山の農場だより

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今日から、今日からと思いつつ、タラノメの作業を延期してきました。何かと外仕事のけりが付かなかったのですが、雪が降った事で強制終了です。では、タラノメの作業と思いましたが、ハウスの片づけで伸び伸びとなり、よし、今日こそはと思ったら、今日は仏滅。そんなに日を気にするわけでもないのですが、丸ノコを使ったりする危険な作業がるので、大安の明日から始めることにしました。
今日は大雪、屋根の雪降しをしなければならないくらいの勢いで降っています。これは、もう根雪ですね。あー冬だ。
とうとう雪が降ってきました。もうちょっと外での作業をしたかったのですが、タイムアウトです。まだ仕事の途中だったので、雪を掘りながら、田んぼの畦を整備したり、ブルーベリーの苗を植付けたりしました。いやー、雪をかぶったブルーベリー畑が綺麗でしたよ。今は、雪がまだ10cmぐらいしか積っていないので、あっちこっちを歩き回れるのですが、うろうろ歩き回った足跡を見るのも、また楽しい。
今は、タラノキを収穫しています。とてもトゲの多い品種で、とにかく痛い。皮の手袋を履いていても刺さってくるぐらい凄いトゲです。切り倒す時に、自分の方に倒れてくる事があるのですが、手でカバーする余裕が無い時もあります。上手く避け無いと、服を貫通して体に刺さってきます。身体をかわしても安心できません。足にも注意が必要です。ゴムの長靴を履いているにも係らず、倒れてきた勢いでゴムを貫通し、足にトゲが刺さってくるのです。痛いけど頑張るぞー。
急激に寒くなってきましたね。今日は、一日中雨が降り続き、風も強く吹いています。木々の散りかけの葉は、残り惜しむ間もなく、一気に毟り取られてしまいました。もう、いつ雪が降って来ても可笑しくない季節ですねー。建設中の3坪ほどの小屋は、あと1日で完成です。何とか、雪が降る前に完成出来て良かった、良かった。天気が良くなる待ちで、タラノキの収穫を始めようと思っています。でも、ここ1週間は荒れる予定のようなので、雨天決行しようか迷っています。出来れば、天気の良い日にやりたいのですが、雪が降ってしまうと収穫出来ないんですよ。うーん、困った。
ここのところ、ずっと秋晴れが続いてくれて大変助かっています。今は、お米保管用の冷蔵庫を増設するための小屋を建てています。今日で完成させる予定だったのですが、見込みが甘かったようです。明日には完成させたいと思っているのですが、ちょっときついかな。この後、ブルーベリーの囲いと、タラノキの収穫をしなければならないので、ちょっと焦り気味。11月一杯を目処に、全ての作業を完了させないと、雪で作業できなくなってしまうのです。その年によっては、クリスマス頃まで根雪にならない時もありますが、年によっては、11月下旬から根雪になることもあるので、悠長に構えていることが出来ません。さて、頑張るぞー。
 私の90歳になるばあちゃんは、ある意味凄い。毎日、ご飯をブルーベリージャムで食べている。ばあちゃんにとって、ブルーベリージャムは、海苔と同じようなものみたいです。それなりに酸味があるので、梅干的なものかな?ブルーベリーの酸味が、食を進めるんだそうです。
 ばあちゃんは、年のせいで目が悪くなってきているんですが、毎日食べつづけているだけあって、ブルーベリーが目に良い食べ物だと言うことを実感しているようです。「たいした見えるようになった。」と喜んでいます。
 一瓶食べ尽くすごとに、「ジャムもう皆だが(無いか)」、「全部売らねでけれ」と言われています。飽きないで毎日良く食べるもんだと呆れながら、とっても嬉しく思っています。
 甥っ子達も大好きなので、今年は、多目に自家消費分をキープして置かねば。 
二重の痛みだ。せっかく書いた内容を消してしまい、また書き始めた。昨日の夜、籾摺りしようとしたら、籾摺機からバタバタと変な音がした。原因は、何か異物が入って、中の部品の一つが曲がってしまったためだった。早速、直そうと取り掛かったら、右手の薬指を引っ掛けて、3cm位ざっくり深く切ってしまった。ポタポタと血が止まらず、ティッシュを指に包んで押さえ、しばらくしてから焼酎で消毒して、またティッシュを指に包んでセロハンテープで止めた。第二間接付近を切ったので、指を曲げると、また血が出てくる。今、お米の箱詰め作業をしていたら、また血が出てきてしまった。うーん。これは治りにくい部分だ。しばらく、発芽玄米の加工も出来ないなー。困ったもんだ。
今年は、全国的に熊の被害が多いですね。私の家のすぐ後ろの畑にも熊の足跡が・・・・。殆ど、軒下を歩いて行ったような感じです。家の後ろに栗の木があるので、そこで栗を食べてから、畑にも寄って行ったようです。被害は、栗が数個と、ホウレンソウが踏み潰されたぐらい。トマトがあったのですが、トマトは食べないようですね。栗は、外の皮を上手に剥いて食べるんですよ。親戚の田んぼでは、稲も食べられました。これも、上手に食べます。手で稲をしごいてから口に入れるんです。焼き鳥を直接口に入れるんじゃなくて、櫛から外してから食べるような感じです。今年は、山に食べ物が無いんですね。それにしても、これだけの熊が居たのとかと思うくらい、あっちこっちに熊が出没しています。それでも、県で決めた捕獲数量を捕獲してしまったので、もう捕獲する事が出来ないとか。テレビで、どこかの父ちゃんが、「人間と熊との共生って言うけど、熊と共生出来る人間なんて何処にも居ないよ」と怒鳴っていましたが、本当にそのとおりです。どっかの小奇麗なホテルの会議室で決めた事を押し付けるなってんだ。
自分の田んぼの稲刈りがやっと終わりました。雨が続いて中々刈り取れないでいたのですが、何とか無事終了しました。今年は、春の低温の影響で生育が遅れ、目標茎数を確保出来ませんでしたが、夏期の好天で充実した穂になってくれた分、何とか回復しました。平年よりは減収となってしまいましたが、良いお米を頂く事が出来ました。良かった、良かった。
やっと稲刈りを始めました。天気が悪くて、思いどおりには進みません。田んぼも雨で柔らかくなってしまって、大変難儀しています。明後日から、台風の影響で2〜3日雨マーク。明日は、何とか天気が持ちそうなので、むたっと頑張ります。
大変お待たせしておりましたが、7日頃には発送出来る予定です。
お米の乾燥機を更新しました。長年元気に働いてくれた乾燥機でしたが、より美味しいお米をお届けしたいと思い、最新型の乾燥機に更新したのです。これまでは、熱風で乾燥する方式でしたが、新しい乾燥機は、遠赤外線効果、つまり、天日乾燥と同じ方式で乾燥することが出来る機械です。熱風乾燥は、お米の表面から乾燥するのに対し、遠赤外線乾燥機は、お米の内側から乾燥して行きます。熱風方式といっても、温度を上げず、28〜30℃程度の低温で乾燥してはいたのですが、この方法よりも、遠赤外線乾燥機で乾燥した方が、天日乾燥と同様の食味が得られるようです。期待の新人、頑張ってくれ。
今日、タラノメのハウスに行ったら、なんとマムシがいました。体長70cmくらいの大きく太い立派なマムシ。マムシは、精力増強の効能があるので、血を飲んだり、皮を剥いて焼いて食べたり、焼酎漬けにしたりします。

