山の農場だより

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稲刈りがスタートしました。
もう少し後に始めたかったのですが、雨の日が多い予報でしたので、ちょっと早めのスタートとなりました。
稲刈りをして見ると、思いのほか雑草優勢で稲が少なく、少々落ち込み気味。ん~、またもや雑草に負けてしまったか。参ったな~。雑草の種類が変わって行き、その雑草に応じて対策が違ってきます。ある優勢雑草の対策をすると、こんどは、その環境を好む雑草が増えて来てと、終わり無き戦いです。
来年の作戦を考えねば。

まずは、少しでも、収穫できたことに感謝、感謝。
じっくり、ゆっくり時間を掛けて乾燥し、美味しく仕上げたいと思います。

新米は、10月5日頃から発送出来る予定です。

毎日、雨、雨、雨。今日も雨。
明日から、ようやく天気回復する予報なので、2~3日後ぐらいから稲刈りを始められそうです。
大雪の影響で春の作業が遅れ、いつもより2週間程度遅れた春の作業でしたが、好天に恵まれ、例年並みの時期に稲刈りを迎えられそうです。
毎年、毎年、「はー、何とか収穫まで漕ぎ着けた。」と思うのです。
ここは、山間地のため、田んぼが何角形か分らないぐらいの田んぼや、小さな田んぼが殆どなので、除草機を使っても除草しきれない部分が多く、結局は手取り除草となります。毎年、毎年試行錯誤しながらの草取りですが、最終的には体力勝負の草取りとなってしまうため、「はー、何とか乗り切った。」と言った感じになります。実は、雑草優勢で、殆ど収穫出来ないような田んぼもあるので、乗り切ったとは言えないのですが。
大変な思いをしているだけに、黄金色に染まった田んぼを見ると、本当に嬉しくなります。刈り取るのが勿体無い。
まー、そうは言っていられないので、ありがたく刈り取らせていただきます。有機質肥料を使用している田んぼでも、その使用量は少ないですし、また、有機質肥料も一切使用していない田んぼもあります。特に、有機質肥料も使用しない無肥料栽培の田んぼは、まさに、田んぼからの恵み。田んぼのお米です。色んな資材を使う栽培方法は沢山あります。それはそれで良いのですが、自然豊かな山間地の田んぼで、山から生まれたての水を使用し、田んぼと稲の力で育った純粋なお米って良いな~と思うのです。
さて、収穫の秋です。お楽しみに。


地元の山の達人に同行させていただいて、地元の源流を歩いてきました。
一泊二日の行程で、源流を登り雄大な自然を満喫。舞茸を探したり、焚き火を囲んで酒盛りしたり、何とも楽しい二日間でした。残念ながら舞茸の時期にはちょっと早かったようで見つけることが出来ませんでしたが、平茸とミズで「かやき」を作り、自然の味覚も楽しめました。
皆瀬は、総面積の90数%が山林地帯で、人が容易に立ち入ることが出来ない懐の深い山々があります。この豊かな自然をもう少し人々に知っていただくような機会を作れないかを探る旅でもあったのですが、知って欲しいような、知って欲しく無いような。
上手に、保全しながら活用して行く方法を考えられたらと思います。

また、紅葉の時期にでも行って見たいと思います。
昨年から挑戦している無農薬、無肥料の田んぼ。田んぼに刈り取った稲わらだけを返し、有機質肥料なども使用しない稲づくり。昨年は散々な結果でしたが、今年は、田んぼらしくなって来ました。初期の生育が遅く、茎数が増えないのが難点ですが、後半挽回で、立派な稲に成長してくれています。
今は、あんまり面倒なことを考えず、自然と真摯に向き合って、田んぼと稲の本来の力を見たいがためにやっている栽培方法ですが、この栽培方法をベースに、今後の栽培方法を考えて行きたいと思っています。

感覚的なものですが、この栽培方法の田んぼは、とても居心地が良いのです。特に用事が無くても、ついつい見に行ってしまいます。
今は、徐々に稲穂が垂れてきました。稲穂が垂れてきた田んぼを眺めているだけで、とっても豊かな気持ちになりますよ。
あれよあれよと、もうお盆。甥っ子達も遊びに来ていて賑やかになって来ました。
今年は、ブルーベリーが壊滅的なので、時間的に余裕が有るはずなのに、それはそれなりに何かと行事が多くて、あっち行ったり、こっち来たりとウロウロしています。
田んぼでは、穂が出て花が咲き、炊き立てのお米のような香りが漂っています。何とか、稔り良い秋が期待出来そうです。ササニシキは、これから穂が出ます。もう少し頑張って夏日が続いて欲しい。ササニシキは、有機質肥料も入れていない田んぼで育てています。有機質肥料を入れている田んぼより生育が遅く、生育量も少ないのですが、とりあえず、田んぼと稲の可能性を見て見たくて取組んでいます。今年で2年目となりますが、昨年よりは上手に育てることが出来ています。昨年は、2俵/10aと大惨敗でしたが、今年は、4俵はあるかな。どうかな。秋が楽しみです。
夏だというのに寒い日々が続いています。大丈夫なのか?
今年は、ブルーベリーに続き、稲の出来も怪しくなって来ました。
水管理をしっかりやって、何とか乗り切りたいと思います。

