーベリーが沢山実って欲しいものです。

これで、今年の外仕事は終了です。
早く年賀状を書かねば。


今日は選挙。

私の所には、選挙期間中に1回か2回、名前を連呼する選挙カーが来る程度。
選挙期間中でも静かなものです。

今回は、一点突破。
原発を廃止する政治家、政党に一票を投じたいと思います。

原発の安全神話が崩壊しましたし、核廃棄物の処理方法も確立されていません。また、現在ある原発についても、経済性が最優先され、過小評価した津波対策や、活断層上への建設など、これまで隠されていた事実が次々と出て来ています。

現在の流れを変え、進もうと思う方向を示さなければ、現在の流れを変えることは出来ません。
原発廃止を明言している方を支援したいと思います。

福島の原発の事故処理は、まだ終わっていません。
作業員は、生命の危険に脅かされながら作業を続けています。
簡単では無いと思いますが、自然エネルギーなどで、エネルギー自給率を上げる方法を模索していかなければならないと思います。

地方は、地域資源を生かした地域づくりをするべきだなんて言われます。眠っている資源を活かして、地域を活性化していくべきだと。
世界の中の日本も、一つの地域です。日本の地域資源を活かし、日本を活性化していく道を考えてはどうかと思うのです。

秋田県内では、電気の買取制度が導入されてから、風力発電、太陽光発電、地熱発電など、自然エネルギー開発への参入が活発化しています。原発を廃止し、新たなエネルギーに転換していく事は、地方の活性化にもつながります。

さて、では、投票に。
大雪です。
東京から帰ってきた途端、大雪です。
やはり、ここは雪国でした。
降り止む気配無く、一日中降り続けています。
慌てて、ビニールハウスの雪かきへ。
冬は、除雪作業だけでも一苦労です。
不在期間中、ご不便をお掛けしました。
無事、帰って来ました。
奥さんの妹さんの結婚式に出席するため、14年ぶりに東京に行き、ついでに、農繁期のため保留にしていた新婚旅行的な旅行をして来ました。
行き先は、人が住んでいる日本最南端の島、波照間島です。
気温は22℃と暖かかったのですが、観光客は少なく、海で泳いでいる人もいませんでした。それでも、せっかく来たのだからと、泳ぎました。さすがに寒かったです。
波照間は、波照間ブルーと呼ばれる素晴しい青色の海があります。
本当に、ただ見ているだけでも飽きない素晴しく美しい海でした。

昨日、家に帰ってきたら、雪が降っていて気温は0℃。寒い。
青い海から、白い世界に戻ってきました。

初めて沖縄に行ったのですが、日本は、領海を含めればそれほど小さい国では無いと実感しました。そして、これまで、それほど実感が無かった尖閣諸島、竹島問題が身近な問題となりました。
中国、韓国のやり方を見ていると、国境をしっかり守らなければ、沖縄本島も乗っ取られかねないと思えてしまうのです。平和を維持するのは、簡単ではないな~。

青い海とサトウキビ、のんびり牛とヤギ。平和で有りたいものです。







寒い、寒い。
とうとう雪が降ってきてしまいました。
まだまだ外仕事が沢山有ります。余り降らないで欲しいな~。

昨日は、慌てて、吹雪の中、タラノキの収穫作業をしました。
雪が積もってしまうと、畑に行けなくなり、収穫出来なくなってしまうのです。
何とか日暮れまでに終わらせる事が出来たので、一安心です。

今日は、切り干し大根用の大根を収穫する予定です。
寒い中、大根を洗わなければならないので、今日も大変そうです。

ブルーベリー園や田んぼの整備など、まだまだ外仕事があるので、
もうちょっと雪には我慢して欲しいところです。

寒くなります。
皆さんも、お体大切に。


毎日、毎日雨です。
夏場は、雨が欲しくて欲しくて天気予報とにらめっこしていましたが、
今は、太陽が欲しくて欲しくて天気予報とにらめっこしています。

夏の分を挽回するかのように毎日雨で、太陽がさっぱり出てきません。
勝手な都合では有りますが、極端すぎる天気は勘弁して欲しいな~。

今は、果樹園の大改造中です。
数種の果樹をまとめて植えていましたが、
例えば、カシスに付く害虫がブルーベリーに悪影響を及ぼすなど、
当初想定していなかった問題が出てきたりしたので、
カシスを離れた畑に移植するなどしています。