さて、このマムシをどうしようか。何てたって毒を持っているから怖い。殺して捕獲するのは簡単だけど、ハウスがあるので、色々な道具があるし、ペットボトルもある。よし、捕獲して焼酎漬けにしよう。焼酎漬けにするには、生きたまま捕獲し、ペットボトルなどに入れてしばらく絶食させて糞を出させます。

まず、首根っこを棒で押さえつけ、タオルに噛み付かせました。うわ−、本当に怖いくらいの形相と牙です。もう、ドキドキもんですよ。そして、手で首根っこを捕まえ、もう一方の手で尻尾付近を捕まえました。これを頭からペットボトルに入れてやりました。これも緊張もんです。上手にやらないと、反転してきて噛み付かれる危険があります。慎重に慎重に徐々に送り出しながら無事入れました。後は、蓋に呼吸穴を開けて、水を入れて完成です。はー終わった。

タラノキを保存する小さな小屋を建設中です。あっちこっちから材料を寄せ集めながら建てているので、さっぱり捗りません。素人の見よう見真似で建てているので、寸法が狂ってきます。形はどうであれ、冬さえ乗り越えてくれればいいのですが、さてどうかな。
ここのところ、ずっと田んぼの草刈をしています。田んぼの面積自体は多くないのですが、1枚当りの面積が狭く、傾斜地にあるため、とにかく、草刈をする部分の面積が多い。田んぼの単位面積当たりの作業時間で比べたら、平野部の5倍くらいは時間がかかります。つまり、平野部で1日で出来る作業を5日かけてやっているのです。年間4回は、管理の為に草刈をしますので、とんでも無い作業量ですね。

