山の農場だより

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はー、毎日雨です。雨だと、ブルーベリー園に立ち寄ってくれるお客様の数が大幅に少なくなってしまいます。お天道様が顔を出してくれないことには、ブルーベリーに味が乗ってきてくれません。スカッと晴れて欲しいな。梅雨明けは、まだかな。
7月11日からブルーベリー狩り園を開園しました。
初日から、多くのお客様にご来園いただきまして、誠にありがとうございました。
土日の2日間連続でご利用くださったお客様も数組いました。ありがとうございます。

ブルーベリーは日持ちしません。
特に完熟ブルーベリーは、全く日持ちしませんし、鮮度が落ちると美味しくなくなります。
美味しいブルーベリーを食べるのは、本当に難しいです。

完熟で鮮度の良い、本当に美味しいブルーベリーを食べるには、
ブルーベリー園に来て頂き、摘み採って食べていただくのが一番です。
農薬を一切使用せずに栽培していますので、摘み採って、そのまま食べられます。
是非、ブルーベリーの本当に美味しいところを食べていただきたいと思っています。





ブルーベリーが収穫期を迎えました。まだまだ収穫量は少ないのですが、これから徐々に収穫量が増えて行きます。今年も、相変わらず美味い。ちょっと粒が大き目かな。まだ、田んぼの草取りが終わっていないので、田んぼとブルーベリー畑を行ったりきたりしています。今年も、雑草が多すぎて草取りを断念した田んぼがあります。今年こそはと思ったのですが、来年頑張ります。まずは、何とかなりそうな田んぼの草取りを終われるようにしたいと思っています。うっ、腰が痛い。
ハスカップが収穫中、ブルーベリーが数粒食べられる。カシスも数粒食べられる。です。
田んぼは、草取り中。何かとバタバタしています。
ハスカップとカシスは、鳥が食べないのですが、ブルーベリーは鳥が食べます。その対策としてネットを張らなければなりません。昨日、何とかネット張りの作業を終えました。一部の畑にはネットを張らずに様子を見ようと思っています。無理かな?さて、今日も田んぼの草取りです。話題があるようで無いようで、私には、もう目の前の雑草しか見えません。頭の中にも雑草が生えてきています。
6月は、草、草、草です。
田んぼやブルーベリー園の草刈、田んぼの草取り。刈っては伸びるし、取っては生えてくる。うんざりしますが、気分転換しながら、コツコツやって行きます。

田んぼには、すでに草が生えてしまっています。他の農家から、「もう草生えだなが」と言われてビックリされましたが、代掻きから3日目には草が生えて元気に育っています。稲よりも、ヒエで青くなって来ている田んぼもあります。さて、やるか。
今年も、私の家、私の部屋の天井裏にキツツキ?が巣を作ったようです。天井裏で、がさごそ、がさごそ音がします。屋根の軒下に穴を開け、そこから天井裏に入って巣を作っているのです。もう少しすると、雛の鳴き声で騒がしくなるでしょう。気温が高くて、薪ストーブを焚かない日が数日続くと、今度は煙突にすずめが巣を作ります。小屋には、ツバメが巣を作ります。ブルーベリー畑には、何の鳥か分からないのですが、巣を作ります。春は、あっちこっち巣だらけです。

この頃、寒い日が続いていて、田植シーズンなのに田植の雰囲気がありません。私の田んぼは、一回目の代掻きを終えて、田んぼの生態系を豊かにする準備期間中です。徐々に田んぼの雑草も生えて来ます。田んぼの生態系が豊かになり、雑草が生えて来たところで2回目の代掻きをして田植えをします。そのため、田植えは、周りの農家よりちょっと遅めの5月末頃になります。良い天気に恵まれればと願っています。
昨年の大地震で崩壊した田んぼの復旧工事がようやく終わり、田植えに向けた準備を始めました。今は、1回目の代掻きをしています。昨年の地震の影響で、復旧工事をしなかった田んぼにも傾斜が出来たりしているので、代掻きをしながら田んぼを平らに均しています。思うように平らにならないので、結構時間がかかります。2回目の代掻きは、10日後程度を予定しています。その後、3~4日後に田植えの予定です。代掻きを2回やるのは、1回目の代掻きで雑草の種を浮かせて発芽させ、2回目の代掻きで発芽した雑草を埋め込みます。この作業で、雑草の密度は低くなる予定ですが、それでも多くの雑草が生えてきてしまいます。さて、明日も代掻きです。
ここ数日、寒いにもかかわらず、桜がほぼ満開状態となりました。昨日の夜は雪まで降ったんですよ。おー寒い、寒い。明日からは、天気が回復するようなので、良い花見日和となりそうです。
話は変って、先日、ちょっとびっくりしたことがありました。ブルーベリーの剪定をしていると、電話が来ました。相手方の電話番号を見ると、12桁の見慣れない電話番号。何だこの番号はと思いつつ電話に出ると、「韓国から電話してます。」と、外国人の流暢な日本語が聞こえてきました。山形県で、ブルーベリー関係の集まりがあるとかで、ついでに、ここのブルーベリー園を視察したいとの事でした。今年の冬に、お隣岩手県の大船渡市から視察の依頼をいただいた時もびっくりしましたが、まさか外国から視察の依頼が来るとは、夢にも思っていませんでした。
山形県の会場から私の農園までは、交通の便が悪いので、会場から近い秋田県の産地を紹介させていただきました。多分、そちらの方に行かれると思いますが、電話で話が出来ただけでも、面白かったです。