今、止むを得ず、エコファーマーの申請をしています。
農薬や化学肥料の使用量を減らす目標を立てて申請するのですが、
私の場合、最初からどっちの使用量もゼロなので、現況も計画も同じになります。
問題となるのは、有機質肥料の使用量です。
私は、有機質肥料の使用量も抑える方向で来ているのですが、県で決められた使用量を目標とすることが求められるそうです。その使用量は、私が現在使用している量より多い量です。手続き上、最低、その数値を目標値にしないと認定されないそうなので、書類上、そのとおりの数値を目標としました。面倒くさい。
ちなみに、有機質肥料の「質」は、問いません。「量」だけです。
あと、エコファーマーは、特定の作物に対して認定されるため、例えば、稲とトマトを栽培している農家は、稲についてエコファーマーとなっても、トマトではエコファーマーにならない場合も有ります。同一人物が、エコファーマーであり、エコファーマーでは無いのです。??。
あと、作目が限定されていて、基準が設けられている作目でしかエコファーマーとなることができません。私の場合、稲ではエコファーマーになれても、ブルーベリーは基準が設けられていないので、無農薬で栽培していてもエコファーマーになれません。

意味の分らないつまらない制度ですが、面倒臭いな~と思いながら、已む無く申請書を作っています。

エコファーマーは、昔、有機質肥料をちょっとでも入れていれば、農薬や化学肥料も使っても、有機農産物と言っていたのと同じような感じです。行政主導の詐欺みたいな制度に思います。
まだまだ懲りずに、田んぼの草取りを続けています。
いつもは、草が大きくなって手を付けられなくなりますし、ブルーベリーの収穫に追われて強制終了となるのですが、今年は、大雪でブルーベリーの枝が折られ、いつもの5%程度の収穫量しかないため、まだ、田んぼに通っています。肥料をも使用しない田んぼの草は、肥料を使用した田んぼより生育が遅く、小さいので、そこを重点的に草取りしています。肥料を使用しない田んぼは、草の生育が遅いですが、稲の生育も遅く、他の田んぼとは明らかに状態が違います。果たして、この稲からお米をいただけるのだろうかと思いながらの草取りになります。肉体的にも精神的にも、かなり大変で、自分がやっていることに自問自答しながら、俺は馬鹿だ、馬鹿だと言い聞かせながら、せっせと田んぼの草取りをしています。ある意味、狂わないと出来ない仕事かもしれません。それでも、上手く育ってくれた稲の姿は素晴しく、お米も凄く綺麗なので、その姿、お米をまた見たくて、何とか続けています。



相変わらず、田んぼの草取りをしています。
今年は、ブルーベリーが壊滅的に減収なので、日中は、まだ田んぼに入っています。
それでもカシスは豊作なので、夜仕事の選別作業が大忙しです。

今年は、ブルーベリーの収穫量が少ないので、比較的ゆっくり出来るかなと思っていたのですが、連日の会議攻めに遭い、全く余裕が有りません。

お客様へのメールのご返信が遅れてしまうこともあり、大変ご迷惑をお掛けしております。

今週はひどい。今日火曜日から土曜日まで毎日会議等が入ってしまっています。
自治組織、社協、農協、視察等、何が何だか分らなくなります。
何とか逃げようと企んでいるのですが、中々逃げられません。

夜の会議に出てから、選別作業とかになるので、クラクラして来ます。

さて、田んぼに行くかな。腰と背中がバキバキです。
家電エコポイントがあるうちにと思い、昨年暮れに買ったデジタルテレビ。冷えなくなった冷蔵庫も買い替え、何だかんだと8万円ぐらいのエコポイントとなった。まー、そのうち申請するかと思いつつ、タラノメで忙しく、そのまま春の農作業に突入し、あっ、エコポイント申請しなきゃと思ってエコポントのホームページを見たら、5月末で受付が終わっていた。えーーー!まさかと思いつつ、何度見ても結果は同じ。
地デジのように、エコポイントの申請期間が終了します。お早めに申請して下さいとか言ってくれても良いのにと思いながら溜息・・・。