農薬を使用するのであれば、特に問題になるものではありません。
しかし、農薬を使用しないため、
少しでも良い環境で農作物を育てる方法を考えなければならないのです。

天気が悪いため、ただでさえ重い苗木が更に重くなり、かなり大変な作業です。
もう直ぐ雪が降ってきてしまうため、天気が良くなるのを待つ事も出来ません。

は~、天気が良くなって欲しいな~。


急に寒くなってきたら、山々が秋めいて来ました。
日々、山の色が変わって来ます。
今、ブルーベリー畑の支柱を立てているのですが、日々、ブルーベリーの葉も赤みを増して来ています。
普段見慣れた景色では有りますが、やはり秋はいいですね~。
仕事の合間にボーっと景色を見ているだけで豊かな気持ちになって来ます。

今度の休日頃には、里山の紅葉も見ごろになりそうです。

先日、栗駒山に登ってきたのですが、突然、吹雪に見舞われてしまいました。
下山時、キノコでも採っていこうと思っていたのですが、逃げ帰って来てしまいました。
暑いと思っていたのに、冬がそこまで来ているんだな~。
この前まで暖かかったのですが、一気に寒くなってきました。
今日の夕方は、日が暮れると急に冷え込んできたので逃げ帰ってきました。

無事稲刈りが終わり、今は、来年に向けて田んぼの整備をしています。
田んぼに人の姿は見えず、田んぼにいるのは私ぐらいです。

今年も豊かな恵みをくれた田んぼに感謝しながら、田んぼを眺めつつ、より良い田んぼにするためにせっせと手を掛けています。

田んぼは生き物です。単に固形物の「土」が有るのではなく、多くの微生物の住処で、その微生物の働きによって稲が育ちます。田んぼの整備とは、単に形を整えるのではなく、田んぼの生物が住みやすい環境を整えることを目的にしています。

田んぼを育てるのが私の仕事です。

寒いですね~。今日は、日中もマイナス気温の予報。
雪が融けて山道と農道の整備を再開していましたが、今日は無理かな。
昨日も、午後から雨が強くなったので中止しました。
道が濡れると、軽トラが坂道を登れなくなってしまうのです。運ぶ土も重くなってしまいますしね。余り降らないで欲しいな~。
明日は、一日中晴れマークなので、明日一気に完成させよう。

タラノキは、植えてからおおよそ7年ぐらいで良いタラノキが収穫できなくなり、植え替えが必要になります。計画的に植え替えるつもりでしたが、植え替えにはバックホーが必要なため、計画倒れになってしまいました。やはり、教科書どおり7年目ぐらいでタラノキの収穫量が激減してしまったため、昨年、中古の小さいバックホーを入手しました。
これから順次植え替えをしていくのですが、生産量を回復するには4年ぐらい掛かってしまいそうです。ま~焦らずコツコツです。

このバックホーが本当に働き者。小さいのですが、スコップより働きます。
ここは山間地なので、農地、農道、水路を維持するには、それなりに手を掛けなければなりません。その作業に、バックホーが大活躍です。

今は、自分の山林に行く山道を整備中。そして、そこの土を農道に運び、農道も整備中。一石二鳥で、どちらの道も安心して走ることが出来るようになります。

いざ、軽トラに土を積もうと思っても、スコップでは、2台分ぐらいでへたばります。それが、小さいバックホーとはいえ、慎重に積んでも、5分ぐらいで1台分積んでしまうのです。

冬は、除雪にも利用出来るので、大助かり。

あと、1日で考えていた工事が終わるのですが、明日から雪だるまマークが並んでしまいました。もうちょっと雪には我慢して欲しいところです。