昨日、種まきしました。昔は、結構大変な作業だったのですが、今は、機械を利用するので、それほど大変な作業ではありません。それでも、稲策主体の兼業農家の方々にとっては、一大イベントの一つになっています。種まき、田植え、稲刈の3回だけ、後継者?が農業を手伝う仕事です。種まきは、楽な作業とはいえ、立派な苗を育て上げるまでは、気の抜けないシーズンの始まりなので、本当に気を使います。今年は、さらに元気な苗を育てたいと思い、これまでよりも育苗箱1箱当たりの種籾量を減らしたので、どうなるか楽しみでもありますし、不安もあります。さて、どうなるかな。
秋田県内でも、桜が開花してきています。皆瀬では、梅の花が見ごろを向かえ、日当たりの良い山の斜面の山桜も咲き始めました。花の季節を迎えると、山々の山桜と新緑、そして残雪の白でほのぼの季節となります。こんなほのぼの季節は、のんびり景色を楽しみたいな~。春の農繁期で大忙し。ちょっと一息で景色を楽しんでいます。
はー、久々の書込みです。春めいて来ると、仕事に追われるようになって、余力がなくなってしまいます。もうちょっと、余裕を持って仕事をしたいと思うのですが、植物の都合なので、どうにもならないところもあります。さて、今日は、お隣の村、東成瀬村から、タラノメを視察に7~8人来ました。私も、あっちこっちの農家に押しかけては話を聞いたりしているので、視察をお断りするのも気が引けて引き受けてはいます。でも、長年試行錯誤を繰り返して得た技術は、いわゆる企業秘密のようなものなので、それをオープンにするのは、自分で自分の首を絞めるようなところもあります。まー、私も来週には、岩手県の雫石に「わさび栽培」の視察に行く予定を立てているので、持ちつ、持たれつで農業が発展して行けば良しとしよう。忙しいんだよなー、行く暇あるかな。
今日は、種籾の準備をしました。まず、今後の処理をスムーズにするため、種籾に付いた芒(籾に付いた毛)を取り除き、風選機で埃や軽い籾を飛ばします。そして、種籾を塩水選します。これは、塩水に種籾を入れて、比重の差を利用して種籾を選別する作業です。充実した種籾は沈み、充実していない種籾は浮くので、浮いた種籾を除きます。通常の塩分濃度よりも濃い塩水を利用しているので、1/3程度は浮いてしまいます。とにかく、良い種籾を厳選することが、良い稲を育てる第一歩だと考えています。
次に、厳選した種籾を60℃のお湯に10分浸します。この処理をすることで、種籾に付いている病原菌を殺菌する事が出来ます。ちなみに、お湯は温泉を利用しています。
これらの処理を終えた種籾は、寒さに強い稲にするため、冷たい山水に2週間程度浸します。
種籾にとっては、籾を守る毛を取られ、風にさらされ、しょっぱい塩水に入れられ、温泉とは言え、熱すぎるお湯に入れられ、更に、冷たい水に入れられるのです。まさに踏んだり蹴ったりですが、いずれ必ず、大きな実を結ぶときが来ます。まずは、期待をこめて、種籾を鍛えているところです。
今日は、秋田県の中央部にある千畑町の方が、タラノメ栽培を視察に来ました。3年くらい前、たまたま地元の小安温泉に遊びに来たときに、興味本位で私のタラノメハウスを覘いてしまったのをきっかけに、タラノメの栽培を始めた方です。タラノキも大きくなり、いよいよ収穫だと思ったのは良いのですが、ハウスで上手く育たなかったそうです。そこで、また、ハウスを見学に来たのです。私も、これでもかと言うくらい沢山の失敗をしているので、失敗の原因はすぐに分かります。失敗のリスクを最小限に抑える技術は高いほうだと思いますが、上手く栽培する技術は、未だに良く分かりません。ただ、突き詰めて考えれば、やっぱり「土」次第です。
地元の温泉地で、温泉を活用した新たな試みを検討しているようです。