よし、エコポントは税金なんだから、この分がきっと被災地の支援に役に立つはずだ。と思って、支援金と交換したことにしました。ちゃんと役立てて下さいよ。頼みますよ本当に。

今日も懲りずに草取り。体がバキバキです。こっ腰が。
私が総理大臣やるから、菅さん田んぼの草取りしててくれないかな。

懲りずに、田んぼの草取りです。
田んぼの中では、ヤゴが脱皮を繰り返して大きく育ってきています。

脱皮したてのヤゴは透明で、凄く綺麗です。
外の皮を脱ぎ捨て、脱ぎ捨て大きくなり、最後の脱皮は羽化。いきなりヤゴからトンボになります。ホップ、ステップ、大ジャンプです。水中で生活していたのに、いきなり空に飛び立つんですよ。

いつもの年だと、7月10日頃から羽化が始まるのですが、今年は遅くなるかな。
やはり劇的な環境の変化は苦しいのか、梅雨の時期と羽化が重なります。
でも、雨の日の羽化は、羽化に失敗するトンボが多くなってしまいます。
もうちょっと、天気の良い日に羽化すれば良いのにと、いつも思うのです。

雨の降る日は、水中から地上に出るのが楽だけど、羽化に失敗し易い。
晴れの日は、水中から地上に出るのは大変かもしれない。でも、羽化は成功しやすい。

楽な道には気を付けろとトンボが教えてくれるのです。それとも、
楽な道でも、羽化に成功するトンボもいるので、上手くやれば、楽な道でも大丈夫とトンボが教えてくれるのです。かな。

一匹でも多く、元気に大空に飛び立って欲しいものです。

今年は、大雪の影響で、果実類の生育が遅れています。

おおよその収穫期は、次のとおりです。

ハスカップ   6月末~ ご予約のお受付を開始しました。
カシス     7月10日~
ブルーベリー 7月10日~

7月に入りましたら、ご予約のお受付を開始します。
是非、ご利用いただければ幸いです。

今は、とにかく田んぼの草取り。何が何でも田んぼの草取り。毎年、毎年、もっと良い方法は無いかと考えるのですが、やっぱり、コツコツ草取りです。今年は、稲の生育が良いので、幾分、やりがいがあります。昨年は、稲の生育が悪く、雑草も多かったので、今年は、まだ楽な方かな。あと、2週間は、ずっと田んぼの中。何とか稲の生育を邪魔しない程度に抑えたいものです。今の所、何とか管理出来ている範囲かな。
相変わらず、田んぼの雑草は強い。毎日田んぼの除草作業中です。毎年の毎ながら、抑えるのが難しい。今年は、竹ぼうきで田んぼ雑草を掃除する方法を試しています。竹ぼうきを利用した除草器具はありますが、竹ぼうきそのままを利用した除草方法は聞いたことが無いので、私のオリジナルかな?竹ぼうきを利用した除草器具も作りました。でも、どうも効果がもうちょっと。そこで、一休さん方式、レレレのおじさん除草大作戦に切り替えました。一休さん方式?一休さんが、大男と餅つきの対決をしました。大男は、臼と杵で餅をつきました。一休さんは、すりこ木で少しずつ餅をつきました。結果、一休さんの方が、良くつけた餅を作ることが出来たのです。そこから、小さなことをコツコツ積み重ねる方法を一休さん方式と、私は言っています。レレレのおじさんは、天才バカボンに出てくる何時も竹ぼうきで掃除をしているおじさんです。田んぼをコツコツ竹ぼうきで除草するので、一休さん方式、レレレのおじさん除草大作戦です。
本当にコツコツなので、中々先に進みません。株間の除草も出来るので、結構効果があると思うのですが、結果は如何に。
竹ぼうきで田んぼを掃除している人を見たことあります?珍百景に投稿出来るかな。
稲株の周辺を攪拌するので、稲の生育にも良いように思います。さて、結果は如何に。
只今、田植え中。
代掻きした翌日に田植えをして、雑草が生えるまでに稲を育てる作戦なので、代掻き→田植え、代掻き→田植えを繰り返してます。3回セットで終わるので、あと、1セットで終わりです。
今年は、比較的良い苗を育てることが出来たので、田植えが楽しい。良い苗を育てることが出来ないと、田植えが大変なんです。農薬や化学肥料に頼らない苗作りは、結構難しくて試行錯誤の連続。何とかそれなりの苗にはなって来ました。
田植えが終わると、直ぐに除草作業です。草が見えてしまうと負け。草が生えないように管理しなければならないので、田植え後直ぐの除草作業が重要になってきます。新作の除草機を試作したので、効果が楽しみです。