昔だったら、先祖代々の土地を維持管理すると言う、義務感とか誇りで維持管理出来ました。しかし、現在は、簡単に放棄され、農地は荒れ放題です。食を守り、環境を保全するには、公的な見地から、不経済的な行為を評価して行かないと、農地の維持が難しい状況にあります。
ひょんな事から、美味いと思ったものがあります。それは、ブルーベリージュース。生のジュースは飲んでいたのですが、加熱したもののジュースは初めてでした。ジャムを作り終わって鍋を洗う時、鍋についたものが勿体無いなーと思って、お湯を入れて洗いながら煮たんです。その液体を冷やして飲んだら美味い。あー今まで勿体無い事をしたなー。もしかしたらと思い、ミキサーにジャムと水を入れて回し、その液体を冷やして飲んだら美味ーい。これは、ブドウジュースといわれればブドウジュースと思って飲んじゃうような味です。
この頃天気が悪く、特に急ぐ作業も無いので、ゴロゴロしながら本を読んでいる時間が長いです。ブルーベリーが終了したので、稲刈りの準備を始める時期までは、結構余裕のある時期。年に一度の長期休暇的な時期ですね。昨年は、北東北の山々を歩いて来ましたが、今年は何をしようかと思いつつ、読書に耽っています。

特に何を読むと言うものではなく、図書館から適当に借りてきて読みます。面白かったら読んで、面白くなかったら読みません。ちなみに、今回借りてきたのは、「ほった」「途方にくれて、人生論」「東北学 廃村 少子高齢化時代を迎えて」「危ないものをつくりすぎた 食品安全は可能か?」「蚊はなぜ人の血が好きなのか」です。今回、小説は無しでした。ただ読む事が好きなので、さっぱり身にはなっていません。



いやー高校野球凄かったですね。高校野球は、地元の高校が勝ち進んだときぐらいしか見ないのですが、今回の高校野球は結構見ました。多分、松坂が出ていた時以来です。かなり古い話ですね。
私的には、苫小牧、智弁辺りを注目していたのですが、早稲田があそこまでとは知りませんでした。いつも、決勝戦でさえ見ることが無いのに、今回は、準決勝から見てしまいましたよ。当然、私は、今、ブルーベリーの収穫で忙しい。なので、試合に合わせて仕事のスケジュールを組み、選別しながら高校野球観戦です。自由業はいいねー。んっ、休みも取れない不自由業?
まー決勝戦は凄い。本当に怪物同士の闘いです。しかも最後は、1点差に詰める2ランホームランと、ライバル同士の直接対決。もう、鳥肌もんです。できれば、あれがホームランでなく、2ベースヒットぐらいで、ランナー2塁3塁だったらどうなったかも見てみたいと思うのは私だけかな。
さて、次に高校野球を見るのは、何年後だろうか。

生ブルーベリーのご注文受付けを再開する予定でしたが、ご予約分と摘みとり体験分で完売状態となってしまったため、再開はできませんでした。ご利用いただけなかった皆様ごめんなさい。来年、是非ご利用下さい。
ブルーベリーも、もう終盤。あと1週間後は、ほぼ収穫完了となる見込みです。7月中は、長雨の影響で散々でしたが、梅雨明けと同時に真夏日が続き、美味しいブルーベリーが収穫出来るようになりました。ブルーベリーの味は、本当にお天道様次第。数多くの品種がありますが、お天道様が頑張った時期に収穫出来るブルーベリーが一番美味しいです。
さて、来年はどうかな。

今、田んぼは、炊き立てのお米の匂いがします。本当ですよ。徐々に穂を垂れる稲を見ているのが楽しい今日この頃です。

いやー、夏らしい天気が続いています。人間には辛いですが、やっぱり、暑い時は暑くなってもらわないと、良い作物が出来ません。稲は、穂が出始めました。あと1週間ぐらい天気が持ってくれると良いのですが、台風が来ているようですね。来ないことを願うばかりです。
地元の保育園の園児40名程度が、ブルーベリーの摘みとりに来ました。どうなるのか心配半分、楽しみ半分でしたが、心配は余計な心配でした。枝を折られることも無く、楽しい時間を過ごさせてもらいました。
皆瀬の子供達に、農業や食に関心を持ってもらえればと思って企画したのですが、「自分の家でもブルーベリー植えたいな。」とか、「家のおばあちゃんは、ジャム作りの名人だよ。」なんて声を聞いたり、ブルーベリーを食べる虫をじっくり観察する子を見たりして、「おっ、いい感じだな。」なんて思いました。今度は、田んぼで、トンボの羽化を見てもらいたいなと思っています。ちなみに、慣行栽培の田んぼでは、トンボの羽化を見ることは出来ません。私の田んぼから飛び立つトンボを見て、どんな反応を見せてくれるかな。