私が借りている温泉熱を利用したハウスは、昔、秋田県が、温泉熱を利用した農業の可能性を探るための研究施設でした。研究が終わってから、旧皆瀬村が引き受け、それを農家に貸し出しています。これまで、数人の農家が借りて農業を実践してきましたが、長く続けられた農家は居ませんでした。現在は、私と知的障害者の施設で借りています。まだ空いているハウスがあるので、そこを利用して何か出来ないかと、温泉宿やお土産店を営む人達が検討しています。農業に取組むのは、ちょっと難しいだろうなとは思いますが、自分達が使う食材を生産するとか、お客さんに楽しんでいただけるような体験型のメニューを提供するなど、自分達の優位性を生かした取り組みが面白そうだなと思います。さて、どうなるかな。
今日は、なんちゃら委員会の懇親会があり、古代米のどぶろくを飲みすぎてしまった。美味かったなー。なんちゃらとは失礼だが、地元の楽しい人たちの集まりだ。話は突然変わるが、それは酔っ払っているからで、酔っ払っていなくても話は突然変わるのだが。企業が求める人材は、主体性、実行力、柔軟性を持つ人だそうだ。なるほど、農業にも必要なことだとうなずいてしまった。さらに話は変るが、何と、麻生内閣の支持率が、森内閣の支持率より未だ高いことに驚いた。森さんは、そんなに支持率が低かったなのに、何で、今も、あんなに威張っているんだろうか。企業や、農業に主体性、実行力、柔軟性が必要なのに、政治には、全く当てはまらないようだ。政治家にも同じ能力が必要だと思うのだが。あんな人たちを選んでいる国民が悪いんだろうね。
今度は、地元の農協の広報誌に載る予定です。毎月一回発行している広報誌で、農家を紹介するページがあるのですが、そこに載るとの事。断ったのですが、断りきれずに承諾してしまいました。来月でしょうから、3月号かな。確かにPRにはなりますが、あんまり目立つのも困りものです。目立たないように、目立たないようにしているつもりなのですが、この地域で農業をしている若い部類は私しか居ないので、とにかく何でも集まってきてしまいます。農業に専念したい。余計なことはしたくない。それに、田舎では、目立つと面倒なこともあるので、あんまり載りたくないんですけどね。
タラノメの収穫が大忙しです。作業が重ならないように、時期をずらしながらタラノキを伏せ込んでいるのですが、天気が良いため、一気に収穫が始まってしまいました。今年は、雪がさっぱり降らず、天気の良い日が続いています。どうしたんでしょうね。もう、1月も後半だと言うのに。あと、3~4日は、バタバタしそうです。
不況の煽りを受けた人員削減で、大量の失業者が出ています。その失業者対策と、農業に携る人材を確保する目的で、国や県、市町村などで動きがあるようです。まー、取って付けたような対策でしょうが、やらないより増しかなとは思います。そこまでやらなければ農業をやる人材を確保出来ない日本の農業って何でしょう。根本的な解決が無いところに、どんどん人を送り込んでも、難しいところが多いと思います。駄目とは言いません。ただ、お金だけを目的に始める人は、99%挫折します。農業が好きな人は、やり方さえ間違わなければ、何とかなるとは思いますが、簡単でないことは確かです。
 そんなことで、秋田県では、ハローワークに農業への参入を促すパンフレットを置くそうです。そのパンフレットに私の写真とコメントが入る予定のようです。他の仕事をしてから農業を始めた人をピックアップしたところ、私が引っかかってしまったようで、後日インタビューに来るとのこと。さて、何を聞かれるのかな。無精ひげくらい剃っておくか。

今シーズン1回目の雪下ろし。まだ、そんなに積もっていないかなと思ったのですが、屋根には、1m20cmぐらい積もっていました。思いのほか多かったので、難儀しました。そろそろタラノメの収穫を始める予定だったのですが、ハウスの環境を変えたら生育が遅くなってしまい、もう一週間ほど掛かりそうです。うーん。前の環境に戻そうかな。