今年も、無事、生まれたようです。
昨日まで鳴き声がしませんでしたが、今日から鳥の鳴き声が聴こえます。

家の私の部屋の屋根裏に、毎年、鳥が巣を作ります。
きつつき?のような鳥なのですが、同じ鳥なんだろうか。それとも、ここから巣立った鳥が、代々私の屋根裏を産卵場所にしているのか、毎年、雛が誕生しています。

家の周辺の田んぼに水を入れたら、カエルの合唱も始まりました。

春の音は、本当に心地が良い。眠くなります。ねむ~。
我家の裏山の上に貝沼と言う沼があります。車でも行けますが、裏山の林を歩くと、10分ぐらいで沼に行けます。子供の頃からの遊び場です。春は、学校から帰ると、ほぼ毎日、沼に通っていました。ワカサギが産卵するために岸辺を回遊しますし、子供ワカサギも岸辺を木回遊するので、網で簡単に捕まえることが出来ました。捕まえるが楽しいし、晩御飯のおかずにもなって一石二鳥です。春は、沼から流された鮒や鯉が水路に居たりするので、思わぬ大物を網ですくう事も出来たのです。
沼の水は、田んぼにも使う水なので、沼の様子を見に行ったところ、水路に居る鮒を発見。家に帰って網を持って、また沼へ。20cmほどの鮒を5匹ゲットしました。でも、ワカサギの姿を見ることは出来ませんでした。ブラックバスを放流されてからワカサギが激減していましたので、もう絶滅してしまったのかも知れません。子供の頃の沼が懐かしいな~。
ちなみに私の住所にもなっている貝沼は、この沼の名前が由来です。大きなカラス貝がいるので、それが沼の名前になったのでしょう。いまでは、このカラス貝も余り見ることが出来ません。それが、私の田んぼの水路に居ました。そのまま放し飼いにしています。大きくなったかな。
今年の稲の苗の出来は、結構良い感じです。今は、2枚目の葉っぱが出てきたところ。これから、馬鹿苗が出てくるので、それがどの程度有るかです。馬鹿苗とは、馬鹿苗病菌に侵された苗で、正常な苗よりびよ~んと伸びてしまいます。お米を稔らせるところまで行けない苗なので、大きなロスが生じます。さて、今年はどうかな。

ようやく桜が満開となりました。春ですね~。
山々の木々も芽吹き始め、淡い緑と山桜、そして残雪の白。のほほ~んとした景色にのほほ~んとなります。

稲の葉は、一枚目の葉が出ています。



今年は、雪が多く、昨年より1週間遅れの種まきとなりました。おおよそ、1週間ぐらいで芽が出てくる予定です。毎年の事ながら、芽が出てくるまでは、芽が出てくれるのだろうかと心配してしまいます。今日も寒く、太陽が顔を出してくれません。温度管理に注意しながら、元気な芽が出て来てくれるよう見守って行きたいと思います。

ブルーベリー畑は、枝が折られ、悲惨な状況です。剪定作業をしながら、折れ曲がった支柱を直そうとして思いっきり引っ張ったら、根元から折れ、思いっきり自分の頭を殴ってしまいました。鉄パイプで、頭を殴ったら、やっぱり痛いです。しばらく起き上がれず、声も出ませんでした。とりあえず、たんこぶ程度で済んだようです。はー助かった。

大地震から1ヶ月。思った以上に復興の歩みが遅く、もどかしさを感じます。それだけ被害が大きいということもあるでしょうし、国などの対応のまずさがあるのかなとも思います。どうしても、それぞれのリーダーに気迫が感じられず、国の方向性が定まっていないのが残念です。果樹を剪定する時、その枝のリーダーを決めます。そのリーダーを中心として、枝を整理します。リーダーを決めないと、その樹の方向性が定まらず、樹が暴れます。良い枝だからと言って、リーダーの枝を2本にしても駄目です。どちらも駄目になります。絶対的なリーダーの枝を決めなければ、良い実は成りません。樹と国を一緒にすることは出来ないと思いますが、きちんと大きな方向を定め、「気」の流れを整えなければ、より大きな成果を出すことが出来ないのは同じかなと思います。

大地震で、すっかり忘れていましたが、こちらは大雪でした。雪が消えるに従い、雪害の大きさが見え始めてきました。ブルーベリーなどの樹は、かなり痛んでしまいました。収穫量は、大幅に減少しそうです。これまで被害を受けたことのない支柱も折れ曲がり、復旧作業も大変そうです。

稲の苗を育てる育苗ハウスの除雪作業をしているのですが、雪が多すぎて大変です。う~ん。どうしてくれようか。