山の農場だより

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今日は、皆瀬保育園の園児をブルーベリー園に招待しました。
ブルーベリーのトンネルを行ったり来たりしながら、約50名程の園児がブルーベリーを楽しみました。
年長さんは手馴れたもので、沢山のブルーベリーを収穫していました。
美味しく楽しんでくれたようで良かったです。
毎日雨降りです。晴耕雨読と行きたい所ですが、こう雨が続くと、そうも言っていられません。毎日、田んぼに入って草取りです。雨の日の田んぼは、雨粒が水面に当たる音が心地よいです。しかも、マイナスイオンたっぷり。でも、やっぱり腰が痛い。
雨が降ると、稲が勢いも増します。ついでに、雑草も勢いを増します。
今年は、比較的、雑草の発生を抑えられたほうですが、それでも、取りきるのは難しそうです。今は、ハスカップが収穫期に入っているので、両親に収穫を頼み、私は田んぼへ。
ブルーベリーの収穫が始まってしまうと、田んぼの雑草取りは終了です。
あと、10日程度、田んぼの草と格闘です。今日も雨か。
お待たせしました。ハスカップの収穫が始まりました。
ハスカップは、皮が薄く柔らかいため、生のままでは品質を維持することが難しい果実です。収穫後、すぐに選別し、急速冷凍しています。
ジャムなどに加工すると、独特の風味が癖になりますよ。
暑い、暑い。毎日暑いですね。作物にとっては、ありがたいことです。でも、畑の作物にとっては、ちょっと一雨欲しいところです。
今は、田んぼの除草作業に追われる毎日です。手押しの除草機を押して、田んぼの中を歩き回っています。一日に何キロ歩いているんだろうか。他の作業もあるので、一日一杯は出来ないけれども、1日7~8時間位は田んぼの中を歩いています。一般的な仕事だったら、この時間だけで一日分の仕事ですけどね。この時期は、結構アスリート的な感じです。
そんなわけで、サッカーのワールドカップも眠くて見られません。
眠いー。見たいー。日本頑張れ!
田植えが終わりました。
まだ、補植作業が有りますが、とりあえず、ほっと一息です。

通常、代掻きをしてから、3日以上置いて土を安定させてから田植えをしますが、
今年は、代掻きの翌日に田植えを試みました。

それを前提に代掻き法などを変えることで、何とか翌日でも田植えが出来ました。

なぜ、田植えを早くやりたいのかと言うと、雑草との競争に負けないためです。

雑草は、代掻きをした時からスタートします。
代掻き後、出来るだけ早く田植えをすれば、その分、雑草より優位に立つことが出来ます。

たかが2日間の優位ですが、これが侮れないんですよ。
雑草の生育スピードは凄い!
とりあえず、代掻き後1週間が勝負どころです。
雑草が目に見えた時点で負けです。手に負えなくなります。
とりあえず、1週間、次に2週間、次に3週間。ここまで抑制できれば、稲の勝ちです。
とりあえず、1週間です。

そろそろ、田植え期を向かえ、周辺の農家も忙しそうにしています。
私は、田んぼの仕事を小休止して、他の仕事に大忙し。
今年は、出来るだけ田んぼを乾燥させ、さっと代掻き、すぐに田植えを目論んでいます。この方法だったら、雑草との競争に勝てるのではないかと思っているのですが、どうなるかな。うーん楽しみです。
ゴールデンウイークに入り、普段、車があまり通らない当方でも、観光客や帰省客の車が引っ切り無しに走っています。この時期、丁度、桜の開花と重なるのですが、今年はちょっと遅め。ようやく山桜が開花し始めたぐらいです。山々の芽吹きも遅れ気味。今は、ブルーベリーの選定作業をしています。もう2日ぐらいは掛かりそうです。これが終わると、田んぼの畦塗り作業に入る予定です。田んぼは、水を溜めるので、畦の良し悪しがお米の出来を左右します。今年は、どうも天気が悪い。春作業は難儀しそうです。

今日は、素晴らしい青空です。
気温も高く、風も強いので、一気に雪が消えてくれそうです。

春の作業が、徐々に慌しくなってきました。
さて、やるかな。
「かんじき」や「スノーシュー」を履いて、地元の山を巡るツアーが開催されました。
私も実行委員の一人ですが、タラノメの作業があるため、貢献度の低い実行委員です。
若畑~貝沼~赤沼~皿小屋のコースを参加者10名で歩きました。
雪のお陰で、普段歩けないルートも歩けますし、木の葉が無いため、見晴らしも最高です。しかも、好天に恵まれ、青空の下で白銀の世界を楽しみました。

カモシカやウサギの足跡を観察したり、普段眺めている景色を逆の方向から眺めたりなど、楽しい一時を過ごしました。ウサギは、自分の居場所を分かりにくくするため、進んだ道をそのまま逆戻りすることがあります。そのため、ウサギの足跡を追っても、急に足跡が途絶えてしまうのです。

子供たちにも体験させたかったな~。

楽しい後には、・・・。
集落の面倒な役を押し付けられてしまいました。

田舎は、ちょっと油断すると、すぐに色んな役が舞い込んできます。
まさか自分に矛先が向けられると思っていなかったので、無防備過ぎました。

集落、農協、自治組織、社協など、今現在で、7つの役です。
ただただ、静かに農業をしたいと思う今日この頃です。




今年のお米づくりをどうしようか考え、ようやく決めました。
あくまで、これまでどおり「あきたこまち」が主ですが、
ササニシキと古代米を試験的に作付けして見ることにしました。

ササニシキは、ここの気候に合うか微妙なところ。
山間部なので、温度が足りないかも。
どうしようか考えましたが、まー、やってみるかってな感じです。

古代米は、地元の温泉旅館「元湯クラブ」さんから種を頂いたので、やってみることにしました。

同じお米ですが、その品種にはその品種の個性があります。
どんなお米たちなのか楽しみです。

今日、秋田テレビの夕方のニュースで、タラノメの収穫作業の様子が放映されました。
今日のお昼前に取材に来ていただき、その夕方のニュースでの放映でした。
予め告知出来なかったのが残念。
こんなに早く放映されるとは思いませんでした。
流石ニュース。早いな~。
この頃、作業的にちょっと余裕があるので、温泉三昧です。
と言っても、どこかに出かけているのではなく、自分のハウスの中です。

大きな樽に温泉を溜めて、作業の合間に湯治です。
「は~、ええな~。」

昼も、温泉に入って弁当食べて昼寝。
何とも暢気な仕事ぶりです。
農業政策は、以前の公平が不公平に、不公平が公平になりました。
安全な農産物の生産でも、公平と考えられていたものが不公平になりました。

無農薬栽培のお米の生産量は、慣行栽培のお米の生産量に比べ、収穫量が2~3割程度少なくなります。そのため、減収分を加味した減反面積が割り当てられていました。しかし、この減収分が加味されず、慣行栽培と同様の減反面積が割り当てられることになりました。なぜか?これまで減反を守らなかった農家に多く配分していた減反面積の代替として廃止されたのです。

つまり、これまで減反に協力した農家も、協力しなかった農家も、安全な農産物を生産するために頑張ってきた農家も、一律同じ減反面積が割り当てられることになりました。

どの農家にも同じ減反面積が割当てられるので、一見公平ですが、農薬を使用せず、安全なお米を育てている農家にとっては、大きな逆風です。単なる数字上の公平が、本質的な公平とイコールではありません。数字ばっかり見るのではなく、社会にとって良い公平を考えて欲しいと思います。

何だか、学校の運動会のような幼稚な公平だな~。



今日は春のような天気で、ハウスの中は40℃を越えました。半袖でいても、汗が噴出し、クラクラしてくるような暑さでした。いやー参った、参った。寒さ対策だけではなく、暑さ対策も必要な季節になって来たようです。
祖母が体調を崩してしまい、何かとバタバタ。仕事以外の会合等は全部すっぽかし、何とか乗り切りました。無事、体調を回復してくれたので一安心です。
今度は、大寒波到来で大忙し。さらに、「2010年世界農林業センサス」の調査員になってしまっていますが、全く手をつけていません。何ともハードな毎日です。

明日は、参加している直売所の雪降ろし、夜は会合。勘弁してくれ~。

はー、ゆっくり仕事がしたい。

と、愚痴を言っても始まらない。コツコツやるか。

この頃、とにかく会合が多い。タラノメの作業があるので、そんなに出席する余裕無いんですけど。タラノメは、とにかく手間が掛かって大変。しかも、日持ちしないので、放って置くことも出来ません。やむなく会合に参加すると、そのしわ寄せがキツイ。大体が、夜の会合なので、9時頃家に帰って、夜中の1時頃まで作業しなければならない時もあります。

何と、22日から30日まで連続で、会合、飲み会、イベントの予定があります。
どうするタラノメ。体力持ちません。本当は、全部キャンセルしたいところ。どうしようかな。

秋田県の大潟村は、国の干拓事業で出来た村です。日本各地から、稲作大規模経営を夢見た猛者が集まっています。広大な農地を購入するため、多くの人たちが多額の借金を背負っていましたが、減反政策が開始されたことにより、自由にお米を作ることが出来ませんでした。国が、先進的な大規模稲作経営の村として作ったにもかかわらず、お米を作るなと言うのです。ここから、農家と国、県との闘いが始まります。村の中では、減反政策に協力する農家と協力しない農家に二分されました。

減反面積の割り当ては、市町村単位となり、その市町村で割り当て面積を達成できなければ、翌年、より多くの割り当てがその市町村に行くことになります。大潟村では、減反に協力しない農家が多かったため、減反に協力する農家にも多くの割り当てが来てしまうのです。

それは、県全体でも同様で、県として達成できなければ、国からのペナルティーとして、秋田県への割り当てが多くなります。

結果、減反に協力しない農家がいたために、減反に協力する農家が多くの不利益を被っていました。

では、政権交代したことによってどうなったか。国は、これまで、減反に協力しなかった農家の側についたのです。減反に協力しなかった農家の中には、国との戦いに敗れ、自ら命を絶った者もいました。政権交代は、単なる方針転換ではなく、革命が起きたんだなと言うことを実感しました。

これまで、減反に協力してきた農家はどうなるのか。減反面積の割当が増えるのです。減反に協力してきた農家は馬鹿を見るのです。

私は、国に協力して減反し、馬鹿を見る農家の一人です。

やっぱり、国は信用出来ないので、国の政策に踊らされず、自分のやりたい事をコツコツやっているのが一番ですね。

それにしても、赤松農水大臣の秋田県に対する圧力は凄い。農業を良くするためと言うより、自民党知事に対する圧力だな。農業のことなんて、本当は、どうでも良いことなんだろうなと思う。
金曜日の夕食時、下の犬歯が折れてしまいました。しかも、焼きそばを食べているときです。ボロッと簡単に。えーーーーーっ。昔、治療したところからヒビが入っていたようです。月曜日が祝日で休みなので、3日間歯医者に行けません。歯が、こんな調子では、何を食べても美味しくありません。

今日、ようやく歯医者に行ってきました。はー、やっぱり麻酔。怖い、痛い。しかも、根っこが深いので麻酔が効きにくく、2回もブスリ。あの歯を削る音。神経をとるために、何度も針を入れてゴリゴリやられ、足の指先はピンと伸び、両手を合わせてぎっちり握り、肩と背中は硬くなり、意識が歯に集中し、ただただ、じっと耐えました。

やっぱり、歯医者は怖い。歯を磨きましょう。
ようやくタラノメの収穫が開始しました。
お正月明け頃から収穫できるように仕込んだつもりでしたが、1週間遅れの収穫となりました。外は、これからが冬本番となりますが、温泉ハウスの中は、春の息吹が感じられます。

タラノメにも、当たり前のように農薬が使用されています。
農薬を使用しないと、採算の合うタラノメ栽培は難しくなって来ています。

私の場合、タラノメ栽培でも農薬を一切使用しないため、結構大変。
一定の単価が確保できなければ、無農薬栽培は、やっぱり厳しい。
かと言って、農薬は使用したくないし、何とかしなきゃな~と考えるこの頃。

ただでさえ農業で食べていくのが難しいこの地域で、こんな事を言ってたら、何にも出来なくなってしまうな~。さあて、どうしてくれようか。美味いタラノメ食べでけれ~。
明けましておめでとうございます。
旧年中は、大変お世話になりました。
今年も、よろしくお願い致します。

元旦の今日は、大荒れ、大雪です。寒い、寒い。
私の家では、毎年、新年を迎えるとすぐに、近くの神社にお参りに行きます。
紅白が終わる頃にお風呂に入って、12時に出発。徒歩2分くらいで神社です。

この頃のお願い事は、家内安全と世界が平和でありますようにです。
何事も無く、健康で過ごせることが一番だなと思っています。

今年は、コツコツ、農産物と加工品の質を高める取組みをしたいと思っています。また、新たな加工品として、発芽玄米を発酵させた商品の開発が出来たらと思っています。

個人的には、今年こそ、槍ヶ岳に登りたい!

それでは、皆様にとって、笑顔一杯の一年になりますように。